ヨウイチさんの映画レビュー・感想・評価

ヨウイチ

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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

アウシュビッツの隣に住まう家族でさえ塀の向こうから届く銃声や悲鳴、煙などに無関心で居られる(居られてしまう)というのは戦争の渦中というある種異常と正常が逆転した状況下においては自分自身そうなってしまう>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

正直言うと全然呑み下せていない、“悪は存在しない”というタイトルから「あ〜こういう感じなんかな」という想像をしているとラスト15分ぐらいで全然別角度からぶっ飛ばされる感覚、あれは何だったのか……
人間
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

車中での会話劇がある映画やっぱええすよな……谷川俊太郎の「朝のリレー」的な心地良いオンタイム感がありながら、世界各地で起こるそれぞれの出来事は独立しており何の関係もないところがとても好(ハオ)
それに
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

Y2Kの空気そのまんまでめちゃくちゃ懐かしくはあるけど、俺別にこの時代に愛着そんなにないんだなと実感した、マシュー南は愛してますが
まぁなんせ音楽が強すぎる

キアヌ(2016年製作の映画)

3.7

小ネタ多くて飽きん、キアヌかわよいよねぇ

オースティン・パワーズ(1997年製作の映画)

4.2

諸々問題あるのは百も承知だが、にしてもキャスト全員楽しそうすぎる

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.6

音楽めちゃええのにレコード焼かされるシーン最悪すぎる
友人がこの映画で卒論書いたらしくて是非とも読みたいと思った

スクラップ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.4

Y2K特有の閉塞感を帯びた和製ファイトクラブ
ギリジョーしか似合わん髪型
加瀬亮はズタボロであればあるほど良いことの証左として在る映画

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

再鑑賞(裁判員制度が始まったタイミングで高校の授業にて初鑑賞)

マジでよくできた映画ですね……疑わしきは罰せずの原則を貫くことって検察側からすれば相当な時間やコストがかかるわけだけれども、人の生き死
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

若者に「本を読め」って説教するシーンがなくて良かった

めまい(1958年製作の映画)

3.5

服買うくだりから「めちゃキショ……」と思ってたら最後なんかとんでもない終わり方してビックリした

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.4

あれが“決着”なんやとしたら登場人物全員キモすぎるし、「聖なる 鹿殺し」ではなく「聖なる鹿(a sacred deer) 殺し」なんやね(日本版ポスターのタイトル文字色分けは完全にミスリードってことに>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

何を言うのも無粋、ただ定期的にこういう作品が世に出続けてほしい

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

もう還暦近いのにキアヌ酷使されすぎちゃう?制作サイドが主席連合みたいになってない??

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.2

悪役が小物すぎて……パッパがもうちょい出張ってほしかった

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

見届けたいし見届けられたいと思える友達がいる時点で俺の人生は優勝してるんだよな

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.9

コントやなぁ
テーブルひとつに椅子2脚、あとコーヒーとタバコがあればそこに物語が生まれる

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.8

再鑑賞
確かこれでエリオットスミスを知ったんやけど初デートのとこでsay yes流れた時がなぜか一番泣きそうになった

「何の挨拶もなくお前は消えてる そうなればいい」って台詞を面と向かって吐ける友達
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千年女優(2001年製作の映画)

4.1

ある一線を退いた映画女優へのインタビューを通し、ひとつの恋慕に生きたその半生を追うドキュメンタリーという形でストーリーが展開していく。が、当人の語るエピソードに彼女の過去の出演作のストーリーやインタビ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.3

誰からも感謝されることのない仕事でも真摯に働き、背伸びすることなくごく自然に人々と関わり、誰に見せるでもない(限りなく“記録”に近い)創作的営みに興じ、つつがなく日々を過ごすことをPerfect Da>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

ブシェミはなぁ…いいよなぁ……
イーニドはイカれてるしムカつくヤツやけど、その行動を否定しきるには誰しもの中にイーニド的な部分が確かに存在しすぎている

野のユリ(1963年製作の映画)

5.0

再鑑賞
映画史にのこる大名作
エイメンブレイクの元ネタいつ聴いてもグッとくる

風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.2

とにかく映像が美しい
人々の暮らしや営みに加えその根底に横たわる思想や哲学をも丁寧にスケッチしたような作品だった

“響きのいい約束より目の前のブドウ酒だ”
↑実際マジでそう

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

ずっとテンポ良く進んでくし終盤すんごい畳み掛けてくるし

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.3

原作好きすぎるがゆえに期待より不安が若干勝ってる状態で鑑賞。そもそもが映画的なつくりである漫画作品を実写映画化することの“意味”とか“必然性”が問われるので正直難しかったやろな……ストーリーやキャステ>>続きを読む

ひなぎく(1966年製作の映画)

3.7

狂人がハサミ持ってるの普通にヒヤヒヤするな……あとジョニ赤ストレートでそんなグビグビいけるのはヤバい

街の上で(2019年製作の映画)

3.7

「せやなぁ」「まぁなぁ」「確かになぁ」が計10pt を超えたので俺の負けです

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

ウェス作品、短編だろうとほぼ確実に一回どっかで眠たくなるな、全然いい作品なんですが

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

5.0

真夜中の来訪者、猫の失踪、煙草、奇妙な隣人たち、海辺の豪邸、煙草、探偵の真摯な仕事、煙草、煙草、退廃した作家、酒と煙草、裏切りの清算、煙草、何もかもがカッコいい完璧な映画……これを閉館前のみなみ会館で>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

「立ち入り禁止」のロープすら乗り越えたいと思うこともなく少年期を過ごしてきた人間にはあまりに共感し得ない部分が多すぎる

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

町田洋の『惑星9の休日』的世界観が非常にツボだった、もっとポップなのを想像してたらなかなかややこしい三重構造でこれは良い裏切り
劇中劇という形式なので第四の壁を超えてくるのかと思ったけど実際そうでもな
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