Aさんの映画レビュー・感想・評価

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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

opの音のみのシーンからの虫の声、森のさざめきが聞こえてきて、家族のピクニックシーンからはじまる。何か不穏な雰囲気と、子供達の髪は豊かに手入れされて女の子はリボンまでつけていて、身なりからして相当裕福>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

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いつまでも永遠にガールズカルチャーの先駆者であり続けるソフィアムービー。今回も映像、色合い、忠実に再現しながらも、よりガーリーで魅力的にソフィアのフィルターで再解釈された衣装、インテリア…全てが美しく>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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아마 내 인생영화…
이별길에서 어느 선택을 해서도 이번 인생속에서는 "인연"이 아니였다고 서로에게 타이르고 있었던 것이 싫어엉….. 확실하게 둘이 "인연"이 였는데…;;;
그런
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

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人間、資本主義の濃縮。多分すぐには何にも変わらないんだろうと思ってしまうけれど、ゆっくり時間をかけて唱え続けて次世代に託していくしかないんだな。
とにかくメサイアって自己犠牲とイコールで存在し得るもの
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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人物描写の描き方、機微がすごい。
まず序盤の時点で、仏語と英語混じりの母親、弱視なんだな、と直感で感じさせられる蛇口を探る手の動きにフォーカスされて描かれる息子、そしてその息子はフランス語を話す。もし
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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うわーーー1より好き…!!IMAXで鑑賞して大正解!!息遣い、地響きまで、より世界観をダイレクトに感じられて最高だった!
ファルコルネンのグレートーンのイカれ決闘バースデーパーティーシーン、特に堪らん
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霧の淵(2023年製作の映画)

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余韻
ガラスの歪み
吉野建 庭が二階に
山に沿って生活が成り立つ
フィルム幅で時代背景を
家族の心の歪み
将来について
籠の中の鳥
音楽の息づかい
呼吸に合わせて流れる
細い流れがつながって大きな道に
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

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息子から父への感情、愛しさ余って憎さ百倍すぎる。
親和性のある、家族愛とかいう大義名分で善悪のコントロールを狂わせていく息子…完全に"悪"なのに、愛してるからだよ!とか言って父親の心を侵食し支配してい
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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寓意的な表現と現実的な表現の境界線の曖昧さで、見ているこちらの認知がぐちゃぐちゃにされるような感じ…まるでボーの感じる恐ろしさや精神的体験を追体験させられているよう。3時間弱、その世界に浸り続けるの、>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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慎ましい暮らし、些細な日常の中から美しさを見出す、日本の"風情"。
木漏れ日のその瞬間の重なりに思いを馳せ、優しいきもちで日々自然の営み、生活の全てを愛しむ気持ち、そんな豊かな体験を、現代の人はもうす
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

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むり。愛しい。my愛しの鯛、見せ場多すぎ(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᴗ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)♡
もうほんと、ディズニーはみんなの夢。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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あまりにもしたたかな策士。なんか男女の権力が反対であるような設定で、子供と死別して傷ついた王女の心の拠り所である幼馴染と育んでいる同性愛。いつだって性欲は権力問題に内在しているなあ。その1番の秘密を握>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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めっっっちゃよかった、めっちゃおもろい、、、
もちろん衣装もセットもプロップも、全てがweiredな美しさで眼福。
セットについては、ガウディ建築の自然からオマージュされた曲線美のような(特にカサバト
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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子育てにおいて母は偉大だけど、それは向き合うことから逃げられないと知っているから。男(親)が感じる悩みも、答えがないということもおんなじなのに、なぜか、逃げたり向き合う努力を強いられずに済む選択肢を、>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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道徳映画。みんな被害者で、みんな身勝手で、みていてとてもしんどい。
文盲の女たち、男たちからの家畜以下のような無下な扱い、縋れるはずの宗教ですら、縛りになって苦しむなんて、もう救いがなさすぎる。正しい
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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北欧映画らしい鬱屈とした雰囲気がずっと漂ってる。
言葉少なだけど、心情が曲の歌詞で表現されているの、なかなか洒落てたな。
2人とも基本無表情だけど、2人の心が通じ合った時に笑顔が見えるの、枯れ切ったよ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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やっっと観れた。ホラー好きを自覚しているわりには、聖書や神話を知らなすぎるのは楽しみを半減させてしまってるなあと、教養のなさを噛み締める気持ち。
有名な作品は、本筋だけじゃなくてやっぱりビジュアル(イ
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Saltburn(2023年製作の映画)

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パーティー後、惨事の庭のシーンがもうヒエロニムス・ボスの快楽の園を彷彿とさせ、不気味さと共に美しくてまさにネーデルラント絵画的な美の雰囲気を纏ってた。
所有欲と自己顕示欲が絡まり合い、捩れ切った悪魔の
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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世界が飢餓的状態になれば皆そういう格差社会はフラットになるんだよ、みたいなこと言ってたけど、結局は階級での民度が露呈するってオチなんだろうか。
(最後の高級住宅のコミュニティは元そこに住んでた人たちで
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

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相手に本心伝えられない関係って不健康だから短命になってしまうけど、伝えられない方も"被害者"というよりかはわりと"加害者的悪"の側面があるんじゃないの?ってモヤモヤするな。
本体すらAIに取って代わら
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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talk to me(降霊)したらトリップ的感覚でラリれるらしい。パーティーでハッパをやるみたいに、みんなで呪物を回しては飛び、回しては飛び、、、。
主人公の女が身内の不幸をダシに友達に甘えたり、我が
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

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流石ティムバートンな色彩、美的感覚の鋭敏さ。感情描写が各キャラクターの愛らしさを引き立てていてすき。人は中身で勝負だし、こんなメルヘンなテーマや世界観で、マジョリティの卑劣さとか1番人間らしい(嫌なと>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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Timmyありきと言っても過言じゃない、歌い踊るファンタジーな世界観でTimmyを存分に楽しめるしあわせ!ハマり役すぎる。
Wonkaと言えば、ティムバートンの作風のイメージが強すぎて、(見るまで別物
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パプリカ(2006年製作の映画)

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作画と世界観の香りはアキラっぽいし、世界観の構築はジブリっぽい。悪夢の大行列は平成狸合戦ぽんぽこの妖怪大作戦を彷彿とさせたし、理事長のいる温室はサリマン先生の温室を彷彿とさせたし、最後のパプリカが子供>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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不死身すぎたジョンウィック、最後はフランダースの犬的なラストだった。
憎しみは連鎖するね。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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前売りを2枚買っておいたので、2回鑑賞。
台本があって、舞台があって、役者がいて。と、セットの階層のように映画を組み立てているから、終焉もわかっている人が作っているという構成だという点で、やっぱり2回
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

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生類憐みの令inニューヨークマフィア編、全殺し。
キアヌの年齢不詳なアクション極まれり。
ごりごりアクションのラスボスステージが、ネオトーキョー的な世界観で、その構築が独特だなーって注意力が散漫で困る
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バービー(2023年製作の映画)

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結構funny系かなって気楽に観に行ったら、内容もしっかり詰まってて結構人生で上位に食い込む映画だった。
ありえないフィクションでありながら、ここまで齟齬を感じず説得力を持って嫌味ったらしくない仕上が
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

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キャラクターのバランスがめっちゃ良い。韓国映画に求めてるバイオレンスさが効ききっていて久々に痛点にブッ刺さるヒット。目を背けたくなるようなハラハラ感が完璧だった。
遺体が綺麗すぎてこれは生きてるやん、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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宮﨑駿の、この世に、次の時代をつくっていかなければいけない人間たちに伝承、遺していきたい想いが詰まっていた。
表現の端々から、振り落としたっていい。というある種の吹っ切れがあった。寄り添いより、表現す
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

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こんなん場地フィーバー映画やん…と、惹かれるほど複雑なきもち。
顔面つよつよキャスティングで眼福映画やけど、流石に年齢は無理あるかあ、、、でちょっと現実に引き戻されがち。姿勢が猫背っぽいの弱そうで気に
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怪物(2023年製作の映画)

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物事って本当に多角的な視点から、それぞれの正があるなあって。
テーマは、"愛"かな。親子愛と、すれ違う男女愛と、友情と、初恋と。同性愛も、道徳なんかじゃなく、生活の中に自然にある感情で恋愛で、スッと当
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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アリエルが陸の世界に憧れたように、幼少期の私は、海の底の世界には、こんなカラフルで美しく音楽に溢れた、楽しい世界があるんだ!と目を輝かせ憧れていた。陸の宮殿には、煌びやかで海沿いのお城だからシェルの装>>続きを読む

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