芦田友郎さんの映画レビュー・感想・評価

芦田友郎

芦田友郎

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スナッチ(2000年製作の映画)

3.5

気楽に観れるものないかな、と何となく録画して視聴。面白かった。登場人物が多過ぎて戸惑ったが途中から何となく分かってきた。テンポよくて湿っぽくなくてストーリーもヒネりが効いてて良かった。

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.5

名作という事で録画したものの144分の長さにビビって放っておいたものを意を決して視聴。なんかいい話っぽかったけど、要は「戦争に翻弄される不倫(・・・・・・)と、2人の不倫に翻弄された人達」ですか?吊り>>続きを読む

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.0

名曲「かえせ!太陽を」は話には聞いていたものの、キノコホテルのカバーで遅まきながら聴いてました。名作、迷作、異色作という事で勉強の為に鑑賞。子供の時に観たらまた違ってたんでしょうけどどうにも冗長で・・>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

ゴジラファンじゃないし映画館で観てないのでエラそうには言えませんが、今回のゴジラってそんなに怖くない感じ。暴れた後、海に戻ったんですか?CGは確かに凄いけど本当に怖いなーと思ったかと言うと・・・・・・>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

3.5

吉田監督のファンなので迷う事なく観に行ったが、以前映画秘宝のインタビューで「震える舌」をリメイクしたいと言っていたサディズム(?)が今回も爆発。モチーフも作品を経るにつれどんどんエグくなってるように思>>続きを読む

ジャガーノート(1974年製作の映画)

3.0

時限爆弾の「赤か青か?」の元ネタと言う事で勉強の為に鑑賞。流石にラストは緊張したが、それ以外のシーンについては、ディテールへの拘りは分かるものの、もたついてるようでやや冗長に感じられ残念。船に爆弾仕掛>>続きを読む

あげまん(1990年製作の映画)

3.7

久しぶりに観た「お葬式」で高瀬春奈にハマり出演作をドンドン観る。流石、伊丹作品だけあってイキイキした演技が良かったが、何しろ出演時間が超短くて残念。同じ場面を何度も観た。演出家が女優を活かすんですね。>>続きを読む

武蔵野心中(1983年製作の映画)

2.3

久々に観た「お葬式」で今さら高瀬春奈にハマって出演作をドンドン観る。太宰治については詳しく知らないし思い入れもないが、まずいつも通りの髪型の峰岸徹は太宰感ゼロでビックリ。やる気あるんか。主役の高瀬さん>>続きを読む

大病人(1993年製作の映画)

3.5

久々に「お葬式」を観て高瀬春奈にやられて、その流れで鑑賞。公開当時は何となくスルーして観ていなかった。やはり伊丹十三は高瀬春奈を魅力的に撮ることに長けてる、と言うかとにかくキュート。ここでも無邪気な愛>>続きを読む

卍 まんじ(1983年製作の映画)

2.5

40年ぶりに観た「お葬式」で高瀬春奈にやられ、その流れで鑑賞。ギクシャクした流れの居心地の悪さにビックリ。編集の問題?脚本(馬場当)も音楽(林光)も一流どころなのに何故?
時間の関係でしょうが、最初か
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お葬式(1984年製作の映画)

4.1

公開時(高校生)以来観てなかったが、ふと観たくなった。配信されていない事に気付いて慌ててレンタル。BS松竹東急で伊丹十三特集やらないかな。
突然の出来事にあたふたする人達を、冷めた視点で描きながら、ど
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

3.3

皆んなキャラも立ってて、前半はテンポよくストーリーも二転三転、セリフもビシビシキマっててカッコいいなぁと期待したものの、後半はやたら派手なだけで、それっぽかったら辻褄とかは何かどうでもよくなった感じで>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

「哀れなるものたち」を観てヨルゴス・ランティモスの過去作を観たいと思ってたところに塚口サンサン劇場でやってるのを見つけて鑑賞。プライムビデオにもあったけど、安かったのとR15に期待して映画館で観たけど>>続きを読む

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.0

封切時に観て以来約30年ぶりに鑑賞。流石に年取ると、観ていて刺さり方も変わってくる。エイダを見てると「強い」と言うより、もうなんか怖い。鍵盤贈るなよ・・・・・・こんな言い方も陳腐で気が引けますが、女性>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

「分かるかなあ、分かんねえだろうなあ」と言うノーランの松鶴家千とせ的な、無駄に難解そうな雰囲気が嫌で「テネット」は観なかった。今回はそこまででもないだろうと思って観た。上映まで何かと物議を醸していたが>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.7

封切時(高校時代)も観たしDVD(押井守のオーディオコメンタリー入れてるやつ)も持っているがBS松竹東急で放送があるというので観てしまった。妻(同い年)も当時観ていたので、一緒にあーだこーだ言いながら>>続きを読む

劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

4.0

ノスタルジーを振り切れず40年ぶりに鑑賞。最初の2話はナウシカと同時上映だったが、オマケのような感じで雑に観ていた気がします。ふと「月刊ベティー創廃刊号」にイメージボードが載ってた事とか思い出す・・・>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

大学時代の先輩から強烈に薦められて鑑賞。過去作も事前に観たが、エリセに対する思い入れは特に無し。声を荒げる人もなく穏やかに進みますが、過去作よりはストーリーに起伏があり、3時間という長さもそんなに苦で>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

無料公開だったので勉強(?)のために鑑賞。摩訶不思議なストーリーには何か深い意味があるのかも知れないけど、あえて何も考えず。ちょっと不気味な感じの絵と音楽にも慣れ、奇妙な世界に楽しく浸ることが出来た。>>続きを読む

延安の娘(2002年製作の映画)

3.8

大学時代の先輩に勧められて鑑賞。文化大革命に翻弄された親と娘と諸々の人達のドキュメンタリー。文革って結局権力闘争でしたよね。巻き込まれた人間を見るとミルグラム実験のような、人間についての本質的な不信を>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

1日限りの復活上映に、妻(1回目)のお供で2度目の鑑賞。原作は歯医者の待ち時間で読了、テレビも観てなかったので特に思い入れが無い事もあり、劇場用の新たなエピソードの追加、組み替えにもよく考えられてるな>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.4

男の妄想と切なさを知り尽くしたルコント師匠の最新作ですが、何となくイヤな予感がして劇場では観なかった。すみません。いかにもルコント師匠らしい落ち着いた雰囲気の中、美しくまとまっているものの全体的に薄味>>続きを読む

薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.0

名作っぽいので教養の為に観なければ、と鑑賞。思ったほどではなかった。「悪魔の手毬唄」的展開も偶然?謎解きのオチもイマイチ拍子抜け。私が中世カトリック社会にハマり切らなかったのが敗因か。「ベネデッタ」観>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

3.8

「瞳をとじて」の予習として鑑賞。フランコ独裁下の暗い時代、美しい画面と穏やかな空気の中でゆったりと進む家族のドラマ・・・・・・贅沢な時間を過ごしましたが、劇場だと寝るかも。嫌いではないし、どこかでこん>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.8

ご多分に漏れず「瞳をとじて」の予習として鑑賞。スペイン内戦後の重たい空気の中で、幼いアナの日常に溢れる「死」のイメージ。時代の空気をぼんやりと、敏感に感じ取ってる、という事なんでしょうか?アナの回りの>>続きを読む

零落(2023年製作の映画)

4.0

歳のせいか最近虚しさを感じることも多く、虚無感にさいなまれる主人公には引き込まれました。自分の才能を頼りにモノをつくる人って、虚無感とか理解されない理不尽さに耐えながら生きていかないと、、、って大変で>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

あんな風に見ず知らずの人に自然に声かけられたらいいですね。優しくて洗練されたいい映画ですが私のテリトリーでは無かった。主人公2人にクズ要素がないから共感出来ないのか?自分が歳をとり過ぎたのかも。二人の>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.8

原作の世界観を守るためなんでしょうが、画面が説明的でアニメーションとしての楽しさがなくてガッカリ。あと、やたら勿体付けてて間延びしているように感じた。申し訳ないが録画して倍速で観てちょうどいい感じ。全>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.0

前半はテンポも良く捻りも効いてスリリングだったが、後半は大仕掛けだけど雑で消化不良だった、、、。マイケル・ベイの映画ってやっぱり好きになれない。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

不思議な話。露悪的でコミカルで、性交シーンがこれでもかと出てくる(全然嫌いではないけど)。ベラの好奇心が成長の過程で性的なものから知的なものに移っていく、という事で必要な描写なんでしょう、きっと。みん>>続きを読む

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

4.0

シアーシャさん見たさに鑑賞。設定無理あるなー、シアーシャももっと作品選べよなー、、、と思いながら観ていたが、最後は意外と刺さった。身につまされた。SF的な設定を借りて、夫婦の価値観の変化とか自分らしく>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

自分らしく生きるって大変ですね。今も大変ですが昔はもっと大変ですよね。女性なら尚更と言うことでしょうか。回り道もありますね。映画ならではの静かな格調の高さが良かった。
そもそもこの夫婦、なんで結婚した
>>続きを読む

PARKER パーカー(2013年製作の映画)

3.0

まあまあ。ステイサム怪我治るの早すぎ。アメリカ人クルマの鍵かけなさ過ぎ。

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

4.5

やっぱり込み上げるものはありますね。泣きませんでしたけど。唯一無二の凶暴で切ないロック。とにかく佇まいがカッコいい。チバさんの言葉はいつも自然で誠実。
黙々とギターを弾くアベさんは何を考えていたのだろ
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東京物語(1953年製作の映画)

3.5

名作という事で義務感に駆られて鑑賞。「実の子が冷たくて義理の娘が優しい」みたいな作品紹介がありましたが、実の子も充分優しかった。社会人になって責任ある仕事をしてればあんな感じでしょう。原節子も、自分で>>続きを読む

ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

4.0

ブックオフで200円で売ってるのを見て「コレ見たよな、アレ、見てなかったっけ?」となってその後レンタルで鑑賞。私もオタクではないですが一応音楽ファンなので、全編に溢れる音楽オタクのこだわり、ダメな感じ>>続きを読む