アキヒロさんの映画レビュー・感想・評価

アキヒロ

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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.3

ラッセル・クロウの好演が見どころだけど、
それ以外は特筆するところはないように思ってしまう。
(『エクソシスト』とどうしても比べてしまう…)

夫を亡くしたジュリアはスペインの修道院を相続するが、
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異人たち(2023年製作の映画)

3.2

僕はゲイで、画面が美しく雰囲気たっぷりの映画でしたが、
期待していたより感動できませんでした。
むしろ悪い夢を見たような気分です。

まず、原作の映画『異人たちとの夏』の主人公をゲイに設定変更したこと
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からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

2.8

初めてこの作品見ました。

終始、高木さんと西片の甘酸っぱい小エピソードの連続で成り立っていて、
その最中は周りのモブたちの姿さえ消え、まさに「二人だけの空間」となる。

普通、ここまでイチャついてい
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.3

ミステリーと聞いていたので、
序盤にチェイスの死体が見つかってからは、
ほぼ僕の苦手なヒューマンドラマの部分にフィーチャーされて、好みに合わなかった。。。
原作者が高齢ということもあってか、テンポが悪
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.2

コカインでぶっ飛んだクマが人を襲い始める…という話で、
実話を元にしているらしい。

だけど、この映画の特筆すべき点はそれがピークで、
後はそこそこ出来のいいモンスターパニックという印象。
普通に怖く
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.1

悪くない映画だけど
「ハリウッドで作られる映画はどれも似たような内容になってしまう」という言葉を思い出した。
いわく出資会社を納得させるようなユニバーサルスタンダードのストーリーを書こうとするとバリエ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

思わず笑った!!
これはまさにハリウッド版ゴジラの顔を借りた
90年代の不良漫画(『魁!男塾』)!!!

極悪地底連合の猿山の大将スカーキング(茶髪でえぐいソリコミが入った不良)にやられたコング。
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.9

続編だしな…と思って見たら
想像以上によくできててビックリした。

まず序盤で施設から脱走して
失踪少女のふりをして見知らぬ家族に引き取られたエスター。
このあたりはまさに前作がエスターという謎の少女
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

面白い^^
だけど、高橋留美子先生はこの映画見て激怒したらしい…笑

そもそも「毎日同じことが繰り返されている」というのは、
『うる星やつら』の漫画批判、ひいては日本漫画批判に通じています。
原作の『
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.0

原作読んでいたので、
「デメテル号」の章が映画化されて嬉しかったです^^
ただちょっと冗長に感じました。

「ドラキュラ」は「竜(ドラゴン)の息子」という意味なので、だから積荷にドラゴンの紋章が付いて
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.1

死のピタゴラスイッチ。
ファイナルディスティネーションシリーズの第三弾。
好感なのが、『ディスティネーション』からほぼ同じことをやり続けているという。
相変わらず面白いけど欲を言うと、もうひとアイデア
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.3

終わらない週末と、終わりそうな終末。
おもしろすぎる!大好き!!!

禍々しい前兆が少しずつ起きていく描き方がとても丁寧で、
決定的な何かがあるわけじゃないのに恐ろしくて目が離せなくなる。
気付いたら
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.2

なかなか面白かった^^
始めはワンシチュエーションもので、状況の動かなさにイライラさせられたけど、ツイッターで犯人探しし始めたあたりから面白くなってきた!
まさにタイトルの「#」はそういったアイデア部
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

4.0

うわぁ、面白い〜!
ミリー・ボビー・ブラウン、非業のヒロインの役に似合うなぁ。
こういう不幸な目に合っても、どん底からのし上がる女の子大好き。

厳しい北の地に住む王国の娘であるエロディは、
富める王
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名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

2.6

う〜〜〜ん…
トリックや暗号の切れ味がいまいち…

鑑定士の犯人が、2枚目と5枚目の『ひまわり』を贋作って断言してたけど、その根拠なんやったん?
もう2回も鑑定されて、そのたびに本物と断定されているは
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ホステル(2005年製作の映画)

3.8

前半でため込んだものを、後半で一気に発散する爽快感。
何かイケナイくらいに気持ち良くなってしまう。
これぞ"感動ポルノ"ならぬ"復讐ポルノ"か。
嫌いじゃない!!!

アメリカからやってきた3人のバッ
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.4

2019年からアジア初・同性婚が可能となった台湾で、
赤い紙を拾うと「冥婚」させられるという台湾の奇習になぞらえ、ノンケの男とゲイが結婚させられるというコメディに描くというアイデアがいい。
笑えて、楽
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.2

面白い!
超高速移動できるスーパーヒーロー〈フラッシュ〉の話を、
過去改変SFに仕立てた傑作。

他のSF作品でも「超光速」を巻き起こすことでワープすることができるというSF設定があるのだが、本作では
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

めっちゃ面白い^^
そんな予算があるわけじゃないと思うけど、
ここまで面白くできるなんて、邦画の星。
ストーリーや伏線がとても丁寧に作られている。

上司がタイムループの原因と気付いてから、その根本が
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

う〜ん…

まず、良かった部分に関しては、
みんなも言ってる阿部サダヲの演技と、
比較的貧相になりやすい邦画での豪華でキレイな画づくり。
(監督が『狐狼の血』の人だから画づくりに対する美学感じる)
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.4

そこそこ面白かった。
ダールの短編が原作で、『ファンタスティックMr.FOX』から2作目。
あの可愛い絵作りと色合いが、ダールのいたずらっぽく毒の効いた世界観にマッチしていていい。
後、ウェス・アンダ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

2.8

前半1時間がタルすぎて…
久々にウトウト…
ここの評価高くてビックリした。

やっぱゴーストバスターズといえば、ダン・エイクロイドの軽妙なギャグとオチャメで下品なゴースト達。
でも、本作は主人公たちは
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

面白かった!

女性主人公が「バトル時に様々な職業になる」というのは、
実質これは『キューティーハニー』。
それにマルチバース要素を足したもの。
でも本作の到達する先は「世界線ガチャの失敗」という深刻
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.5

アンドリューは間違いなく高校の頃の俺。
思春期の心の不安定さと、それを超能力に変換させた表現がいい。

内容はほぼスティーヴン・キングの『キャリー』。
もしくは大友克洋の『童夢』や『AKIRA』。
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

好きすぎる!!

「この男を怒らせてみろ、滅ぶぞ」
というコピーも最高。

冒頭、金塊を発見した謎の老人。
それを背負って歩いている途中にナチス兵に金塊を奪われかけるが、老人は応戦して皆殺しにする。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

「俺はソロを吹くとき、ヘタでも世界一だと思って演ってる」

面白いのが演奏シーンの映像表現。
カメラワークがとにかく格好よかった。
俯瞰で撮ったり、ナメて撮ったり、超アップになったり縦横無尽で動く。
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8

見ているだけで凍え死にそうになる。
『火垂るの墓』と同じく
傑作かもしれないが、決して好きではない作品。

ウルグアイ空軍機がアンデス山脈に墜落。
生存者は必死に生きるために雪を食べてなんとか生き延び
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.3

まあまあ面白かった。まさに「隠キャの逆襲」。
このテーマなら乗れる。
「龍切(たつきり)村」とは「断切(たつきり)村」か。
まさに旅人を誘拐して村にとどまらせ、俗世との繋がりを"断ち切る"村という意味
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

2.5

原作小説を読了済みなんですが、こちらの映画版は……
終始スベリちらかしてて途中から変な汗出てきました。。。
原作は面白いんですけどねぇ。。。

元の小説は全四編ある短編集で、
その中で赤ずきんが探偵役
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.7

「政治は、流血を伴わぬ戦争である」

政治をコメディにするって着眼点がいい。
「仮想切腹」は笑ったし、永野芽郁のドア破壊キックw
現日本政治を皮肉るという役目も果たしている。

「埋蔵金」をうそぶいた
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.4

実際の事件をベースに面白い映画に仕上がってる。
惜しむべくは、捜査が行き詰まる中盤がやや退屈なのと、3時間は長く感じた。
あのダレる中盤をもう少し削れたんじゃないかと思う。

良かったのは序盤で、暗闇
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フウムーン(1980年製作の映画)

2.9

う〜ん、環境破壊抑止論映画。
手塚漫画を読んでるときは感じないんだけど、
内容が説教くさい。
ここまでやると映画というより、教材映像って感じに見えちゃう。

例えば、『もののけ姫』のサンや『風の谷〜』
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.9

「雨よ降れ降れ 笑顔の僕の上に」
雨(逆境)があっても、それを楽しんで切り抜ける人々の力強さ。
落ちこんだ時でも元気が出る作品。

1952年のミュージカル映画。
もちろんミュージカル部分もいいんだけ
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

ニコラス・ケイジの顔芸でワロタw
殺人着ぐるみたちもコワ可愛いし、とくに主張とかないおバカ映画だけど楽しくていい。
(※おバカ映画というのは、怪物たちに主人公が勝つ理由づけや伏線を、あえて作ってない映
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.2

「だから言っただろ。やめろと」

ニューヨーク中の殺し屋に狙われるが、次々に返り討ちにしていく後半は良かった(またもや鉛筆で…)
"悪魔を召喚してしまった"とウィストンに言わせたほどの鬼神っぷりは相変
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.1

面白かった〜!
最後のセリフにゾっとした!!

韓国の宮廷ミステリーなんですが、
王子が針治療中に体中の穴から血を流して死ぬ事件が起き、
その一部始終を盲目の新人鍼師が目撃してしまうという設定が最高。
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