麟チャウダーさんの映画レビュー・感想・評価

麟チャウダー

麟チャウダー

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

ヴィーガン活動家の野郎共がウザいからお前らを食肉にして大勢に食わせてやるよ、っていう全ヴィーガン活動家に対する中指突き立て映画。

ヴィーガン活動家が人としてではなく、肉として見られて、食肉として見ら
>>続きを読む

その怪物(2014年製作の映画)

3.7

ドス黒いシリアスな展開と、明るいお馬鹿コメディを混ぜ合わせたお茶目な映画だった。

太陽におばあちゃんの顔があって、最低な歌を孫に教えている冒頭からもうトチ狂ってる。映画のパッケージやあらすじからの印
>>続きを読む

成れの果て(2021年製作の映画)

3.7

思い遣りの欠けた言葉ばかりでうんざりする。狭い世界に閉じこもるしかできなかったら、ここまで人と人とを不幸で繋いで行ってしまうんだなって。幸福があるから不幸を感じるんじゃなくて何もない平凡しかないのに不>>続きを読む

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

2.5

主人公を乗せた貨物エレベーターが、ぎゅいーんって急上昇していく始まり方が良かった。この世界に突然放り込まれる形になってて、それが観客と主人公を同じ状況にして始まる冒頭としては良かった。ここだけ映画館の>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

3.8

終盤の畳み掛けがめちゃくちゃ怖すぎて楽しかった。 前半の糞おもんない時間があったから、こんなん余裕だろって登場人物たちと同じくコンジアムを舐めてかかる事になる構成が良かった。調子乗ってる奴らが痛い目を>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.7

性格の悪さが溢れ出ている設定、展開、描写に圧倒された。血の量が多すぎてとんでもない絵面になっている最高に趣味の悪い、最悪の映画。

ちゃんと映画として成立させていながら、趣味全開のグロ映画をしていて、
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

綺麗な作品だった。映像、展開、物語のまとまり方、雰囲気、青春の眩しい風景、恋の行方と夢、その全てが綺麗に映った。役者陣は全員ハマり役だったなって思う。受験やスポーツ系のテレビCMみたいな若者のキラキラ>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

舞台挨拶付き試写会にて。

※爆烈にネタバレあり。

平気で残酷な、平気で悪質な世の中に生きていて、どうやって生きて行く?どうやって折り合いをつける?どうやって安心して信じられる希望を見つける?ってい
>>続きを読む

ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.5

因縁吹っかけられたベジータ。
ブロリーを止めようとする悟空。
俺がいてもかえって邪魔か…なピッコロ。
悟空さん、ベジータさん頑張れ~、なウイス。
お留守番して子守してる破壊神ビルス。
身長を伸ばしたい
>>続きを読む

ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

-

フリーザ様が悟空を見返すために一生懸命自分磨きして金色になれたから、地球にいる悟空にわざわざ会いに行く話。で、悟空にボコボコにされる話。

力比べとファンサービスの100分間。めちゃくちゃあっさり悟飯
>>続きを読む

The Wave(原題)(2019年製作の映画)

3.8

なかなか面白い、サイケデリック脱法自己啓発コメディ映画だった。
ちゃんとぶっ飛ぶし、イかれた映像と神秘的な映像、常識を覆す時空の映像が楽しませてくれた。スピリチュアル的な世界観があって、薬物トリップも
>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.8

『ジョンウィック』の世界観におもちゃ箱をぶちまけたような雰囲気の映画。
馬鹿馬鹿しいドタバタコメディに乗じた、グロいアクションも愉快。思ってた以上にエグかった。
血すらも色彩の一部、衣装の柄にしてしま
>>続きを読む

Ink(原題)(2009年製作の映画)

3.9

面白かったな〜。
同監督作の「The Frame」よりも夢感が強い。「The Frame」は目覚めた後にこんな夢見たなっていう感覚の映像。今作「Ink」はまさに夢を見ている最中の映像って感じだった。
>>続きを読む

ザ・フレーム(2014年製作の映画)

4.0

YouTubeとかで観れる数分の短編映画を2時間じっくりやってくれた感じの作品。全体的に、見慣れない変な撮り方や編集で違和感があって気持ち悪い。映像の安っぽさもあって、独特の作風と世界観になってて不思>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

2.8

見た目や命の形がどうであれ、そこに愛情が生まれたっていいじゃないか。それを周りがとやかく言うなんて無駄なんだよ、そこに愛情が生まれたのは確かで、確実に存在しているんだから、今からそれを無かったことには>>続きを読む

フォー・ハンズ(2017年製作の映画)

2.5

2人分の人生を生きているとしたら。その2人目の人生によって、自分の人生が上手くいかなかったら。っていうテーマ性から始まって、自分の中にいるもう1人との駆け引き、復讐、自由、執着からの解放、自分の人生、>>続きを読む

シンクロニック(2019年製作の映画)

3.0

タイムトラベルものなんだけど、なぜか宇宙の怖さを感じた。まるで宇宙が意思を持った生命であり、殺人兵器であり、時間の番人のように思えた。別にそんな内容の映画ではないんだけども。

楽しさや盛り上がりって
>>続きを読む

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.5

認知症版「インセプション」みたいな映画。

スッキリ解き明かしてくれない、分かりやすく説明してくれないので不可解なままという部分が多い。けど、まぁまぁ面白い。
アンソニー・ホプキンス主演の「ファーザー
>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

3.5

続編を是非、作ってほしい。短い尺で、スピード感があって、本筋と並行して小出しで物語展開していく作りも良かった。思考が追いつかなくて、まんまと楽しめた。

イコ・ウワイスの参加は嬉しいものの、格闘シーン
>>続きを読む

ダークレイン(2015年製作の映画)

3.3

お笑い芸人が書いた異質なコントを、演技が下手な若手芸人にやらせたら、全然笑えなくてシリアスになっちゃった的な作品。アイデアで勝って、表現で負けた感じ。

アイデアはめちゃくちゃ面白い、笑える。恐ろしい
>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

1.0

映画好きの大人たちが集まって、自分達の子供達に脚本書かせた?それを、よし、じゃあ、パパとママ達が映画にしてあげる!って言って作ったん?

80分のうちの6〜7割はクロエグレースモレッツしか映らない。ほ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

-

AIの壮大な恐怖を匂わせつつも、めちゃくちゃアナログな、スリには気をつけようね映画。
思ってた100倍くらい情報が多くて頭フル回転。状況説明、設定作り、登場人物の入れ替え、立場、思惑、あー、ややこしい
>>続きを読む

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.8

てんかんの発作の直前には恍惚の瞬間があり、それは全生涯に値する感覚である。という引用から始まる物語。

物語としては、人間が人間たる部分に飲み込まれてカオスな事態へと陥るという展開。芸術としては、何だ
>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.9

試写会にて。2D字幕。

パラマウントピクチャーズのロゴでの幕開け。もう、最高じゃあないっすか。

おもちゃ遊びしている子供の脳内を映像化した終盤はめちゃくちゃ面白かった。子供のおもちゃ遊びに入り込ん
>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

2.5

冒頭が最高。5分程度しかない場面だけど、小さな子供の妄想を忠実に再現した物語の開幕に胸が踊る。おもちゃ遊びの妄想、子供の頃に観たトランスフォーマーのアニメ、子供の夢、その世界にいきなり放り込まれる始ま>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.8

アクションシーンが当たり前のように長回しで凄すぎる。
肉弾戦からカーチェイスの最中まで死体の破壊具合が予想以上で、なかなかグロかったし、「ザ・レイド」などのインドネシア映画に通ずる痛すぎる描写の数々に
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8

面白すぎて体が宙に浮きそうになった。

色んな次元から“楽しい”という言葉を借りて来ないと表現出来ないくらいに楽しい、楽しすぎる作品だった。

遊び心も満載で、迫力満点のアクションは勿論。最高のショッ
>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

試写会にて。エンドクレジット後の映像が未完成だとかで、エンドロールがごっそり抜けてるバージョンを鑑賞。

過去を手放す、今を生きる、未来を壊してしまわないように、がテーマなのかなと思う。

一番印象に
>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.6

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの集大成。アニメも全部観てからこれを観てやっと完結する。まずアニメを観て、最後はこれを観て締め括ってほしい。全部が繋がってて、全部が積み重なっている。その分>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.7

「永遠と自動手記人形」というサブタイトル。今度は永遠を見つける物語だったのか、というよりも、永遠を作り出す物語だった。ある2人の少女について、少しずつ語られていく。これが引き離された姉妹の絆の物語へと>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

急に面白い。一気に面白くなった。

ポップさをだいぶ削いでダークな雰囲気で満たされていて個人的には良かった。クイニーの闇落ちによってジェイコブ周りが切なくて悲しくて、結果だいぶポップな空気が死んで今回
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

相変わらず魔法の表現は、CGのレベルが高くて楽しめた。街を黒いベールが覆う場面なんかは、どこかホラー的な恐怖を感じるくらい良い雰囲気だった。せっかくならゴリゴリのホラーテイストで作ってくれても楽しめた>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.0

目が肥えたのか、各キャラに魅力をあまり感じなかった。ティナがなんだかなー。ジェイコブとクイニーも面白いけど脇役だしなあ。なんならニュートもまだ好きにはなれてなくて。エズラ・ミラー演じるキャラも、コリン>>続きを読む

>|