Toranosaurusさんの映画レビュー・感想・評価

Toranosaurus

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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.0

なんか全体的に暗いのに、話の何割かが恋愛関係が占めているおかげで、今ひとつ集中できなかった。あと、段々ホグワーツである必要がない話になってきてないか……?

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.5

文部科学省……じゃなかった、魔法省から送られてきた管理的な管理職が現場を無茶苦茶にするところは、話の本筋とはあまり関係なく、しかも楽しい話でもないのだが、妙にリアルで面白かった。その他は魔法バトルが派>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.0

3校の対抗戦でも依怙贔屓され続けるハリーは逆にかわいそうなのでは。

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

2.5

今更こんな映画作ってちゃダメでしょ。新海誠っぽさを出しながら、なんだか圧倒的に見せ場がない。そもそもなんで漫画なんだ。これじゃあ、女の子の方が可哀想じゃないか。大した覚悟もないくせにやることが大それす>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.0

これまでの作品と違って、カメラのショットや脚本のアプローチが一気に大人向けになっている。特にホグワーツの遠景や空を飛ぶシーンでよくわかる。というか、子ども向けなのは最初の2作くらいで、後は網ヤングアダ>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.0

2作目って1作目の延長って感じなのだが、ハリー・ポッターシリーズもそうらしい。

金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.0

映画用に縮めてあるのだろうが、それがまた良い具合のテンポ感で、少女漫画的なロマンスもしっかり描きつつ、本格的な両国の政治経済問題を重ねているのが作りとして上手い。世界観がしっかりしているからこそ、ひと>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.0

なんか、今見直すと、ハリーが親ガチャ成功しすぎ上級国民に見えすぎてなんだかつらいな。ダーズリー家の描写も、なんかわざとらしすぎてアレだし。凡庸だけどコツコツ頑張る人があまり報われない話だなぁと思ってし>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

フェミニズム映画であると同時に(だからこそなのだと思うが)、実存映画でもある。自分とは一体何もので、何をすべきなのか。造物主がある程度いるという前提の中で、そこから自由になって生きていく。神がいるかど>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

余計な人間ドラマが物語の軸をぼやかしている。
「戦争を終わらす存在としてのゴジラ」という概念は新しい。なのだが、そのゴジラが戦中にも現れて日本兵を殺傷しているので、なんだかよくわからない。悪い意味でゴ
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.0

きちんと明るいコメディ映画なのだが、やたらとゲイ描写にこだわっている気がして、そこが気になった。真剣にゲイを描こうとしたわけでもないと思うし、だからといって単に笑いものとして入れた感じもしない。その辺>>続きを読む

耳をすませば(2022年製作の映画)

2.0

なぜ、実写化した(絶望)。
洋楽である「カントリーロード」に勝手に恥ずかしい訳詞をつけて面白がっている、ちょっと痛い文学少女が雫だと思うのだが、「翼をください」では全然ダメでしょう。
物語をただ盛り上
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

フィッシュストーリー(ほら話)を語っていたら、自分自身がビッグフィッシュとなっていた話。物語は人を救うという話であると同時に、人には色々な過去があるということでもあるのだろう。
ティム・バートンっぽさ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.0

いい話なんだけど、フルスペックの話をやろうとしすぎている。仕事上の成功、家族との葛藤、恋愛など……。それによって長くなってしまっていて、そして長いことにはあまり意味がない。別に家族との話とか、そんなに>>続きを読む

パッチギ!(2004年製作の映画)

5.0

なんか断片的に観たことがあったけど、全編通して観たのははじめてだった。もっと早く見るべきだったと思う。
もちろん在日コリアンたちを描いた映画なので、色々な感想が出るのはわかるが、このサイトで言われてい
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10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.0

絵に描いたようなロマンティックコメディで、肩の力を抜いて観られる。今だったら「蛙化現象」と呼ばれるような振る舞いで、相手から振られようとする(邦題ちょっとおかしくない?)話。まぁ、オチは見えているので>>続きを読む

幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)

3.5

ロック映画かと思えば家族の映画で、そこからもう一周して、やっぱりロック映画だった。ロックは全てを解決する。娘役、めっちゃメリル・ストリープに似てるやんと思ったら、本当に娘だった。
ただ、まぁ、ちょっと
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.0

この手の映画自体はたくさんあるし、大体同じような作りだと言ってしまえばその通りだ。しかし、どれもちょっとずつ違って、毎回感動する。大体どれも美しい景色と音楽が相まって、少しずつ旅の中に入っていく。
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.5

6分で見られるショートフィルムだと聞いて。見てみたら、短い時間ながら、最小限の説明で物語を展開しているし、どういう風になったのかが対比構造的に描かれていて、ショート作品のお手本のような出来だった。「1>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.0

都会に疲れて田舎に行って癒されるというストーリーラインが、なんというか、今の自分には合わなかったなぁ。今の時代にあってる感じもしない。今時、好きであれ嫌いであれ、帰れる田舎を持っている時点で特別なので>>続きを読む

(1990年製作の映画)

4.0

なんとも語るのが難しい。というのも、文字通りの「夢」らしく、幻想的な部分と妙に現実的で人間の暗さが見える部分とが混在しているからだ。
ショットの美しさと音楽の絡み合いはもう文句のつけようがなく、このシ
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フォーカス(2015年製作の映画)

2.5

騙して当たり前の犯罪モノと「真心」みたいなものって、よくテーマになってる割りになんだかんだ相性が悪いと思ってるんだけど、この作品も、その枠だなって感じ。視線を誘導してああだこうだして、でもそれによって>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

キングスマンに期待されてるのって、ド派手なアクションと、ちょっと悪趣味なギャグと、意味もなくゴアい表現と、セクシーなおじさんだと思う。なんだけど、今回はちょっと歴史スペクタクルにした感がある。なんか、>>続きを読む

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.5

2006年頃、人々にとって身近にあって便利だが、「なんだかこれでいいの」というグッズはリモコンだったのか。今だったら間違いなくスマホだろう。そして、松井だイチローだと、まだ日本の存在感がある。
嫌なこ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.5

なんか、無茶苦茶なこと言うけど、サムが今ひとつイケメンじゃない気がして……(内面も含めて)。あと、ちょっと尺稼ぎでめんどくさい展開にわざとしてるのもなぁ。
この映画の世界観だと、聖霊と悪霊みたいな善悪
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

ミステリーにはなってるんだけど、「なってるなぁ」という感じで。実話かどうかが謎の中心にしちゃってるのが、なんだかうまくいっていない理由なのかな。
本筋とは関係ないけど、生殖能力のない男性が、浮気性の妻
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.0

油まみれでローラースケートやって敵を倒すみたいなところ、「龍が如くシリーズのヒートアクションとかって、こういうアホなシーンに影響受けてるんだろうな」とか思ってしまった。
画面から漂うリュック・ベッソン
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

作業用として見始めたのだが、ミニマムに面白い作品だった。登場人物に映画オタクがいるおかげで、ゲーム攻略的にタイムループ崩しを図る。ここまではありがちなのだが、そこは日本の会社組織を戯画するように、社内>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

色々な見方はできるだろうが、やっぱり女性のお仕事映画として完成度が高いなと感じた。途中にも出てくるように、「仕事の鬼」みたいな男性を主人公にしてもこういう描き方にはならないだろう。
後で調べて見たら、
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

全体として何がやりたいのかはわかるのだが、もうちょっと、ひとつひとつの描き方を丁寧にしてほしかった。じゃないと、最後のミナリに辿り着くシーンのカタルシスが今ひとつになると思う。
アメリカに移民した韓国
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

噂は色々聞いたことがあったんだけど、ようやく見ました。今見ると、「なんでそんな伝説的な作品なの?」という面も感じなくはない。……が、やっぱりこれだけの作品を作ってしまったら、押井守が偉そうにあーだこー>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

多分、言いたいことはこういうことだろう。田舎の町の地下には、様々な闇が潜んでいる。闇は人々が恐れることによって、ますます大きくなる。人々はそうした闇に翻弄されつつも、危機に立ち向かうのはごくわずかだ。>>続きを読む

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.5

なんか特殊な映画の作り方っぽいんだけど(ドキュメンタリー?)、そこはよくわからないので、まぁ、いいや。
時々その手の話を見て思うのだが、海外のお年寄りは、日本と比べると悲壮感のようなものがないように思
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

なんていうか、エンタメとしてはまぁまぁ面白いけど、見終わった後はあまり何も残らないなぁ、という感じ。