このレビューはネタバレを含みます
あらすじを見て、このシチュエーションでどうやって映画として成立させるのだろうかと思っていたが、思ったよりもよくできていた。
閉じ込められた部屋から脱出するタイプの高所版といった感じ。
部屋に閉じ込めら>>続きを読む
ひさしぶりに王道のSFを見た気がする。
ただ悪くはないんだけど非常にもったいない感じ。
もっと話の展開を工夫すれば傑作になったかもしれないというポテンシャルは感じる。
最後のシーンはとてもよかった。
アイスロードを走るトラックドライバーの話は、テレビのドキュメンタリーで見たことがあるので、この映画のひどい演出にはあきれてしまった。
陰謀とかいらないので、過酷な仕事にまつわる人間ドラマをもっと見たか>>続きを読む
ゲームの「グランツーリスモ」が好きで、ニール・ブロンカンプ監督作品が好きとなると期待を大にして見ないわけにはいかない。
そして内容はその期待を裏切らない素晴らしいものだった。
ニュルブルクリンクの実際>>続きを読む
映像はきれいだし世界観も素晴らしい、さすがアレックス・ガーランド。
しかし投げっぱなしの謎があまりにも多く、悪い意味で解釈は鑑賞者任せのやりっぱなし感がちょっと不満。
BGM・効果音はすごくよかった。
「甘い生活」の混沌と映像美の延長のような作品。
何度も見ている作品だけど、締め切りが迫っているが完成のイメージが全く見えてこないとき、冒頭のような悪夢を見たり中盤のハーレムのような妄想に逃げ込んだりす>>続きを読む
なんか非常に残念。
途中からの展開に(あぁそっちのほうに行ってしまうのか)と思ってしまい、後半は惰性で見ていた。
好みの問題もあるかもしれないけど、もっと面白くできたんじゃないかと思ってしまう。
セレブな世界に翻弄される人たちに巻き込まれたような鑑賞感。
昔何度か見ていたはずなのに、ほとんど覚えていない。
夢を見ていたような3時間。
男の犯人が、メタリカのカーク・ハメットにしか見えなくて、ずーっとそればかり気になっていた。
小説を読んだはずだが、よく分かっていなかったということがよく分かった。
人間の逞しさを感じる。
カビリアの逞しさもとより、彼女の親友のワンダは本当に強くていい人。
カビリアが結婚するため家を出ていくときでも、彼女のあの態度を許す度量のある人。
みんな気丈に強くみせているけ>>続きを読む
かなり人間臭い悪党たち。
作品として古さを感じさせない「道」よりも新しい時代設定のはずなのに、こちらのほうは古臭く感じてしまうのはなぜだろう。
何年かごとに時々観ている。
自分も年を取っていくし、時代もだいぶ変化している。
アスファルト舗装の渋滞した車だらけの道路が日常風景となっている現代では、「道」という言葉から連想されるイメージも、この映>>続きを読む
鑑賞後ジョージ・A・ロメロがなんでこんな映画を撮ったのか疑問に思ったが、制作背景を知って納得した。
教会からの依頼で、年齢差別や高齢者虐待を題材にした教育映画として製作された、とのことだが、そもそも協>>続きを読む
もはやムカデではなく、蛇に足を付けた蛇足。
1、2と同じ監督が作ったとは思えないくそつまらないコメディ映画に成り下がってしまっている。
制作国がこの3だけアメリカになっているが、監督アメリカで浮かれす>>続きを読む
1作目より数段パワーアップしている。
主人公のキャラクターによる功績は大きいが、やりたいことをとことん追求した感が見える。
苦痛は時間を長く感じさせるというが、90分の上映時間が恐ろしく長く感じたのは>>続きを読む
10年くらい前に見た。
バカすぎる発想を、ちゃんと形にしているところが好感を持てる。
内容はソドムの市やピンク・フラミンゴ並みに最低だけど、作りこみが凄く丁寧。その分若干のパワー不足は感じる。
とはい>>続きを読む
すんごいシュールリアリズム。
年代的にはシュールリアリズム運動の終結後になるのだろうけど、ルイス・ブニュエルの「自由の幻想」が同じくらいの年代で、内容は全然違うけど似たような鑑賞感があった。
なんとも>>続きを読む
予告を見て期待していたけど、ちょっと残念な感じ。
しょっぱなのベッドの造詣がアレレって感じで、椅子なんかも形は面白いけど動きとかエエッ?てなった。
設定とか世界観とかすごくいいのに、このダサイ感じはな>>続きを読む
あまりにも有名な映画だが、子供の頃の嫌な思い出を掘り起こされそうでずっと敬遠していた。
反戦映画と言われているけど、鑑賞直後はこれのどこが反戦映画なのかと考えてしまった。むしろ宗教的な意味合いが強く感>>続きを読む
普通の軽めのホラー。
主人公のイラつかせる行動とか、都合のいい展開とか、普通のホラーだからありだと思う。
突然の場面転換がよかった。
ヤン・シュヴァンクマイエルの何が好きかと聞かれたら、躊躇なくその「質感」と答えるだろう。
絵画でも彫刻でも魅力的な質感を持つものは所有欲を刺激する。シュヴァンクマイエルの作品も手元に置いていつでも見た>>続きを読む
Netflixドラマ版リプリー、マット・デイモン版リプリー、太陽がいっぱい、と時代を遡る順で鑑賞。
登場人物像がそれぞれその時代を反映しているようで面白かった。特にマルジュ(マージ)の扱いが3様で興味>>続きを読む
ヤン・シュヴァンクマイエルにしては分かりやすいストーリーで面白かった。
はじめは奥さんだけがちょっとおかしいのかと思ったけど、次第にあり得ない展開があたりまえのようになっていく感じがワクワクした。
食>>続きを読む
モノクロのドラマ版の後に鑑賞。
作品全体の時間がドラマ版のほうが圧倒的に長いので、内容の濃さはドラマ版の圧勝という感じ。一つ一つのエピソードについての描写がドラマ版のほうが細かいので、登場人物それぞれ>>続きを読む
完全に思っていたのと違った。
人形が人間の社会に入り込んですったもんだする、大人向けのトイ・ストーリーみたいのを期待していたので、完全に肩透かしを食らった感じ。
風刺としてはあまりに安直でありきたりで>>続きを読む
これもずっと見たかったやつ。
偏見に満ちた日本の描写が面白かった。
選曲のせいかアクションのせいか、なんとなくタランティーノ味を感じたがそれもいい感じだった。
巨大生物物の普通の面白さで楽しめた。
ジェフリー・ディーン・モーガンがウォーキング・デッドのイメージが強すぎてニーガンにしか見えなかった(笑)
劇場で見たかったやつ。ようやくNetflixに出てきた。
スピーカーの音量を少し上げて鑑賞。期待通り面白かった。
クリスチャン・ベイルはどんな映画でも役にはまる、変幻自在の物凄い役者だね。
大御所たちの余裕の演技が鼻につく。
戦場の緊迫感が微塵も感じられない、ぬる~い映画だった。
原作からの省略は気にならなかった。
これはこれでアニメならではの表現になっていて楽しめた。
雪祈と玉田の必死だが、大は夢中という感じがよく分かる。
才能のある人間は夢中で一つのことに集中できるが、まわ>>続きを読む
「炎の少女チャーリー」は「シャイニング」「キャリー」と並ぶ、S.キングの特殊能力を持った子供のシリーズと認識していたけど未見だった。
リメイク版ではあるが、なんとなく想像していた通りあっさりした感じだ>>続きを読む