Rのすけさんの映画レビュー・感想・評価

Rのすけ

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MONTEREY POP モンタレー・ポップ(2017年製作の映画)

4.5

ザ・フーもジャニスもジミヘンもオーティスもサイモン&ガーファンクルもジミヘンもほぼ一曲ずつなのに、ラヴィ・シャンカールのシタール演奏だけ15分ぐらいあるのはいかがなもんだろうか!いや素晴らしかったけど>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.0

ウォンカーウァイの撮る映画ってなんだかすごく身近かなところにある気がする

だからテクニカルなことをしていても嫌味がないというか、あくまで大衆的なところに留まってくれる

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.0

浅野いにおって好きなこと思うがままに描いてるタイプの漫画家かと勝手に思ってたけど、
意外とバランス感覚あるというか、器用な人なんだなと思った

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.0

もう結論日本映画界はアニメだけでやっていけますよね、という感じになりかねないスケール感

魔界転生(1981年製作の映画)

4.5

なにかスゴいものを作ってやろうっていう気概に溢れた時代の映画は良いね

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

家族がリビングで観始めたのを横目でみてたら、気づいたときには鈴木亮平に泣かされてた

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.5

カラフルでセンスが良くって、どの映画とも似つかない文法で成り立ってるような感じが好き

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.5

ギリシア悲劇的なスケール感というか

戦争とか宗教対立の暗い連なりが個人一手に集約されて、これ以上ない反対声明を観せられた気がする

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

ノーランが監督したからここまでの大作に仕上がったんだろうけど、ノーランじゃなかったらきっともっと面白くなったんだろうなあというのが正直な気持ち

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

ユニクロだのなんだののPR的な側面はさておき、ヴィム・ヴェンダースいまだここにありといった心地よさ

八甲田山(1977年製作の映画)

4.0

とにかくなるべく明るく、暖かい環境で観よう

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.5

万人に届くラブロマンスのなかに芯のあるメッセージ、こういう映画がもっと増えるといいな

青い春(2001年製作の映画)

4.0

学生特有のブレーキ取れちゃってる感じが映像からも音楽からもよく伝わって好きだな

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

3.0

このアニメーションを心底楽しめるようになりたいからおれにもLSDをくれ

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

かといってこの父親みたいな「悪い人では決してないんだけど実社会に居場所がない大人」が身近にいると、正直居心地は良くない

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

歴史上の英傑を解体していく試みは面白いけれど、作り手がそこに現代の独裁者を重ねて見ている気がしていただけない

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

冒頭、石油を浴びる先住民たちのスローモーションにゴツめのロックが流れて、ああおれはスコセッシの映画を観に来たんだと実感する

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

キャストがすごく良いし、原作のある種の容赦のなさをそのままに、映像のあたたかさが加わってる

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

芦田愛菜女史の出演作を選ぶセンス、今後も大事にしていただきたい

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

最近、この手の映画を観ると、主人公よりも周囲の大人たちの姿に胸がうたれるようになったことが、ちょっと寂しくもある

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.0

映像から読み取れるものは決して多くない
記憶に残るのは女の子のあのまなざしだけ

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.5

札束とショットガン、札束とショットガン、札束とショットガン、
そういうのがたまにはいいね

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

勇気を出して言わせてもらうと、ぼくは2より1の方が面白いと思うんです

2にはビジュアル、プロット、キャラクター、あらゆる面での完成形があると思うんだけど、
T-1000に「まだ来る!?まだ来る!?」
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.5

ターミネーターのしつこさが一番良い形で出てる
ホラーテイストを含んだアクションが最高

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.5

怪獣モノで人間ドラマに軸を置きすぎると、怪獣ががっつり忖度しだすからダメ

しかし気失ってそのまま場面転換の流れは便利でいいなあ、自分も困ったとき使おっと

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.0

久しぶりに映画館の大きなスクリーンで映画を観たから単純にめちゃ楽しかったんだけれども
色眼鏡を抜きにしても、随所にアイディアが光るところと物足りないところがある、玉石混合な作品

まず、SFガジェット
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.0

高畑勲は、ジブリでは一貫して“家族”を懇切丁寧に繊細に描いてきた人

ダイナミックな活劇を得意とするエンターテイナーの宮崎駿とは対照的で、素朴な絵面が続くから、この映画にいたっては実写でよくないか?と
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.5

高畑勲、渾身の遺作

豊かな自然と四季、そこに織りなす人たちの喜怒哀楽
日本人古来の情感を呼びさます、しんみりともの悲しい物語

とんでもなく美しいながら、荒っぽくて余白の多いスケッチのような画づくり
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.5

スリリングな物語、大胆なアクション、チャーミングな登場人物、
子どものための世界に一切手を抜かない宮崎作品は大人になっても魅了される

その到達点としてはやはり『ラピュタ』なんだろうけれど、個人的には
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