mogさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

mog

mog

映画(769)
ドラマ(1)
アニメ(0)

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.6

90年代青春ドラマの佳作。とても良い。安心・安定の演出たっぷり。もちろんこの手の映画の例に漏れず主演のケイト・ハドソンの魅力に負うところがかなり大きい映画だけど脇役もみんな良い味。ケイト・ハドソンは1>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.5

しょーもないB級の皮をかぶって実はシリアスな力作なんじゃないかと思わせといてやっぱりB級だった。良いB級。めっちゃ楽しめる。

枠でコメディ作って遊んでおいてメインはシリアスってのはキャビンとかに典型
>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

4.0

スタイリッシュな現代の戯曲。この場面の作り方展開のさせ方はスラムドッグ・ミリオネアと実はそっくりだと感じた。アーロン・ソーキンの脚本はそれに見事にハマってる。独特のトリップ感があってそれが主題と上手に>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん。そうじゃない。そうじゃないんだよなあ。

オチを用意するのもいいしメッセージ性があるのもいいんだけどさ。

レデイプレイヤーワンのメッセージが響くのはスピルバーグが言うからだよね。

音楽も5
>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

中盤までは普通のジュブナイルファンタジーと見せかけて途中から2001年宇宙の旅になるとも言えるし、浦沢直樹みたいに謎の解決にカタルシスを求めちゃいけない思わせぶりな序盤の謎の提示が魅力的な作品だとも言>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

久々に見たけどこれ好きだなあ。実にバカ。スラング多すぎで何言ってんのかわからんとこも多いけどやっぱりセリフの面白さだよね。まじウケる。ウォルター役のジョン・グッドマンまじで最高。 This is no>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.3

おしゃれな小品。昔は良かったなんて言うけれど。
ゼルダとフィッツジェラルドなんて見た目そっくり。へミングウェイもきっとあんな感じだったんだろうと思わせられる。ダリにはやや悪意を感じないでもないけ笑える
>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

日本の公立高校版ゴドーを待ちながら。原作も読んでなかったんだけどこんな話なんだ。いやこれは面白い。神木隆之介もさすがの演技だけど松岡茉優にびっくり。普通にムカつく。こんなに凄いとは。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

3.6

名作の筆運び。ザ・ロビン・ウィリアムズってイメージのキャラだけど、実はロビン・ウィリアムズってもっと影のある深みのあるキャラやらせた時に真の魅力が出る気もする。

マイ・ライフ、マイ・ファミリー(2007年製作の映画)

3.5

ローラ・リニーとフィリップ・シーモア・ホフマンの兄妹関係がリアルでシビア。それぞれの恋愛関係はなんかリアリティ感じなかったけど。
最後の取ってつけたような前向きさも観てる時はあんまりピンと来なかったけ
>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.5

冒頭の拷問シーンからアメリカ側の理を説かれてるようで微妙な違和感を拭えず。でも映画としては緊迫感のあるよい映画だとも思う。ジェシカ・チャスティン魅力的。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.6

あんまりwell madeな映画って好きじゃなくて歪さみたいなのが感じられる方が好みだけどこれはなんとも言えないなあ。好きだけどなあ。

安藤さくらってこの頃からすでにすごいわ。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わからん。

ノーランてもともと必要な描写が足りなくてシーンのつながりがわかりにくいところが多いし今作もその傾向はある(意図的にそうしてるだろうところと意図せずにわかりにくくなってるところが混在してる
>>続きを読む

父の祈りを(1993年製作の映画)

3.5

題材が重い。役者が素晴らしい。脚本の出来は甘い。作品の出来は普通。けど観る価値はすごくある。
こういう権力の不正を糾弾するのは映画の大きな役割だと思うから、ダニエル・デイ=ルイスがこの映画を主演したこ
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ダニー・ボイル映画と思って観たらリチャード・カーティス映画だった。あんまり細かいこと気にすると楽しめないぞ!エドシーラン頑張ってたからOK。リリー・ジェームスがめっちゃキュート。楽しかった!

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

ホラーって緊張と緩和だと思うけどもうずっと緊張。不穏の連続で疲れる。途中でミステリ要素入ってきてちょっとだれてきたかと思ったらところがどっこいそこから急展開だった。好きだわアリ・アスター。まず単純に怖>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.7

自分のすることを愛せ。小さい頃映写室を愛したように。

俺のようになるな。この街を出て行け。

人生はお前が見た映画ではない。ローマに戻れ。

ずっと保管してくれてたフィルム。

すごい感傷的な気持ち
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

文化人類学的アーティスティックホラーと見せかけてこれは前衛的コメディだわ。クライマックスはまじで笑ける。

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.3

白骨街道?演技は良かったけど。
「後日、つまり事件当日」ってキムタクのセリフ、あれ明らかに言い間違えて、言い間違えちゃったって空気出てるのになんであのまま使うんだろうか。ドラマじゃないんだからちゃんと
>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.5

とても面白かった。終始メタ的な読解を強いられるからそういうのが好きな人はかなり楽しめると思う。ミュージカルのシーンが微妙に解釈しきれなかったけど、それ以外は過不足のない絶妙なヒントの出し方。ごちゃごち>>続きを読む

マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.3

セオリーオブエブリシングのエディ・レッドメイン、レナードの朝のロバート・デニーロ、この映画のダニエル・デイ=ルイス、この辺りはもう神がかりですよね。アイアムサムののショーンペン とかレインマンのダステ>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.4

これ40年前の映画って信じられないなぁ。恐ろしいほどよく出来てる。特にノーカットのスタンダップ。聞いて欲しいってずーっと言ってたテープの中身が自分の不幸な生い立ちだって明かしながらそれがきちんとコメデ>>続きを読む

マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.5

グザヴィエ・ドラン作品鑑賞2作目。19歳のデビュー作にして監督・脚本・主演とのこと。まじか。主演か。あいつグザヴィエ・ドランなのか。すげー。主演のところに1番驚いた。マミーの後に見ると、彼の中で重要な>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.3

切ない。劇的な再開ではなく温度の低いぎこちないところから始まって探り探りの会話そこから短い時間の中であそこまで本音をさらけ出しあって、、、。最後の弾き語りが切ない。あり得たかもしれない未来ってほんと切>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.7

何気なく観たけどとても面白かった。オールスター豪華俳優陣だけどキャスティングは絶妙。みんなハマってる。特に二階堂ふみの意識高い系ウザ女子は見事。こんなところで偉そうに批評を書いてる自分にも刺さるね。お>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.9

アイヒマン裁判の傍聴してニューヨーカーに乗せた記事がバッシングに会うあたりの映画。

最後にハイデガーの弟子とはもう付き合えないって詰られるところは切ない。

ハイデガーの初期のナチズム礼賛は明らかに
>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.2

まいったね。

ずーっと気になってたけど見てなかったグザヴィエ・ドランこれが初観賞。いや〜見てる人間を揺さぶってくる。この出口のなさ。こんなのどうしようもない。誰も悪くない。人生って難しい。でも不思議
>>続きを読む

君がいた夏(1988年製作の映画)

2.9

ジョディ・フォスターがセダクティブ。だがそれだけ。

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.0

ダニーボイルの原点を観てみようということで鑑賞。序盤の見せ方とかやっぱり非凡だなぁと思う。けどシナリオがいまいち。途中ちょっと寝てもうた。

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

あこれ観てたわ。ヒロインのリリー・コリンズがスーパーキュートなやつ。ポップで切ないグッドムービー。

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.9

リチャード・リンクレイターはやっぱり天才だなあと思う。ディックの映像化としてベストを挙げろって言われたらこれな気がする。面白いかどうかじゃなくてディックをディックのまま映像化してるって意味でこれはすご>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.5

これも一つの教科書になりうるような良くできた映画。これはこれですごくいいけど、例えばプラダを着た悪魔と比べたら少しぬるいかないろいろ。ホテルで悩み相談の後テレビを観ない?ってちょい違和感。そういう演出>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

3.8

良い映画。古き良きユーモアに溢れてる。今みると非常に教育的な映画だなあと。

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.6

脚本が酷い。感覚が古い。マーヴェルワーストかも。
トム・ハーディはキュートだけどそれだけ。