えんさんさんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

「メッセージ」(2016年)、「ブレードランナー2049」(2020年)とSFの良作を生み出してきたフランスの鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、1965年に発売されたフランク・ハーバートの同名小説を映画>>続きを読む

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

3.5

ここ数年というか、お笑いの歴史の変遷が面白い。僕が子どもの頃は(といっても、少し前ですが)、やっぱりドリフが全盛。後に出てきたひょうきん族や、そこからスピンオフしてきたカトちゃんケンちゃんとか、風雲た>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

中国のベストセラー作家ズー・ジンチェンの同名小説を、平成ガメラシリーズや「デス・ノート」(2006年)で知られる金子修介監督が映画化した作品。僕は金子監督&宮部みゆき原作の「クロスファイア」(2000>>続きを読む

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

5.0

高等専門学校とは中学卒業後、5年間の一環教育体制で実践的・創造的な技術者を育成することを目的として設立されていて、現在国公私立を含め、全国に58校、学生数は約6万人ほどが学んでいる。もともとは高卒以上>>続きを読む

アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.0

コメディをはじめとして、ラブドラマや家庭劇に長年お馴染みとなっている、ダイアン・キートンとリチャード・ギア。主役も脇役も自由にこなすキャリア豊富なウィリアム・H・メイシー、スーザン・サランドンという4>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.5

ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者として長く務め、ミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」などの作曲者としても知られるレナード・バーンスタインの半生を、「ハングオーバー」シリーズや「>>続きを読む

恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!(2023年製作の映画)

3.5

NHKの人気動物ドキュメンタリー「ダーウィンが来た!」。もともとNHKでは2006年から放送されている(主に子ども向け)動物ドキュメンタリーで、今まで動物版で3本、恐竜版で2本、劇場公開されています。>>続きを読む

コットンテール(2022年製作の映画)

2.5

「万引き家族」のリリー・フランキーが主演で送る日英の合作映画。前半は日本中心で愛する妻が亡くなって、その葬儀と息子との関係で溝を描いている部分、後半は妻の遺言でイギリス・ウィンダミア湖に散骨するために>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.5

原作ではなく、アニメとしてスタートしたドラえもんと僕は同い年。映画も第1作「のび太の恐竜」が公開されたのは1980年で、今年で44年目(映画としては43作目)。初代からの大山のぶ代世代から観ると、今の>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.5

2023年のカンヌ国際映画祭パルムドール(最優秀作品賞)に輝いた本格的山荘ミステリー。とはいっても、映画の冒頭で被害者である男が死んでいるところから作品はスタートし、疑いをかけられた男の妻・サンドラと>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

「アベンジャーズ /エンド・ゲーム」(2019年)以降、低空飛行気味なマーベルシリーズの最新作。今後の物語次第なところはありますが、現時点では本作はアベンジャーズ主要キャラが全く登場しない、傍流の傍流>>続きを読む

その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

4.0

医師というのは高給取りだというイメージがどうしてもある。いわずもなが、小さい頃から病院通いが多かった僕にとって、病院のお医者さんや看護師さんというのは親と同じくらいに(幸か不幸か)身近な存在な存在でし>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

僕はここ最近、年間で150~200本くらいの作品を見ていて、(何回か書いていることではありますが)基本的に観たいと思う映画を観ています笑。前は、すごく抽象的な印象のする作品とか、ゴダールとか、いわゆる>>続きを読む

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.0

たくさんの映画を見ていると、全然描かれる国は違うんだけど、身の回りの状況がなんか自分と似ていて、すごく共感するタイプの作品に出会うことがあります。1992年製作の本作「リバー・ランズ・スルー・イット」>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.0

バレーボールを題材にした高校青春アニメ「ハイキュー!!」の劇場版。このアニメ、結構人気なのは前から知っていましたが、第1弾のアニメ版が公開になったのは2012年(コミック連載はその1年前)と今回の劇場>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

世の中は多様化の時代。働き方についても然りで、僕が社会人になった数十年前でもセクハラという言葉はあったものの、ハラスメントは性に関わるものだけで、パワハラとか、モラハラとか、いろんなパターンで定義され>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.0

2014年にPC向けゲームとして発売された同名ホラーゲームの映画化作品。僕は失礼ながら映画を見終わるまでゲーム原作ということを知らなく、本作の物語が実際のゲームの流れと合っているのか、それとも全くのオ>>続きを読む

Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

2.0

日本をはじめ、西側諸国のLGBTQへの理解が急速に進んでいる昨今。もっとも進んでいるのはやはりアメリカで、ハリウッド作品とか見ていると、ディズニーアニメなどでも特に美化することなく、普通に同性への想い>>続きを読む

レディ加賀(2023年製作の映画)

1.5

石川県にある名湯・加賀温泉の老舗旅館で育った一人の女性が、キャリアチェンジのために始めた女将業。その延長で温泉を盛り上げるために、女将学校に集まった若女将たちとタップダンスチームを組むという異色映画。>>続きを読む

「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

3.0

2019年よりTVアニメ放送が始まった「鬼滅の刃」シリーズ。もう原作は23巻で完結しているので、このアニメシリーズもその終章へ向かって突き進むだけになっています。良くも悪くも、2020年のコロナ禍を乗>>続きを読む

罪と悪(2024年製作の映画)

3.5

22年前の少年殺人事件と、その殺人事件の当事者となり、成長した若者たちの現在点を浮き彫りにしたサスペンスドラマ。物語のキーとなるその殺人を紐解く要因になっているのは、同じその事件の当事者となり、育った>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ちょうど、この感想文を書くころに決定した第96回米アカデミー賞で、クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」と多くの賞を分け合うことになった本作。主演のエマ・ストーンに2回目のアカデミー賞主演>>続きを読む

マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち(2023年製作の映画)

3.0

障害者の家族にとって(身体、知的問わず)、一番の悩みというのは当人がどう一人で生きていく自立ということはもちろんですが、彼ら彼女らの自立を取り巻く家族がどうサポートしていくかということ。兄弟やその息子>>続きを読む

カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

4.0

ジブリの映画化作品で有名な「魔女の宅急便」の原作作家として知られる角野栄子さんを取り上げたドキュメンタリー。もともとはEテレのテレビ用ドキュメンタリー番組として使われた映像を映画用に再編集したもののの>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

野田サトシの同名コミック作品を、山崎賢人、山田杏奈らのキャスト陣で映画化した作品。監督は、「HIGH&LOW」シリーズで同じような人気コミック作品を映画化した久保茂昭。僕は映画を知って、公開前に少し原>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

1.0

「マンハッタン」、「アニー・ホール」などのラブコメディ作品に代表される映画界の重鎮ウディ・アレンの久々の復帰監督作。彼は2018年に全米を席捲した「#MeToo」運動(ハリウッドをはじめ、各業界でのセ>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.5

2002年9月17日、当時の日本の首相であった小泉純一郎氏が電撃的に北朝鮮・平壌を訪問。同国との関係で、長年の懸念事項であった拉致問題も5名の拉致被害者の生還に成功し、北朝鮮との関係も融和に向かうかと>>続きを読む

弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

3.0

ダウン症の弟と兄の日常を切り取ったYoutubeが世界中に注目され、小説化から映画化もされることになったイタリア映画。映画版でも実際のダウン症のお子さんが幼少期から少年期まで別の人が演じていますが、予>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

同人誌から人気を掴み、新進気鋭な漫画家の一人となっている和山やまの同名コミックを、「ヤクザと家族」でホンマもんなヤクザを演じた綾野剛の主演で製作された作品。綾野剛は勝手なイメージとして、近年は悪役もし>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

テレビの大喜利番組やお笑いラジオ番組の投稿に心血を注いだ実在の人物・ツチヤタカユキの半生を、近年若手ヴァイブレーターの位置を確立しつつある岡山天音の主演で描いた作品。僕も知らなかったのですが、このツチ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

「パリ、テキサス」、「ベルリン 天使の歌」などの作品で、1990年代の日本のミニシアターブームの一翼を担ったヴェム・ヴェンタース監督の最新作は、日本で日本のキャスト・スタッフ陣を使った映画。今年(20>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

5.0

映画界の新進気鋭なクリエイターが挑む国際的なインディーズ映画祭であるサンダンス映画祭。そこの2023年に公開された話題をさらった双子のYouTube出身監督ダニー・フィリッポウとマイケル・フィリッポウ>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

時はアメリカ西部開拓時代。未開の開拓地を進みながら一攫千金を狙う男たちを描くというと、「荒野の用心棒」であるとか、「夕陽のガンマン」であるとか、開拓民たちや彼から金品を奪おうとする悪者たち、ちょっと頼>>続きを読む

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

4.5

世の中は多様化している少子高齢化の時代。子をはぐくむ妊娠・出産というイベントも女性が担うものではなく、近未来技術で男女問わず実現することができたら、男性女性という性の在り方、父親母親という親の在り方と>>続きを読む

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.0

「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」など、1980年代後半から2000年代まで数多くの作品を輩出したスタジオ・ジブリ。宮崎駿・高畑勲という二大クリエイターに、鈴木敏夫という名プロデューサが支えると>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

1.5

1901年12月5日にアメリカ、シカゴで生まれた一人の男の子。彼は両親にの愛に恵まれていたわけでもなく、家も貧しかったこともあり、幼き頃から大好きな鉄道の構内で物売りのする仕事をして家計を支えながら、>>続きを読む

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