shioriさんの映画レビュー・感想・評価

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Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

4.5

人生はタイミングだなとつくづく思っていて、だから自分の力が及ばない悲しい出来事が起きても、"仕方ない、そういうタイミングだったんだ"って、大抵の場合はそうやって気持ちを落ち着けてきたけれど、それでもど>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.4

まず各シーンの映像に1秒も無駄がなくて本当に綺麗、しかもその完璧な美しさがエゴっぽくなくて、ものすごい。制作の背景ももちろんあると思うけれど、音楽ともテトリスすぎていた。
ラスト見た時は呆然としたけれ
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.6

恒例会③
ぶっ飛びすぎててすごかった、途中みんなが寝ちゃった時どうしようかと思った

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

4.3

良きだった〜、日本語わからないベイビーが一緒に海辺で見てくれて、なんだかもう色々幸マシマシ

プリシラ(2023年製作の映画)

3.9

全部見てる訳じゃないけれど、ソフィアコッポラっぽいなあと思った。
髪色を戻した後のプリシラの方が魅力的よ!と

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.4

デビュー作からノーランだった〜!毎回面白すぎて頭の中をバタフライで侵入したくなる、もうシナプスが狂喜乱舞だった!

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

2時間かけて敷かれたレールの終着点がそこだったんだって分かったのがラスト5分で、気づいた時にはもう遅かった、同時に涙腺さようならだった。色んなものがpast livesなんだよな、って。そしてひたすら>>続きを読む

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

4.0

世の中の不思議を解き明かしたいという純粋な知的探究心が、その人から切り離されて制御不能になっていく過程と、エゴイズムって本当に怖い面があるなと。

ふと慶應のマークを思い出した、理想論かもだけど?

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

まずは見れて良かった、やっぱりノーランの映画はすごいなと思った。

"原爆投下"と"終戦"はそれぞれ事実起こったことで、それらの間の文脈をどう設定するかは各立場による任意のもので、どちらが"合っている
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

裁判という空間で、検察/弁護人が色んな証拠に基づいてそれぞれの主張を組み立てていって無罪/有罪が決まる、という構造によって、その主張を聞いている個々人の主観の"ブレ幅"がより際立つなあと思った。

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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

4.0

半年くらい前に、この映画の予告でアイスランドの海岸線の映像を見たときに絶対に見ようと決めて、でも公開までの半年を待てなくて、その時先に原作を読んだ。
読了後すぐにピンと来るものがあった訳じゃなくて、で
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

4.4

今日話してたら、あれ今年全然映画見れてないってなって、久々にシゴオワレイトショー。

森田真生さんのエッセイを読んでから数学に対するイメージが180°変わって、こんなに面白い世界だったのね、、となって
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.3

ジブリで付き合いたいキャラ不動の1位のトトロが揺らぐくらいに杜崎くんも松野くんもかっこよかった、知性と優しさからくるかっこよさがすごくて、彼らは人生何周目なんだ、、と思った。

そしてタイトルから滲み
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

カウリスマキの映画、見てる時はたまにくすっとなったり、ふむふむってなったり、割とシーンごとの印象が個人的に強くて、
けど見終わってからしばらくして、全体としてポヤポヤくる感覚になって、結果的にオクサレ
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.3

噂以上にかっこよかった〜!それぞれが自分の美学を持っていて、見終わった後の清涼感!

戦争って人間のエゴから生み出される部分が結構あるのかなと思っていて、悲しくもそこにある"人間らしさ"とポルコは一線
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Here(2023年製作の映画)

4.4

たまに、本当に穏やかに世界を知覚していて、それをそのままアウトプットに落とし込んでいるように思う人がいる。
監督は自分のことを子供みたいだと言っていたけれど、自分の好奇心と美的感覚を穏やかに研ぎ澄まし
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.8

働き詰めウィーク、時間感覚がばぐってきて電車で座ったらもう2度と目覚めない気がして、いかに日中と帰り道寝ないように、だから移動中に脳を使わないけど起きてられる方法はないかって話をしてたら、撮影現場にい>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっとずっと楽しみにしてた日!2023年最後に読んだ本の紹介文がヴェンダース監督が書いた文章で、その文章も本自体もすごく精緻で優しくて、早く見たいなあって。

そして本当に好きな映画だった、彼が生きる
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レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

4.4

飲みに行く前のぴったり時間で映画を見に行くの、なんかすごい好きだなあとふと思いながら

いつもネイルしてくれるお姉さんと話すの楽しすぎて、何でこんなにいつも話が面白いんだろうなあと思ってたら、メンサ入
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アンノウン: 宇宙の起源に迫る、究極の望遠鏡(2023年製作の映画)

4.2

移動中見てたらまんまと乗り過ごした

杉本博司さんの海景シリーズがもはや琴線切れるくらい好きで、
本歌取り東下りの展示見に行って、そこでSONYとJAXAの共同事業を持ってしての宙景を見た時にもうトキ
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それぞれのシネマ 〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜(2007年製作の映画)

4.4

お正月にやるせないニュースが続いて、募金と物資の支援をして、他にできることがあるならしたいけど、今現地に行ってもきっと邪魔になるだけで、じゃあ今何したらいいんだろ、ってなって
自分の気持ちの置き所が難
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

とりあえず40分くらい見れてなかったとこ、補完したい

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

4.5

めっちゃ良かったな〜、もうギャン泣きしすぎて目パンパンになったけど、終わった後隣見たらもっと泣いてて、ほっこりした。

公開前に、百瀬監督と西村さんのお話を聞けるタイミングがあって、アニメ映画の画角に
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

最近話を聞いた人が、すごく繊細で穏やかな考え方をする人で、その人がカウリスマキがすごく好きな人で、それで気になってお初。

見てみて、その人がカウリスマキ好きなのが、すごく腑に落ちた。
誰かに会う度に
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Last Shadow at First Light(原題)(2023年製作の映画)

4.2

フィルメックス②

大学生の時にヒロシマモナムール見たことをこの前偶然思い出して、経験者と未経験者の間にある絶対的な壁の存在のことを最近考えてた

話の伝聞とか作品によって、間接的にそれを知ることはで
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熱のあとに(2023年製作の映画)

4.0

フィルメックス①

みんな自分の愛がどこか特別だと思っているのはきっとそうで、熱の最中にその愛の普遍さを説いたところで、特にそれは意味を為さなくて

それこそ熱のあとに、良くも悪くもその普遍さを感じた
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