真剣にバカなことをやるって素晴らしく面白い!
映像と音において様々な表現が練られた実験的な作品だった。
ユダヤ人収容者を一度も描くことはないが、24時間立ち昇り続ける焼却炉の煙を見ないわけにはいかない。
収容所の壁を隔てて営まれる贅沢なドイツ人家>>続きを読む
またすごい邦画に出会ってしまった。
プロボクサーであることを生活の中心に置く寡黙なケイコだが、彼女の素直な思いが書き綴られている日記には心動かされた。
耳が聴こえないケイコにマスクをしたまま大声で話し>>続きを読む
声変わりとともに少年が大人の階段を登る青春コメディ。
大阪が舞台っちゅうのがええねん。
エンドロールの紅の合唱版もええね。
酔っ払って家に帰って何気に観始めたら、止まらなくバカ面白い。大勢の大人がこんな映画を真面目に撮っているのを想像するだけでたまらなく面白い。
GWに録画溜めを少しずつ鑑賞。
’95年あたりはスタローンのデモリションマンやジャッジ・ドレッドなど近未来モノが全盛だったので、ちょっと印象が薄いかな。贅沢な俳優陣だけど。
それにしてもウィリアム・フ>>続きを読む
邦画ってこういうのに出会えるから面白い。
ヨーロッパ企画の「サマータイムマシン・ブルース」を彷彿とさせる不条理ドラマ。各キャラも個性があり、エンディングもジワッとくる。
ロザムンド・パイク推しなのに録画したままでGWにようやく鑑賞。
原題"Radioactive"の通りキュリー夫妻の功績を軸にそれが及ぼした大きな影響が挿入して描かれている。
広島の原爆投下の場面を観て>>続きを読む
パロディ歌手のパロディ半生記。
ベストヒットUSA時代の懐かしいナンバーが続々。
大林ワールド炸裂のオリジナルとは別物として観るべし。
親子関係のノスタルジーと孤独からの解放の二軸に、同性愛を織り込むのは賛否分かれるところかな。
スポ根でもアメリカンドリームでもない、権力者である父親に愛されるために身と心を削って闘い続ける息子たちの悲劇ドラマ。A24って凄いね。
出演者たちの役作りのための肉体改造が半端ない。あのザック・エフロ>>続きを読む
WOWOWのCMで気になって録画鑑賞。
前半は主人公が高齢者特有のちょっと面倒な存在だったが、バウンティフルに近づくに連れ帰郷を焦がれる純心さに触れることができる。
少し頼りなさ気な息子(ホーム・アロ>>続きを読む
'70年代の田舎町の雰囲気が良く、ラブリーボーン的なサイコミステリー。
何と言っても妹の存在が絶大。問題のある家庭環境だが、最後に兄妹は父親を受け入れたのだろうか。気になるところだ。
事前知識満載で観たが、C.ノーランらしい簡単には完全理解に至らない作品。何回か観直さなければならないだろうが、それに耐えうる映画だった。
公開が遅れた理由である原爆による無差別殺戮と被爆被害の描き方に>>続きを読む
映画館で観るのが間違いなし。完結編が待たれる。
’73年版とは異なりアクションを含めた娯楽性が強く、鑑賞後感は以外と爽快。
'73年版がまた観たくなった。
難しいテーマだなぁ、命の補償額なんて。
最近のマイケル・キートン傾向だと悪役なのかなと思いきや、「スポットライト 世紀のスクープ」の方だった。
時代背景や舞台設定は異なるが「キリング・フィールド」が思い出される。
色んな映画が下敷きになってるけど、純粋に楽しめた。韓国ってこういうの上手いね。
ダメだ、何も分からんまま179分が過ぎてしまった。
公式の解析サイトで少しは理解できるんかしら?
今や話題のA24スタジオ作品らしく、メジャー路線とは一味違うテイストが楽しめた。
「毛虫の終わりは蝶の始まり」ならばヤンの終わりは何をもたらすのか。
娘として父と闘い、女として男と闘い、黒人として社会と闘い自立に目覚める女性の、神と家族の愛を掴み取るミュージカル。
オール・ブラックキャストのパワフルかつ繊細な歌声に引き込まれるあっという間の141分>>続きを読む
おとぎ話のような、エロティック怪奇譚。原作が読みたくなる映画。
登場人物は誰もが個性的で憎めず、ウィレム・デフォーの存在感は忘れられない。
この映画を誰かと観るときは相手を選ぶことがおすすめ。
なんとも痛快。多少の脚色はあるんだろうけど、分かりやすい構図は観ていて楽しい。(株に関する知識はないけど)
ポール・ダノを支えるしっかりもののダイバージェント奥さまが、これまた頼もしい。
こういうニコラスは大好き。
この子役はすごいね。「炎の少女 チャーリー」よりもハマってる。
保安官も実はエエやつやん!
おかえりなさい、ジーナ・ガーションさん。還暦過ぎても美しさは相変わらずです。
美しい風景に小気味よい音楽と大人の恋のから騒ぎ。そして映画オタクにはたまらないクラシックシネマのオンパレード。クスッとくる>>続きを読む
ケイト・ブランシェットの初期作品で美しさと透明感を備えているのがよく分かる。この2年後にはエリザベスでアカデミー主演女優賞にノミネートされ世界的俳優の仲間入りし、現在に至っても存在感は増すばかりだ。
久しぶりに再鑑賞。
戦争と政権によって断たれる信頼と友情。
モンチョが幾つになってもグレゴリオ先生と過ごした日々を忘れないでいることを願う。
航空機事故の後日談。遺された遺族と事故を起こした当事者の運命が交錯する。
コラテラル・ダメージのようなテロリストへの復讐劇とは異なる、静かな怒りを溜めたシュワちゃんを救うことは誰もできない。
在庫が豊富とは言えない古書店の店主が貸し与える本を通して、あの少年は人生の楽しみを見つけてくれたかな?
謎の日記の筆者の人生に行方も気になるところ。
エンディングの曲はもう少し情緒的な方が良かったな。
古ぼけたアパートの一室で起きて歯を磨き、缶コーヒーを買って仕事に行き、仕事が終われば銭湯で汗を流して帰りに一杯やる。その繰り返し。休みの日は休みの日のルーティンがあり、主人公はその生活を楽しんでいるよ>>続きを読む
なぜフランスではなくハリウッド映画なのかはさておき、戴冠式シーンを歴史の目撃者として観た気分に浸れるだけでも価値ありでは?
戦争シーンは実写なのかCGなのか分からないが圧巻。サーベルによる白兵戦プラス>>続きを読む
ゴジラ70周年記念の正統派らしく伊福部テーマがふんだんに使用されており、満足感は満たされた。
本作が戦後日本を舞台に置いたことの意義は大きいと言える。現代を舞台にしたシン・ゴジラは災害と政治を軸に、世>>続きを読む
一つの嘘が嘘を呼び、大勢を巻き込んだ事態となり窮地に立たされる。
もしも自分ならと考えてしまう。