besucherさんの映画レビュー・感想・評価

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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.4

“お前の問題は人間を理解していないことだ”と言われるけれど、1番人間の本質を理解してるのはルーだと映画を通して思う

撮る、撮られる、観る、観られるという関係が逆転していく構成が凄く上手いし、その構造
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.1

やけに悠長なところとあまりにも説明不足で先に進んでいく、独特なリズム感は結構好み

最後の幕引きだけでも評価ドカンと上がる、超カッコいい

世界の真理にいち早く気づいているのは教会で、支配的なメッセー
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.4

どこを切り取ってもバチバチにキマってるショットばっかり

誰がいつどうなるかが全く予想ができないままま、淡々と進んでいくから長さの割に全く飽きさせないで引き込んでいくし、『スカーフェイス』の時もそうだ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.6

生命倫理の話を物語の最序盤と中盤にいれることで、ずーっとパニックホラーみたいにはならないでメリハリをつけながら映画の根幹のテーマを説明してくれるのでとても観やすかった

音楽の使い所も、インディジョー
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ファンボーイズ(2008年製作の映画)

3.9

おバカなオトコたちの珍道中、ってあんまり好みのジャンルではなかったけれども、たまたまそういう精神状態だったのか結構楽しめた。

最初はなんとなく、スターウォーズをダシにして…って怪訝に観てたけど段々、
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野いちご(1957年製作の映画)

4.1

ふとした時に、自分の過去に苦しめられてどうしようもないくらい辛い気持ちになることがよくあるし、他者に指摘されてはじめて自分の信じてたものが突き崩されていくような感覚が、映像として綺麗に表現されてて感動>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.1

コメディ、SF、スリラー等々、色々なジャンルをクロスオーバーしながら進んでいくことにビックリしながら、複雑なテーマを上手く絡めてまとめあげる構成がすごい

他者の中に入ってしまっても、本来の自己を客観
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.9

今、キャラクターが何のために何をしていて何処にいるのか、が凄く分かりやすくてとても観やすい

ホラー映画かと見紛うほどに、沢山の叫び声が映画の中で聞けて楽しい
猿の脳みそのアイスがよくネタにされてるけ
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.5

年齢的なことと、自分の不勉強な部分と、教科書的な知識はあってもイマイチベトナム戦争がもたらしたものにピンときていない中で、この映画で描かれている狂気はかなり衝撃的。

『タクシードライバー』、『ジェイ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.2

展開を知らなかったのであまりにも衝撃
面白すぎたけど、ほろ酔いで観たからかもな…とも思いながら

タランティーノの映画は、つまらなくはないけど自分は何となく乗り切れないな…と思ってたから、今回ので何と
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激突!(1971年製作の映画)

3.8

ランドリーのシークエンス、洗濯機のドアガラスの中に主人公が映るところが、丸の中に押し込められて逃げられない雰囲気が出ていてかっこいい

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スライドが見にくいから、人間を入れた引きのショットじゃなくてスライド全体を映してくれないかな…と思ってたら、即座に全体が映り次の瞬間にはスライド自体が省略される、という一連の流れで、なんか見事に掌の上>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

すごく頭のキレる、映画を撮るのがすごく上手な人が作った映画なんだな、というのが1番最初に受ける印象で、ジョーダンピールの『ゲットアウト』を観た後に感覚は近いかも。

画面構成、小道具等々、細部にこだわ
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