Youn9500さんの映画レビュー・感想・評価

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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

4.2

ベルジェの語りで進行していくドキュメンタリー。
いや、ドキュメンタリーもおまけ程度なのかもしれないな.
イヴに対するベルジェの愛と決別の告白といったところか。

サンローランを題材にしたものの中では一
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.9

セリフは字幕がないとかなり聞きづらく、最後まで見てもらえないと、この作品のなんたるかがわからないため、簡単にはおすすめできないなと思いました。

とはいえ、昔の映画特有の間の長さが、テーマや背景の重さ
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シラノ(2021年製作の映画)

4.4

幾度となく作品化された戯曲。

ミュージカルには苦手意識がありましたが、(事前情報で身構えていたため?)演劇に近く、見やすかったです。
映画技術で舞台表現や舞台装置、演出を補完しているようにみえたのも
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.4

見終わってみると、たまたま要素の一つとしてラブドールがあっただけで、ときにすれ違う、純愛のストーリー。

もし自分だったら、こんな夫婦関係と仕事の両立(作品を量販するところまで)は出来るのかなあ…と考
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

突発に難聴になった若者を取り巻くラブストーリーかな…?
もしくは再起してライブの成功??などと思いつつ見始めましたが、ちょっと予想と違かった(良い意味で)。
静かなる怒りのような映画。

中〜後半あた
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ステップ(2020年製作の映画)

3.9

家族のあり方についてそういう考えもあるのか…と考えされられました。

またストーリーが進んでいく区切りとして高架?を渡るシーンが度々差し込まれるのですが、それが目まぐるしさや、苦悩だったりを演出してい
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

2.3

GUCCI史実を参考にした、フィクションドラマとして見たほうがいいかも。

キャスティングや映像にまつわるモノ、音楽など良いです。

彼女が「刑務所の勝利の住民」と言われた豪奢な生活をした部分や、彼女
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.3

人によっては見てて辛いシーンもあるかもしれません。

冒頭のドレスや、中盤以降のエナメルコートなど洋服類を見てて楽しかったです。
アクセサリーや足元に注目出来ていなかったので、また見ても良いかな。
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3

ゴールデンサークルは1作目が良かった分、期待値が上がってしまっており(オレンジのスーツがキック・アスを思い出してしまったこと、キャストの若返り化?好きになれず…)、今作はどうなるかな…と思いましたが、>>続きを読む

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.3

ちょっとキャラがグロめ。
悲壮感のある独自解釈的はダークファンタジーを求めて、予備知識なしにとびこんだのですが、ヤン・シュヴァンクマイエルものよりは、だいぶ見た目も内容もライトですし、パンズラビリンス
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.9

今年の映画の中では割と楽しめた部類です。
ちなみに本作、シリーズ初見者は見ても意味の分からなさや、物足りなさを感じるので注意。

演出やストーリーなど2〜3作目までは、あまり進化していないように感じて
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.3

リドリー・スコットが監督ということで、どこか女性のタフさを描くイメージだよなあ…(勝手なイメージです)。
あと、史実がベースということでどのように、ヒロインのジョディ・カマーがフォーカスされるのかな…
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.9

カイル・ガルナーの演じるダメ男が絶妙にキュートさに溢れてるのと、エミリー・スケッグスの終始オタクなのに、ちょっと可愛くなっていくところとか演者の魅力があふれてます。

「この終わってる町を捨てて出てい
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コピーキャット(1995年製作の映画)

3.2

シガニーウィーバーの『エイリアン』で演じたタフネスな女性のイメージが、自分の中に思った以上に強く残ってしまっていたせいで、作品に入り込むまでだいぶ違和感ありました。
(とはいえ今作も、まあまあタフさは
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.5

始まってすぐ、ダウン症のザックが、クレバーなおじいちゃんおばあちゃんの協力をうけ、養護施設からの脱走を試みる展開から始まるのですが、最初から面白い印象しかないです。
テンポが良いだけではなく、ザックが
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.0

美術館で座ってみるムービーをやや豪華にした雰囲気でしょうか。
コレクションのシーンもたくさん出てるので臨場感という味付けがほしいなら映画館で見るとなおよいかなとおもいます。
内容は、マルジェラざっくり
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ホワイトシャーク(2018年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

【!】ツッコミどころ満載なチープなサメ映画をみたい場合であれば★スコアが上昇します【!】

バズりたい一心、若さたぎらせた男女グループが、進入禁止の保護区域で撮影を行う(その時点で炎上案件と気付けない
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.0

完璧な世界だったら、犯罪も無いし優しい(つまらない)世界であるという、ブラックな名付けなのでは…。
序盤で、「神様の教えをまもれば天国に行けるのよ」というセリフと少年の行動、そしてタイトルとの対比がな
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.6

この映画はほんの少し見る人を選びます。
・社会や家族、組織との溝を感じている人
・取り返しのつかない過去に長く悩んでいる人
・人生についてややこしく考えてしまう性分の人
・酒を飲んだことがある人(家に
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.3

姿の見えない犯人と主人公との心理戦とか、あのクライマックスの後に悩まされてダークサイドに落ちるところまで行ったらめちゃめちゃ好きになりそうな可能性を秘めてます。

主人公の能力が発揮される瞬間が、演出
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

まず見終わってダニー・ボイルってこんな風合いのも作るんだなって思いました。

諦めかけてた人生の夢を、人の力で掴んでしまって成功するも、それが負い目にもなって、苦悩するラブコメ。
あまりビートルズを知
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

事前情報はジャケットだけで見始めたので、スーパー仕事人みたいな話かな〜と思ったら、本業はからっきしのくせに他の才能がエクストリームな才能あふれる刑事達のコメディでした。

警察やめてほかの職業ついたほ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

過去に戻ってやり直す事ができたとしたら?
誰も傷つかない現在を求めて過去を繰り返すが…変えた分だけ大きく返す波に襲われ、とめどなく翻弄されていく。

一瞬、『The Ward / 監禁病棟』のように精
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

がさつなチンピラおじさんと、きっちりした性分の黒人ミュージシャンのライブ遠征中に築かれていく友情の話。

遠征のため乗り込むグリーンのキャデラックが最高にかっこよく、また、フライドチキンが何度か出てく
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.9

言い知れぬ喪失感で生きているのに死んでいるような生活。
静かに淡々とこの舞台から去ろうする中
世界の彩りの多さに気づく…という内容になっています。

演出上も急にカラフルに、またスローモーションになる
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

回顧録とともに、愛する友を想う映画。
冒頭とエンディングで流れる、The CureのIn Between Daysでぐっときてしまいました。

若さゆえのハリのある強さと綺麗さ、ふとした瞬間壊れてしま
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.4

ボーイミーツガールの皮をかぶったBLなのかな?と思って見てました。

脇役はほとんど空気で、ヒロインとのストーリー、ハッパ売りの部分も爽快さこそあれ、深堀りされませんが、
そのかわり主人公ダニエルに急
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長いお別れ(2019年製作の映画)

2.0

映画のみでは不完全なため、個人的におすすめできません。
原作小説を映画の尺に合うようにぶった切ったような感じで、各キャラの人となり再現があまり出来ていないと思います。

生活感や介護の苦しみや、病気を
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

ネットゲームをしたことがあれば入り込みやすいです。
人生の脇役が急に主人公になる、なろう系ラノベを映画にした感じといえばわかりやすいかも。

よかったポイントは、主人公が制作された経緯が、少しずつマイ
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