吉沢亮さんのお芝居がよかった。
影の薄い役という設定だったが、飲むと強気になるなど、人が変わったようになるコメディのお芝居が、思い切り振り切っていて印象に残った。
3人のオタクたちが出ていたが、あう>>続きを読む
大泉洋さんのお芝居の上手さが引き立っていた。シーンに欲しい役の役割を、ぴったり音ではめてくるかつ、相手役もその場に引き込むべく役割を果たしている。こういうことを、ちゃんとやれることが、現場で俳優部とし>>続きを読む
役所さんは、過去に役所に勤めている頃、こういった人物を見たことがあるのだろうか。
主人公の三上正夫の人間としてのあらゆる面を、全てのシーンでしっかりと見せてくれた。これまで生きてきた人間としての様々>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一番手がかかった息子・次男が結局は1番自分に似ていて、どこへ行っても寂しい思いをしていたがこの息子のところで元気を取り戻す。素晴らしいお話だった。
脚本がよかったのはもちろん、それを三國連太郎さん演>>続きを読む
これもマンガ原作。
主人公の作り方を、漫画を少しでも読んで、綾野剛さんがどんならキャラ作りをしたのか研究したい。
こちらも哀愁が根底にあるヤクザ・成田狂児(綾野剛)だからこそ、「カラオケ行こ」の意外>>続きを読む
マンガ原作の映画として、演技の仕方がたくさん学べた。
ビジュアルも声も動き方も、テンポ感や性格と行動指針(ベクトル)、シーンの作り方や全体の構成など、遊び人だからこその、ちゃんと考える時はかっこよく>>続きを読む
松坂慶子さん演じる夕子は、実に魅力的だった。19歳には見えない美しい顔立ち、内に秘めた幼さ、まさに昼間は清女で夜は娼婦というに相応しい魅力が、上品に健気さをももって実在させていた。
松坂慶子さんの持>>続きを読む
ライアン・ゴズリング演じるケンのお芝居が素晴らしかった。コメディ芝居として、とてもユーモアがあって、学ぶこと多し。女社会で生きるケン、人間世界で自由にいろんなものに出会い受け止めるケンは、いつでも暗い>>続きを読む
無戸籍者は現在一万人くらいの方がいるということだったが、映画でその現状を、ほんの一部だと思うが教えてもらえた作品。
映画はこのように、つらい現実を客観的ではなく、身近に感じてもらいやすくなるという、>>続きを読む
絵がとても綺麗だった。蒔田彩珠さん演じる、中学生のひかりの同級生との恋愛は、過去の自分の体験を思い出してしまうほど、生き生きとして、恥じらいと初めて他人に自分の心の柔らかい部分に直接触れられたという青>>続きを読む
どの役も演技派揃いで、どの役も作り方がしっかりしていて、個性的にしあがっていた。
幻聴が聴こえて暴れるようになり、妹夫婦から疎まれ入院することになった、元サラリーマンのチュウさんを演じた綾野剛さん。>>続きを読む
コメディで明るくとても面白かった。コメディ芝居というのは、こういうものなのかと勉強になった。
あらゆる役者がインパクト強かったが、西村雅彦さんの、3枚目のキャラクターが引き立っていて、楽しく観れた。>>続きを読む
葛藤を描いた作品。男女が一緒にいることには、健全であれ不健全であれ理由があり、その繋がりは本能的なものである。
この作品での不幸になるために一緒になったは、単純に憎しみからのスタート。憎しみは愛を求>>続きを読む
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の監督作品。
写真家の浅田政志さんを演じた二宮和也さんは、浅田政志さんのあらゆるステージでの成長の過程の時点を、自在に演じていた。
二宮さんのお芝居は、主役にふさわしい>>続きを読む
おもしろ過ぎて、あっという間の3時間だった。ストーリーもお芝居も抜群。
ストーリーや主人公のキャラクター設定は、とても魅力的で素晴らしい作り。
おとよを演じた二木てるみさんは、いろいろな心の状態のま>>続きを読む
女性の役者では岡田君演じる宮部の妻役の井上真央さんは、あまり可哀想な感じではなく、基本的には元気でたくましいイメージなので、ミスキャストと言えば、そんな感じがした。
男性の俳優陣は、今主役級の役者が>>続きを読む
用心棒よりこちらの作品の方が、エンタメ感があって面白く感じた。
椿三十郎(前作の桑畑三十郎)も、キャラクターをより人間味アップさせ、持ち前のユーモアと知略を駆使させており、おもしろくギャグも効果的に>>続きを読む
三船敏郎演じる流人の、桑畑三十郎がこの村にやってきたばかりの、目の芝居が実に魅力的で、その後の芝居や殺陣、立ち姿やキャラクターの作り方、そして本人の魅力で完全に魅了されてしまった。
丸顔に憧れていた>>続きを読む
松岡茉優さん演じる、本好きな街の書店の娘で、小説の編集者の恵は、本好きな編集者らしい、いわゆるオタクではない積極的に自分の意見を言う、文学好きな女性を、バランス感覚よく作っていた。ナチュラルに良い塩梅>>続きを読む
草刈民代さん、大沢たかおさんの長台詞のシーンが、どれも素晴らしかった。
呼吸器内科のエリート医師、草刈民代さんは東大医学部卒で美人医師で、嫉妬などからよく思われないことも多いという設定のもと、医療に>>続きを読む
能年玲奈演じるミー坊は、素でやっているのではないかと思うくらい、個性が光っていた。他の今売れている俳優もかすむくらい。。
自分の個性は、これではと感じるものに関しては、思いっきり出していくのが、差別>>続きを読む
ゲストで出演した、ハリウッドのヘアメイク役の山田孝之さんは、セリフが無いのに笑いをしっかり残してきて、印象に強く残った。セリフの言い回しだけでなく、効果音的なものを自分で発することで、笑いが取れるとい>>続きを読む
石原さとみさん演じる魔性の女、梨花はみすずちゃんに似ていて、かわいかった。最後の実は病気でしたというオチは、なんだか良い子ぶっているような感じがして、これまでの梨花の奔放ぶりがつまらなくなった。あうい>>続きを読む
長澤まさみさんのお芝居の上手さが、光っていた。ダー子らしいイカれたテンションの高さと、劇中劇のうさんくささの比重の絶妙なバランス感覚、本気で恋に落ちている真面目な芝居、これらのコントラストがとても上手>>続きを読む
コメディ芝居として、学ぶべきところがたくさんあった。長澤まさみさんのコメディエンヌとしてのお芝居、正直好きだ。彼女から学ぶところは大きい。
中性的だが健康的な魅力が持ち味の長澤さん。今回はコメディエ>>続きを読む
実力はあるが、冴えない売れない漫画家の役を上手く演じていた。こういうネクラキャラいるという感じ。吉岡里帆さんは可愛いし、役を上手く作れる役者だ。
そして柄本佑さんと尾野真千子さんのプロデューサーっぷ>>続きを読む
視覚面での最先端ぶりがすごかった。今から40年以上前に、テレビ電話やあらゆることをデジタルで考えたらどうなるのかという街並みや、場面設定を斬新に具現化していた。
またレプリカントについての考え方も、>>続きを読む
アニメ原作のテレビドラマの映画版ということで、キャラクターのバランスや配置など、実に勉強になった。
川口春奈さん、安達祐実さん、松本まりかさん、メグミさんの立ち位置は素晴らしかった。キャラ立ちしてい>>続きを読む
この役では菅田将暉さんが、非常に痩せていて、かつ冒険心がないというところから、保守的で、恋人として選ばれない必然性を上手く芝居として作り出していたように思った。それでありながら、一途で不器用な男。葵が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
岸井ゆきのさんの魅力を、とても生かした映画だったと思う。同じボクシングでも、安藤サクラさんの「100円の恋」とは、また違う描き方。障害を持ちながらも、強くひたむきに信念のもと行動していく女性が描かれて>>続きを読む
実力派揃いの作品で、キャスティングがどれも適役だった。彼らはどの役に配置されても、ばっちり役に当てはめて、その役らしいものにしてしまうのだろう。
主役の主婦を演じた筒井真理子さんは、性格まで歪んでし>>続きを読む
いわゆる娯楽映画だが、ヒョンビンとユ•ヘジンの掛け合いは、まるでコントをみているようで、楽しませてくれた。
ヒョンビンが演じる北朝鮮人役は、仕事はバシッとやり手で頭の回転も体の能力も性格も真面目で良>>続きを読む
がっかりだった。全く面白くない。忠誠心を描いた作品なのだろうが、感動は全くなかった。
役所広司さんのお芝居が、入念になられているものなのだろう、ということと、松たか子さんの、芝居をちゃんとやっている>>続きを読む
人を信じずに生きるか、人を信じて生きるか、その2つを問う映画だったように感じた。
同時に自分を育ててくれた血の繋がっていない祖母は、貧しくても人を信じて生きる人だったのに対し、自分は貧しさに耐えられ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
母性がない母親を描いた作品だった。最後には娘たちの元に戻るが、子どもたちから離れた3年間が「最高だった」という自分の本音を知ったこと。彼女の涙はそれだった気がしたが、寂しくなって愛しくなって、自分では>>続きを読む
非常に精巧に作られた話だった。社会派の人間ドラマ。
そして黄金町のシーンは、横浜に行くのが怖くなってやめてしまうくらいリアリティがあり、恐ろしかった。なぜならたくさんいる役者が全員、本物のヘロイン中>>続きを読む