acaiiさんの映画レビュー・感想・評価

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トラペジウム(2024年製作の映画)

3.6

アニメという大衆性を意識すべきエンタメで、主人公を好きになることができないという難しい設定の物語だった。
それ自体はチャレンジであるが、

・話の進行のために、キャラクターに話させてる
・中盤まで冗長
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.3

表現
・ロングショット時のキャラクターの描き方面白い。単色で中の塗り込みありの円形でシルエット描いてる
・脚本秀逸(スイカの使い方、
・キャラクターが生きている
・リンダと母親がお互いにわがままで、け
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牯嶺街少年殺人事件(1991年製作の映画)

4.1

とある普通の少年が、時代や環境の影響で、徐々におかしくなり、殺人を犯す話。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.9

長期エンタメキャラIPものとして、完成度高い。主軸となるキャラクターに関連するキャラをこれでもかと投下し、圧倒的なテンポ感で話を展開。記憶に残る見せ場があるというよりは、有名役者のオンパレードショーの>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

メモ保存用
・宇宙を舞台に音楽するモチーフ良い。無音とのギャップ演出
・ミクロとマクロ 宇宙と風呂場を繋げる 風呂場本作で口笛をして音楽良いなとのび太が感じた場所 加えて、ちょう日常誰でも思い入れのあ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

毎日同じようなサイクル。質素で、けど日常を豊かに楽しむ役所小路演じる主人公。

変わらぬ毎日には、大事にしたい、かけがえのないものが多くあり、彼はそれを楽しんでいる。

もちろん、シンプルな習慣の中に
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.1

良かった。
快活な子供たちの視点から、戦争に向かう戦前の日本を、丁寧に描く姿は、世界全体で争いが絶えない2023年の今にも刺さる内容。
セリフでなく、映像で時代の残酷さを語る演出は、力強かった。
あと
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.9

全カット静止画。
第三次世界大戦後の世界で、エネルギーを獲得するため時空を越える被験者に主人公はなる。SF設定だが、ロマンス主体なので、話が見やすい。静止画だけだが、写している雰囲気・時代感が、白黒の
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.9

しっかりとした作画でキャラクターが動き、版画っぽいおしゃれな背景で映像ルックとして楽しめる作品。
とはいえ、脚本がセリフ含め弱かった…。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

大衆エンタメ映画。
役者の芝居が生かされてない映画でかなしい…。美麗なCGはゴジラという造形が好きな人には好まれるかも。

映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

複数シリーズのプリキュアたちが流れるように登場し少しビビってしまう冒頭。物語の展開と締め方が非常に難しそうと、思案していた最初の感想とは打って変わって、圧巻の物語・エンタメ力でした。

プリキュアは日
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.0

岡田麿里監督第二作。

閉塞感ある思春期の感情に共感を与える、ここ20年定番の形である時間が進まない世界の中におけるセカイ系。

ここに現代日本社会の停滞・沈降が本作の世界観に類稀なる感情移入をもたら
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.8

最新作を観るために観てなかった劇場版を視聴。

作業しながらの視聴で没入できなかったとはいえ、物語は駆け足気味で少々キャラの感情についていけない印象。

ただ他の方のレビューを見ていると、主人公の初恋
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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023年製作の映画)

4.0

SFかつラブコメが題材の作品だが、本作は不登校の女の子が受験という問題を通じて自身のアイデンティティと向き合う話。

個人的には社会性を帯びたリアルな課題を調理している作品ということで、非常に好きなエ
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

「物事の見え方は人によって違う」という観点を巧みに構成に入れ込むことでエンタメとして鑑賞者を引き込んだ後、「怪物」というタイトルに表される青少年のアイデンティティの葛藤というテーマを巧みに描き切る、是>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.3

怪物をみるに先立ち、是枝さんの初期の傑作を見ようと鑑賞。

現代社会に少なからず存在する育児放棄を題材とした作品。若き演技が映える柳楽くんを筆頭とする子役たちに対して、しっかりと丁寧にショットを重ねる
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンでのどんでん返しは圧巻の秀逸サスペンス。

船舶で起きたとある事件を
生き残った容疑者の証言と警部の捜査で明らかにしていく話。
容疑者の証言がうまく虚構となっており、刑事だけでなく見てるこ
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.9

サイコパス新作劇場版。
最初の入り、船内での狡噛と敵組織との戦いはアクションのダイナミックさを中心に映画に耐える映像となっており、しっかりと映画への入り口として機能していた。
最後の朱ちゃんの行動も最
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.2

うーん、話が面白くなかった。
久方ぶりのアニメ化で、一般層に広く届けるストーリーラインにしてるのはわかるのだけど、ドキドキを全く感じなかった(もう少しなんとかならなかったのかな…)

ただ、要素要素で
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

活力もなく日々淡々と仕事をこなすロンドン市役所課長の主人公が、余命宣告を期に自身の生き方を改める話。

明日も頑張ろうという生きる活力を与えてくれるようなハートフルな映画。

冒頭近辺のシーンで主人公
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

グリッドマン、ダイナゼノン視聴者への素晴らしきファンムービー。日本の有する稀有な円谷IP×現代のオタク題材「美少女アニメ」×現代エンタメの流行「マルチバース」を精密に練られた設計で物語に起こしている。>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰もが各々のかたちで”救い”を求めている。

超肥満で動くこともままならず、死が目の前を歩いているそんな男チャーリーが主人公。
ラストを除く作中の99%のシーンは鬱屈とした空気に覆われており、
視聴後
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.1

魔法のアイテムと姫(ここでは娘)の救出というモチーフが中心にある王道冒険譚。
主人公のおじさんや魔法使いのサイモンなどみな人間臭ささを感じ、しっかりと共感できるキャラクターたちだった。
中世の世界観の
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

今年も空を駆けるコナン。
本作では安室さんでなく、蘭が飛びましたね。

灰原にフォーカスした映画であったこともあり、
(必然的に)黒の組織やFBI、ICPO、警視庁など
さまざまな組織と属するキャラク
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.8

醜い争いのない、優しき優秀な人間を目指す管理型社会システムに支配された土地を題材に個性をテーマに描かれた作品。
のび太というドジで、間抜けで、勉強もできず、スポーツもできずという逆に言わせれば個性の塊
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

キッズ向けだが大人の視聴に耐えうるテーマと映像の良作。
アクションはスパイダーバース以降の少しコマ落とし、手書き風の画面で、進撃の立体起動かよ!ってつっこみたくなる程のアクションは魅力。
あとテーマも
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

序盤サスペンス風ホラーだが、徐々にSFみが増してくる作品。
考察レビューを読まないと、作品のテーマを理解できなかったけど、テーマを理解すると、話の展開がその筋の上で展開していたことがよくわかる良作。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

黒人差別という社会性を有したホラーサスペンス。伏線の妙が冴えわたるが、個人的にはホラーをあまり観ないということもあり、召使の黒人達の表情芝居やシーンに合わせた音楽などが効果的に不気味さを出しているのが>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

ファンムービー色が強く、ドラマの進行についていけませんでした…。浜辺美波は圧倒的にかわいい。