やちさんの映画レビュー・感想・評価

やち

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花子 4K(2001年製作の映画)

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後半の構成で一気に心掴まれた。
母のテニスをするシーン、父の三味線を弾くシーン、姉の一人暮らしを決意し、関係性を風と表現したシーン。
家族の愛を取り上げつつ、決してひとつの存在ではない普遍性を、見事に
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

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「西部戦線異状なし」All Quiet on the Western Front,1930,アメリカ
監督:ルイス・マイルストン
原作:マクスウェル・アンダーソン
第3回アカデミー賞最優秀賞

・戦争
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

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「ワンダフルライフ」
監督:是枝監督

・ハンディの撮り方が意外にも多かった
・ハンケチのおばあちゃんが、役者の少女に自分の幸せな瞬間を思い出すように指示するシーンに泣きそうになった
・もしも自分なら
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幻の光(1995年製作の映画)

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「幻の光」1995,日本
監督:是枝裕和
原作:宮本輝
ヴェネツィア国際映画祭金オゼッラ賞(撮影賞)

・祖母の死、夫の死を経験した女性の、グリーフワークを描いた。喪失と再生が一つのテーマだろう。作品
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羅生門(1950年製作の映画)

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「羅生門」1950,日本,大映
監督:黒澤明
原作:芥川龍之介「藪の中」
主演:三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬
第12回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞
第24回アカデミー賞名誉賞

・証言の食い違
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キッド(1921年製作の映画)

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「キッド」1921,アメリカ
監督:チャールズ・チャップリン
喜劇と悲劇の融合

・子役の演技が素晴らしい
チャップリンとの掛け合いはほっこりするし、ずっと観ていられる
・母親とのすれ違いのシーンは胸
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絵を描く子どもたち(1956年製作の映画)

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「絵を描く子供たち」日本,1956(岩波)
監督:羽仁進

・日本戦後ドキュメンタリーを代表する羽生監督の作品、教室シリーズの2作目
ドキュメンタリーというよりは記録映画の側面が強い
・図工と子供の成
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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「グリーンブック」2018,アメリカ
監督:ピーター・ファレリー
主演:ヴィゴ・モーテンセン
第91回アカデミー賞、作品賞
・伝記ヒューマン映画、実在した黒人ピアニストとイタリア系アメリカ人の話、グリ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

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「カリガリ博士」1920,ドイツ
監督:ロベルト・ヴィーネ

・ドイツ表現主義の代表作、ホラー
・美術:歪んだセット、コントラストの強い照明による白と黒が印象的、おどろおどろしい感覚を美術から伝えよう
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

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「戦艦ポチョムキン」1925,ロシア
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン

・モンタージュ理論を確立した映画
オデッサの階段は映画史上最も有名な6分間と称されてる、初めて観た
100年前の映画なのに遜
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珈琲時光(2003年製作の映画)

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「珈琲時光」日本,2004
監督:ホウシャオシェン
小津安二郎生誕100周年企画
「東京物語」オマージュ

・うーーーん??何がしたいかさっぱりわからない、駄作だと思った
東京物語の何をオマージュとし
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

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「ヤンヤン 夏の思い出」2000,台湾
監督:エドワード・ヤン

・NJ、ヤンヤン、ティンティンなどを中心に登場人物のそれぞれの場所でのシーン、ストーリーが万遍なく描かれて進行する
・お婆ちゃんが脳卒
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へんしんっ!(2020年製作の映画)

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「へんしんっ!」
監督:石田智哉
第42回ぴあフィルムフェスティバルPTFアワード2020,グランプリ作品

・ドキュメンタリーofドキュメンタリーだ
制作過程をそのまま映すことで「変身」が監督自身の
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マダムと女房(1931年製作の映画)

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「マダムと女房」1931,松竹
監督:五所 平之助
主演:渡辺篤、田中絹代
・日本初のトーキー映画
・喜劇、脚本家の渡辺と妻の田中のすれ違いも見所だった、心情描写として簪を折るカットがあってびっくりし
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リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

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リトアニアへの旅の追憶(1972,アメリカ)
監督:ジョナス・メカス
故郷のリストニアへの旅、ウィーンへの訪問など日常の記録的なドキュメンタリー。3部構成。

自転車泥棒(1948年製作の映画)

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自転車泥棒(1948)イタリア
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
ネオレアリズモ

・自転車を盗まれてしまった男が、子供と捜索しにいくが、絶望の末に魔が差し、子供の目の前で自らが泥棒を図ってしまい、失意
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市民ケーン(1941年製作の映画)

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市民ケーン(1941,アメリカ)
監督:オーソンウェルズ(デビュー作)
世界No. 1と評される古典の名作

・戦前の映画なのにめちゃくちゃこの時代の感覚でも面白いと思った 多分そこが凄い
・男のキャ
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人間蒸発(1967年製作の映画)

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・1967年 
・監督:今村昌平
先駆的モキュメンタリー映画
・ドキュメンタリーの手法に、フィクションとサスペンス、ホラーの要素を加える演出
・「蒸発」という当時社会課題だったものをテーマにし、行方不
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

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・大泉洋、高畑充希、三浦春馬の3人のキャストが豪華だよね
ちゃんと3人の心の動きがうまーく弧を描いて、着地して、気持ちよかった
大泉洋の持つユーモア性と明るさがないと成立しない作品だったように思う
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

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・リリーフランキー、小池栄子、清野菜菜の演技力がクオリティを担保してる
特にリリーフランキーすごすぎる
性を扱う上であんなに軽やかに演じられる人はこの人だけだし、キャスティングがベストだったと思う
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学校II(1996年製作の映画)

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山田洋次監督

・よかった、3回くらい泣いた
自分の小さい時の体験と投影しながら鑑賞した
・脳性麻痺の俳優の人の名前、ずっと気になってて本作で神戸浩さんと初めて認識した
バリバラの声の人だ
・小籔がい
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

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とんでもなく良い題材なのに
脚本、演出がうーん??ってなってしまった
勿体無いなと思った

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

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アケルマン作品に通じる
「キッチン」「女」「一人」
そして反逆性
を観たくて

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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シャンタル・アケルマン監督

・3時間22分間、ひたすらベルギー中流家庭の女の日常を定点カメラで追う
ロングカットから徐々に考えさせられるようになってくる
数時間後にはきっと忘れているような動作を執拗
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