Sakuritaさんの映画レビュー・感想・評価

Sakurita

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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

3.4

本当になんでもやるんですね。
最初はずっと笑っちゃいそうだったけどだんだん普通に可愛く見えてきた。
優しい男のコ。意外と物語も素敵だった。

Here(2023年製作の映画)

3.3

確かに綺麗で、素敵で、静かで。
ただ私にとってすごくつかみどころになる要素はない気がしてしまいました..。すごく優しい監督だなというところは感じました。
アジア人と欧米人の出会い、みたいなのが最近注目
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

心理学とかを使ってドラマチックに犯罪を描くのはあまり好きではないんですけど、でもこの映画が色々なサスペンスドラマのお手本になってきたのかなぁとか考えちゃいました。

最後のカフェのシーンは好きです。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.4

きもい....。w 嫌悪感のある世界感。
哀川翔が哀川翔のキャラのまんまでよかったです。
数学教師っていう設定で無理に論理的に色々考えられるキャラ設定にしたのかなぁとは思いました。少しやっつけという
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

濱口監督って、都会の人間を描く達人だと思ってました。スタイリッシュで皮肉で+演劇的or文学的要素があって。確かにこの題材もその才能があってこそだと感じました。
都会の人が田舎に殴り込みにくるような話で
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.6

少女の苦い心情と豪華な甘い映像。
プリシラさん自身はもっと迫力のある女性に見えるけど、ソフィアコッポラ監督こそのアンニュイな表情ができる女優さんのキャスティング。かわいかったです。プリシラさんの小さい
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軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

4.5

このリマスター版のポスター、最高ですよね..。
この時代に見る価値がある古き良き映画という雰囲気というか。
見た後も前も登場人物のいないデザインが物語の空虚さをスタイリッシュに表現できていると受け取り
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アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

3.8

可愛い女の子とバカだけど優しい男の子がその時代風にきゃっきゃしててよかったです。本当にあんなリアルTinderみたいな場所がフラン領にあったんですか。w もしコルシカ島であんな事があったなら、時代を>>続きを読む

パパラッツィ 2Kレストア(1963年製作の映画)

3.2

これを見てから軽蔑を見てよかったです。
フランス人の大衆文化って、やっぱり独特だなって感じます。
ちょっとアンニュイというか、皮肉な哲学的な部分が盛り込まれてるのが面白いと思うのかな。

メーヌ・オセアン 4Kレストア(1985年製作の映画)

3.7

こちらはジャックロジェ監督作品でも好きな方だったかも。
最後の厳しい旅を延々と描くのいいですね。w
すごくどうでもいいし、見るのもだるいけど、ああゆう人に共有しずらい自分のせいでの自分の不幸ってやだよ
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フィフィ・マルタンガル(2001年製作の映画)

3.4

面白かった。フレンチの茶番劇。
でも別に人生で見なくても損はしないかも。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.5

エドワードヤンって、現実的な、いわゆる劇映画もすごく上手に描くんだな、と感じました。クーリンチェ殺人事件しか見れてないからかもしれないですが、恋愛物で複数人が登場するとき、一人一人の心情というより、関>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

ドゥニヴィルヌーヴ監督の初期からの個性と大衆的映画の良さが混じった作品だと思いました。単純に面白かったのと、緊張感を出すようなアングルの中での物体と物体の対比、編集、カラーコレクション(特にダークサイ>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.4

仕事帰りに見てちょうどいい映画でした。
すごくどうでもいい田舎の人間関係。
田舎の中ではカッコよく見える転校生。
ただこの少女の将来にそれよりすごいことが起こるわけでもなく、青春期のリアルな日々に気付
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

キリアンマーフィーをこんなにアップでずっと撮影している作品ってこれ以上にあるのでしょうか...。目とまつ毛が綺麗すぎます。
また、インサートといっていいのか、火や水や光のみの表現の部分。監督は視界と感
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.2

”ドライヤーが死んだ後は映画で奇跡は起こらない”のマックスの言葉。ずっと心に残ってる。と思って検索したらみんなそう言ってる。そうですよね。

マックスが一番”映画”を俯瞰して見ているオタク。
監督はも
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カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

4.2

デレクジャーマンの映画はなかなかオフィシャルに見れないのでまず見れてよかった。

本当のカラヴァジオの性格や、一つ一つの絵ができ上がった物語が本当に映画通りかはわからないが、時制を崩して走馬灯のように
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

3.3

なんでアメリカ節なのかよくわからなかった。
まあそうなるよね、痛いよね、。
よく頑張って撮影しました、、。

右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

3.8

見事な編集の映画でした。良さを言語化する能力がありません。

音のない世界で(1992年製作の映画)

3.8

みんな愛称がついているフランスのろうの方々の世界。私から見たらとても平和に見える。助け合っている様に見えました。
私がもしろうだったら、序盤にインタビューに答えていた補聴器が逆効果だったという少年の様
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アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.7

最初のアダマン号に乗る人たちを遠くから撮影し、どんどんアップになるカット。そうゆうところから、監督の被写体との距離の取り方への配慮を感じました。そのズームの後からは、船の中の人たちが順々に描かれていく>>続きを読む

エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.8

独特の世界観を、長編監督初作品でここまで描けていること自体がすごいと感じました。理解できる・できない、楽しい・楽しくないという問題の作品ではなかったと感じました。

ヨーロッパ(1991年製作の映画)

4.0

デザイン的な美意識を感じられるシーンがたくさんあり、それは撮影された映像そのものだったり、コラージュの様にデザインをされていたり、それがより"たかが映画だ"というメタ映画的な要素を強調していてかっこい>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

4.5

極めてピュアな作品。
ラースフォントリアの現代の作品は気難しくなってきて、見てる私も苦しくなるけど、この作品では彼のピュアな人間に対する挑発的な気持ちがよりダイレクトに感じられると思った。
"ダンサー
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

ベラの様な女性を描いた作品が生まれて大変嬉しく感じました。女性の性に対する冒険を否定も肯定もせずニュートラルに体験と感情を描き、最高の役者たちが演じ、世界観は別の視覚美意識があり、エンターテイメントに>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

マーティンスコセッシってやっぱ面白いw
最初はオズの魔法使い並みのふざけたセットとカラグレと編集。マジで意味わかんないw
エレン・バースティンさんという配役は最高。ヒステリックすぎず、頭が良すぎない頑
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.7

私が生きている間に、映画が好きな時に、アキカリウスマキ監督作品をタイムリーに拝見できてとっても嬉しいです。
本当はずっとこうやって時代を読みながら映画を作り続けて欲しいです。
貧困と社会情勢と、その時
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Disco Pigs(2001年製作の映画)

4.2

個人的に好きなタイプの映画でした。
キリアンマーフィーの貴重なアイリッシュ丸出しのユース映画が存在していたことが本当に嬉しいです。今はあそこまでの訛りはないし...。そして本当にクレイジー。トラディシ
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

いい映画だな。貧乏と貧困は違うよね。って1番感じるアキカリウスマキの映画です。

意外とアキカリウスマキの映画は貧困側で悲しい事も多くて。貧しい人を描いてる映画の中でも、この映画はあたたかさがあって好
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アス(2019年製作の映画)

4.3

この映画だけは怖すぎて1ヶ月くらいまともに寝られませんでした。

何が怖いのか…第二の自分がマジな敵なこと。+そいつの戦闘能力と目的達成意識が半端ないこと。
ホラーは苦手なのですが、コントロールの効か
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

授業で見させられて逃げ出したかったです。
DVDの特典には第二の終わり方の映像がついてて(あのパトカーが本物の警察で…って流れ)まだ本編のやつでよかったですね、って感じました。

あとは人種差別だ〜な
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

私からレビューすることはあるのかな...と思います。

見て、感じて、それでいい映画です。
主人公の時間軸をなぞって、同情して、本、盆栽、掃除と他人には細かいと感じられることに気を配って、生活の中で出
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.7

この人かげてなければ結構イケメンだよな〜。ニット帽被ればいいのに。表情も演技なのかカッコつけてるのかたまにわからない。
女の子かわいいな、なんとも言えない生活感のある私服がいい感じ。

アキカリウスマ
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

ずっとコイスティネンが悲しそうな顔してる。眉毛の形のせいかな。
それがすっごく気になってた。
あと食器、洗剤で洗って水で流さないで拭き取ってるだけ
...(?)とかそうゆうところを気にしてしまいました
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.1

岡田斗司夫が、「本当にすごいものを見た時は、涙も出ずただ呆然としてしまう。その大きいコンテンツをうすーくスライスして見せて、”感動する”とか”面白い”という感情が感じられる。」って言ってたのですが、こ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

本当にこんなイケてる二人がマイナーな立場になっちゃう世の中テンション下がる。友達だったら確かにめんどくさそう。でもシーモアは意外とイケメン枠。な気がする。