サミュエルさんの映画レビュー・感想・評価

サミュエル

サミュエル

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

北条司の大人気コミック「シティハンター」をネトフリの豊富な資金によって実写映画化

何せ冴羽リョウ(漢字が変換できない)を演じる鈴木亮平の絞りに絞った肉体美をさらけ出し、神谷明の声真似をしていたり、槇
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年作品の今作は、どんな願いも叶う王国ロサス。ここでは18歳になると自分の夢や願いを王に託し、王がその中から毎年一つだけを選び、叶えてくれるという、本当に一度>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

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アカデミー賞では作品賞、脚本賞にもノミネートされた、24年に渡る放置プレイもとい男女のすれ違い映画

鑑賞前は「NOT FOR ME」な案件だったし、監督も出ている役者も知らないため、思いッきりハード
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フラフラと生きているクリエヴァと、その幼い姪である天才数学少女との、「家族っていいな」家系ちょっといい話

「ギフテッド」という観点は目新しさはあるものの、はっきり言って話自体はベタベタお涙頂戴な話な
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.6

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スティーブン・キングの短編小説である「ザ・ボディ(死体)」を映画化した世界で一番有名な死体探し映画であり、世界で一番有名なゲロ映画でもある

少年4人が並んで線路を歩くシーンのエモさと、タイトルと同名
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

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声変わりに悩む合唱部の中学生と歌がうまくなりたいヤクザがイチャイチャするという、現実世界では絶対にありえないし、あったらヤバイ事案になるブロマンス以上BL未満の和山やまの同名原作漫画を「リンダリンダリ>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

3.7

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ビッグタイトルに実は見たことなかったのだが、この度、「オーメン:ザ・ファースト」の公開に合わせて視聴
6月6日午前6時に生まれた悪魔の子であるダミアンくんが三輪車で当たり屋のようにぶつかりにきて、グレ
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.0

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亡くなったロリ妹を生き返らせる願いを叶えるために、現実世界と時間の経過が異なるトンネルへと入る少年少女を描いたという、「何度目なんだ」と突っ込みたくなるほどのイザナキの黄泉の国、オルフェイスの冥府下り>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

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自分は中高時代に土曜の深夜に闘魂三銃士や獣神サンダーライガー、北斗晶の旦那や、現石川県知事がリング上でわちゃわちゃしているのボケーッとテレビで眺めていたくらいのプロレス弱者なので自分のフリッツ・フォン>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

3.7

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神のお告げを受けた双子の兄弟が聖書の一節を唱えながら、社会のダニどもを処刑したらかっこよくね?という、中二が授業中に考えたような、中二病の中二病による中二病のためのカルトアクションムービー

実質的な
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーランの最新作であり、第96回アカデミー賞では作品賞を含め7部門を受賞した物理学者オッペンハイマーのマンハッタン計画、戦後、冷戦期での赤狩りによる>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

メキシコの裕福な家庭での結婚パーティーから始まり、そこから暴徒と化した群衆が押し寄せ、殺戮と暴力の地獄絵図となり、軍隊に捕まってからの拉致・拷問、そしてラストは裕福だろうが貧しかろうが感情移入できるよ>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラブコメ漫画のお約束として、主人公が偶然の事故として、ヒロインのパンチラを目撃したり、ヒロインの胸の谷間に顔を埋めたりする「ラッキースケベ」が多々見られますが、この映画はそんなノリで、おっさん2人組に>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.7

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「タクシー・ドライバー」「ローリング・サンダー」などの脚本家で知られるポール・シュレイダーが監督・脚本の最新作

てっきり主役のオスカー・アイザックがギャンブラーとしてのし上がっていく話かと思いきや、
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.5

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金ローでやっていたので久々に鑑賞

よくよく考えてると、13歳の少女がタコ部屋にも劣る、衛生状態が劣悪なパン屋の屋根裏に住まわされ、低賃金で働かされているという「いなば食品」も真っ青な人権蹂躙も甚だし
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

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岡田将生と言えば、くっそイケメンの癖に、「告白」とか「悪人」とか「ドライブ・マイ・カー」とかサイコパス役ばかりやっている役者という印象ばかりなのだが、
そんな岡田将生が存分にサイコパスぷりを発揮し、ご
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ライアン・ゴズリングの「ドライヴ」やら、アンセル・エルゴートの「ベイビー・ドライバー」とかの、ヤバいブツを運ちゃんが運んだらヤバい組織に狙われたというジャンルモノ


ギャンブルで大損してしまい組織か
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市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

プロポーズした翌日に姿を消した市子
3年間一緒に暮らしていた恋人を探す長谷川
市子と関わりがあった人たちから話を聞くうちに、
実は市子が無戸籍の人間だとわかり……

と、無戸籍のためヒロインの杉咲花が
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

石塚真一原作の同名人気ジャズ漫画を長編アニメ映画化

一応、原作は読んでいたんだが、仙台を舞台にした高校生編はまるまるカットしたのは大胆なアレンジだなと思ったのと、アニメは漫画と違って音を付けないとい
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦末期のフィンランドを舞台にツルハシを持ったジジイがナチスを殺しまくる「舐めてた相手が不死身でした」痛快戦争バイオレンスムービー

どうしてもハリウッド製の第二次世界大戦映画とノルマンディ
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

目の前で不倫相手が事故死するのを目撃してしまったという出来事で80分引っ張る映画

ショッキングな出来事は冒頭の事故シーンのみであとは劇団門脇麦の演技見本市みたいな映画なのだが、染谷将太、黒木華、古舘
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーンが監督の「キングスマン」のユニバースと繋がっている「キングスマン」とはまた別のスパイ映画という、それ別に「キングスマン」でよくね?と思ってしまう作品

スパイ
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恋は光(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ウルトラジャンプ」に連載されていた秋★枝の同名コミックを実写映画化。原作は未読。

くっそイケメンの神尾楓珠君がくっそ面倒臭い性格の童貞メガネになっているという時点でファンタジーなラブコメなんだが、
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

FIFAランキング最下位のアメリカ領サモアのナショナル・チームがワールドカップ予選で念願のワンゴール、1勝をあげるまでという実話を基に「ジョジョ・ラビット」「ソー ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティテ>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どこからどう見てもエクソシストの神父というよりかバーの用心棒にしか見えないラッセル・クロウとラッセル・クロウと並ぶとあまりにもキャラが弱過ぎる普通の神父がバディを組んで悪魔祓いをするという、ホラー映画>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

正直 「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」とジャンルホラーのくせに気取っている感がするため(あと話が長い)、アリ・アスター作品は苦手な印象しかありませんでしたが、ホアキンが主役なのと「一度体験した>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アリ・アスター監督作の長編第二弾は、メンヘラ妹と両親を亡くしてメンヘラになったフローレンス・ピューが彼氏ら男友達と北欧にある白夜の村を訪れたら、現地の人とトラブったという失敗した「世界ウルルン滞在記」>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます


祖母を亡くしたばかり一家に次々と不幸が訪れるアリ・アスター長編デビュー作


車の運転中に娘が電柱に頭をぶつけて亡くしてから、「これで景気よく人が死ぬのかな?」と思いきや、そこからずっと精神が不安定
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今やタイムループものと言えば映画、漫画、アニメの一ジャンルと言ってもいいのだが、その元祖。
終わらない学園祭の前日が延々に繰り返されるという、
原作に全くないオリジナルストーリー(そもそもストーリーを
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラムハウス製作のホラー映画ということで鑑賞。原作がゲームはプレイしたことはないというか、ゲームが原作だとは知りませんでした。いくらなんでもおこちゃま向けのヌルイホラー描写に対しては、海原雄山の如く「>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

俳優としても活躍するブラッドリー・クーパー監督作第二弾は世界的指揮者・音楽家であるレナード・バーンシュタインとその妻フェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンシュタインの夫婦漫才な内容

バイセクシャ
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「チェーンソーマン」の藤本タツキ先生がやたらと褒めてた記憶があったのだが、アマプラで鑑賞

とりあえず、映画の冒頭から最後まで、グーパンで腹を殴りたくなるような生理的に人をイラつかせるサイコな笑顔を見
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

野田サトル原作の大ヒット同名マンガを山崎賢人主演で実写映画化。ちなみに自分は全巻購入するほどのファンでもある。

鑑賞前は「え〜!?主役が山崎賢人なんて『キングダム』と一緒じゃーん」とあまり期待はして
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女性たちがレイフ犯に対して(宗教上の理由により)赦すのか、この場から逃げるのか、それとも戦うのか、延々と「朝まで生テレビ!」のごとく討論を繰り広げるディスカッション映画

女性たちの服装や文字の読み書
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本家として知られ、「さよならの朝に約束の花をかざろう」で監督デビューを果たした岡田麿里の監督作品の第2作

自分は岡田麿里の「ヒロインにあ○ると名付
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

わたくし、プロレスラーと映画監督の引退宣言は真に受けない性分なのですが、
アリ・カウリスマキが引退宣言を撤回してまで作成した映画であり、自分自身にとっては人生初カウリスマキ映画

北欧のヘルシンキを舞
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