Jimmyさんの映画レビュー・感想・評価 - 144ページ目

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黒い罠 完全修復版(1958年製作の映画)

5.0

ブルーレイ『黒い罠~完全修復版』は傑作!

監督オーソン・ウェルズが撮り上げた『黒い罠』は、尺の長い試写会版が上映された際に映画関係者から「分かりづらい」と言われたことから、オーソン・ウェルズが本作完
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

5.0

初見は日本初公開時(1991年3月22日)の新宿プラザ、その後何回か観ているが、久しぶりに鑑賞。

ファミリー存続のために合法的に物事を進めて、後継者にファミリーを引き継ぎたい老齢のマイケル・コルレオ
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.8

日本では劇場未公開の『ゴッドファーザー<最終章> マイケル・コルレオーネの最期』がBlu-ray発売されたので、観た。
『ゴッドファーザーPARTⅢ』を、フランシス・F・コッポラ監督が再編集した2時間
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

4.0

特撮が見事!素晴らしい造形美だった。
ジョン・カーペンター版を観たのは、だいぶ前なので比較はできないが、本作の特撮映像は本当に良くできていた。
また、物語も人間どうしが疑心暗鬼になるあたり、とても面白
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愛なき女(1951年製作の映画)

3.5

ルイス・ブニュエル監督作品だが、オーソドックスな映画だった。

不幸な結婚をして夫と幼い息子と3人で暮らしている女性。ある日、息子が家出をして行方不明になってしまうが、山でさまよっていた息子を助けてく
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心の旅路(1942年製作の映画)

3.5

ロナルド・コールマンとグリア・ガースンの恋の行方を追うことで感動させられるマーヴィン・ルロイ監督作品。

ある男がフランスの戦線で記憶を失って精神病院に収監されていたが、ある時逃げ出して、彼を連れ戻さ
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私は確信する(2018年製作の映画)

3.6

オンライン試写会なるものに初めて参加して鑑賞。今年(2021年)2月公開予定の映画。
本作は、フランスで実際に発生した女性失踪事件で夫が殺人事件の罪を被せられて被告となる裁判を描いた映画。特に、二審を
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学園祭の夜 甘い経験(1970年製作の映画)

3.5

タイトルから「甘い青春もの」かと思ったら、意外にシビアな堀川弘通監督作品だった。
日本映画専門チャンネルの【蔵出し名画座】放映で鑑賞。

序盤は「1970年の青春映画風」な学園祭風景などが描かれる。東
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陽気なルームメイト(1943年製作の映画)

3.3

タイトルどおり、なかなか気楽に観られるコメディ映画。
ジーン・アーサーはもっと綺麗だったイメージを持っていたが、なんだかくたびれた感が漂う雰囲気だったのが個人的には残念だった。

住む部屋が逼迫してい
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春の雨の中を(1969年製作の映画)

4.0

復刻シネマライブラリー版DVDが廉価で販売されていたので即購入して鑑賞。
バーグマンとアンソニー・クインがお互いに家庭持ちだが恋愛するロマンスもの。観ているうちに「この2人に何が起こるのかを描いている
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黄金時代(1930年製作の映画)

3.5

ルイス・ブニュエルの初期作品であり、これもダリと組んで作り上げたようだ。
そのためか、シュールな場面が多々あるが、前作『アンダルシアの犬』ほど強烈なものではない。

冒頭の「サソリ場面」は素晴らしい。
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ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より(2006年製作の映画)

3.5

この映画、深田晃司監督作だから観たのだが、静謐なアニメーションだった。
アニメーションといっても映像内で動きがあるアニメではなく、静止画を様々な撮り方で描いた映像であった。

内容は、ある女性を中心に
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レオパルドマン 豹男(1943年製作の映画)

2.0

だいぶ前から気になっていた映画だが、ようやく観た。
黒豹が逃げた町で、次々と女性が惨殺される事件が発生する映画だが、当時の規制のためか女性が殺される場面や死体は映らない。

ある舞台で人気をとりたい女
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愛の勝利(1939年製作の映画)

2.5

ベティ・デイヴィス主演の難病もの。ハンフリー・ボガート出演作だから観てみたら、ボギーはほとんど脇役。
富豪だった父親の娘(ベティ・デイヴィス)は時々めまいを起こしていたが、彼女を診察した医者(ジョージ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

初見が1993年12月12日だったので約30年ぶりに観たが、相変わらず楽しい映画。

この映画、とても饒舌でセリフが多いし、字幕で思ったことを観客に伝える試みも楽しい。

初見でも思ったことだが、ウデ
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

3.5

初見は1984年4月24日のACTミニシアター、37年ぶりに鑑賞。
カール・テオドール・ドライヤー監督作品。

オルレアンの神のような娘=ジャンヌ・ダルクを描いたものだが、この作品はクローズアップ多用
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

2021年2月13日、丸の内ピカデリーにて鑑賞。

素晴らしい映画だった。
ある殺人犯が刑期を終えて出所するところから始まる。その出所した三上という男(役所広司)が一生懸命にカタギとして生きようとする
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目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

2.0

「台湾サスペンス」と聞いたので観てみたが、ある事件の真相を追っていく流れにおいて、同じ場面のフェイクと真実を何度も描くかたちになっていて、あまりドキドキなどしなかった。

ある新聞記者が9年前に交通死
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サウダーヂ(2011年製作の映画)

2.5

甲府を舞台に、土方の男達・(タイやブラジルから来た)外国人労働者・はみ出し者たちの集団などの姿を通して、「どん詰まりの世界」を描いた富田克也監督作品。

空族の作品なので映画館でしか観られないと思って
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東京人間喜劇(2008年製作の映画)

4.0

深田晃司監督作品なので観た。[白猫]&[写真]&[右腕]という3編が微妙に重なりながら織りなすドラマ。
さすが深田監督という描写が随所に見られたが、[右腕]の屋外を移動する男女を正面から映したかと思え
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