きのしたたかとしさんの映画レビュー・感想・評価

きのしたたかとし

きのしたたかとし

ノロイ(2005年製作の映画)

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「隣の家から奇妙な音がするんです」
という便りを受け、調査を始めた
怪奇実話作家の小林、
それと同時に別で調査していた
テレビ番組で透視をした少女、
全身アルミホイルで身を守る霊能力者、
心霊スポット
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

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巨額の費用が投じられたトライアスロンが
開催されるセーヌ川、そこになんと!
環境破壊によって進化し、淡水にも
適応したサメが…というお話。

「JAWS」や「ディープ・ブルー」といった
サメ映画の傑作
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

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すごい映画のリバイバル
やるから行こ!と友達から
誘ってもらったのでアニメ12話を
一気に観て観てきました!
登場人物の一人一人の
真似したくなるくらいかっこいい口上と
感情を赤裸々にぶつけ合う戦いと
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作の世界に生きる人たちが
かつて生きていた時間、
生き様、そこにあった生活、
会話、人の繋がり、意思…
それらが結びつくことで
「マッドマックス:怒りのデス・ロード」
の物語にさらに深みをもたせるこ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

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ようやく観てきました…!!
「プンプン」の頃のあの浅野いにおを
後章で一気に摂取してしまって
今ちょっと軽い体調不良起こしてます…
(それくらい面白かった…!!!)
比喩でもなく、誰か1人でも
肯定し
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機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

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宇宙に浮かぶ光の滑走路、
ガムのような物で補強される傷…と
ロマン溢れる未来のガジェットがいい…!
「くやしいけど、僕は男なんだな…」
ってまだ幼い子供に言わせてしまう
戦争の恐ろしさと有無を言わさず
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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昔、人が嬉しい時、悲しい時
歌った、鳴らした音が
次のまた次の世代へと
受け継がれ、そのメロディや歌が
今の子守唄や授業の課題曲、
僕らの心に残るあの1曲となって
存在していることをさりげなく示す
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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大学生の頃熱中した漫画が
スクリーンに!!
浅野いにお先生の
水木しげる、藤子・F・不二雄先生に
リスペクトを込めたあの大好きな絵が
声、動きという新しい命を
宿して動き出した感動がもう…!!
軽快な
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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映画の名シーンの裏には
映すことのできなかった
最高の表情が存在することもあること、
目の前の非情な現実も
被写体も光で、角度で、繋ぎ方で
最高の輝かしいものに
変えることができる
映画にはそんな力、
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ぼくの生まれた日(2002年製作の映画)

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ビデオに録画してめっちゃ
観てた映画を久々に。
のび太が描いた絵、
生まれた日につけていたリストバンド、
きっと大事な日に履いた靴が
机の上に置いてあるカット、
ビデオに映ってなくて見れてなかった
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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さっきまで全身にスパイス浴びてたし
サンドワームも目の前にいたし、
なんなら砂の惑星にいたんですよ!!
ってなるくらいの没入感と
劇場が揺れるくらいの重低音、
宗教画のような光と影が映える画が
すんご
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ライフ(2017年製作の映画)

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サンプルを回収する
緊迫した序盤の長回し、
ビデオレターでの無駄のない
登場人物紹介に、
無邪気な未知の生物の命名、
いやーな死に方…と
良いシーンのオンパレード!
宇宙船の施設と宇宙の
画作りもかっ
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

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久々にホラーが見たくて
気になってた映画をようやく。
(求めてた感じのホラーではなかったけど…)
少しずつ、確実に
日常に非日常が侵食してきて
一気に爆ぜる冒頭がいい!
涙を流し、快楽に溺れながら
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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こんな暗くて、辛いことばっかりの
現実からちょっとだけ離れて
とにかく優しくて素敵で
悪役まで魅力的な魔法のような
世界に入ることができた
幸せを噛み締めました…
観てると口の中が
ほのかに甘くなるよ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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カルチャーに触れた時に
感じる心の躍動、感動を
自分だけのものにしておくのも
いいけど、自分と同じように作品から
何かを受け取った誰かと話す事で
生まれる楽しさ、幸せって
大切でいいですよねーって
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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子供の頃映画館で観た
3丁目の夕日にちょびっとだけ
出てきたゴジラの描写に
ワクワクさせてもらった
山崎貴監督にまた
ワクワクさせてもらえました…

売店にメダルとソフビ売ってる!
劇場限定カップや!
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

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もう、中二心がくすぶられすぎて、
なんで今まで観てなかったんや!
って悔やまれるくらいおもしろかった!
ノルマンディー上陸作戦のような
緊張感があるトラックでの会話と
突入シーン、光と影が映える銃撃戦
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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「モンスターズ/地球外生命体」で
この目の前の世界(実景)に
モンスターが出てきたら
どうなるんだろう?って
空想を叶えてくれたように、
この世界にAIが命を持って生きていれば
どんな景色があって、
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スマイル(2022年製作の映画)

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終始ピントの合わない背景、
上下が反転した空撮、
その冷蔵庫の裏、
暗闇の中に何かいるんじゃないの…?
って思わせる絵作りや
終始どこか居心地が悪く感じる演出、
劇伴が本当に良かった!
怪異が姿を変え
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ザ・デプス(1989年製作の映画)

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深海10000mで
見つかった大きな空洞、
その中には未知の「何か」がいた…
みんな各々の武器を持って
水中に入るシーンとか、ミストの
薬局感あってワクワクしたし、
直接映さず、台詞と
ソナーの音だけ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

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民明書房出典くらい
馬鹿馬鹿しいある引用から始まり、
麻薬捜査官、ギャング、ちんぴら、
レンジャー、救急隊…と
魅力的な登場人物がどんどん
熊のいる山に集う序盤から
グッと引き込まれました!
実際にコ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

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ファンタジーはそこまで
好きじゃないけど、
ドラゴンに、モンスター、
魔法に、火山に地下洞窟…と
夢がいっぱい詰まったこの世界は
本当にワクワクした!
(また出てくるドラゴンが
絶妙にぷくっとしてかわ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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どうやったらこんなへんてこりんな
話と映像が撮れるの!?って
笑っちゃうくらい
ぶっ飛んでて、馬鹿馬鹿しくて、
お下品なのに優しい映画でした!
個性的な敵一人一人と向き合う
あの階段の戦い、
あれはも
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

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殺人アニマトロニクスが徘徊する
ウィリーズ・ワンダーランドの掃除を
頼まれたニコラスケイジが
掃除をしながら、襲ってくる
殺人アニマトロニクスを
逆にボッコボコにしていく…
クレジットカード使えなくて
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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オススメしてもらっていた
「PERFECT BLUE」を初めて
映画館で観てきましたー。
ブラウン管の画面のような
淡くて、ぼんやりした映像の質感と湿度感、
奇異な目線と囁き声…と
この時代の雰囲気、
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

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ありえたかもしれない日常のシーンが
本当に観てて幸せな気持ちになれて、
ずーっと続いてほしいなぁ…
って無理やけど願いながら観てました。
誰かの幸せを願ってしたことが
実はその人を苦しめて
しまってい
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

随所に散りばめられた
過去作の演出、構図、
どこか知っているようで
知らない、矢継ぎ早に変わる
つぎはぎの場面をつなぎ合わせた
「夢」の中にいるような世界。
その世界の中ですでに崩れかけている
13個
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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人の心なんて一生わからないし、
人のためにできることなんて
ないのかもしれないし、
短い人生の中で正しいことを
一つだけでもできるかもわからない…
ただ、それでも、そんな迷いや、
間違いだらけの中で、
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The FEAST/ザ・フィースト(2005年製作の映画)

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生き残ってくれ!って応援したくなる
すごい魅力的な登場人物達の
アホみたいな紹介が終わるや否や、
びっくりするくらいの早さで
登場人物が1人、また1人とモンスターに
襲われていくスピード感が最高!!
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

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時間をいじる時の画面がまんま
DVDのトップメニュー画面やったり、
人生の瞬間一つ一つに
オーディオコメンタリーが
ついてたりしたのが
すごい新鮮で面白かった!
ちょっと容姿ネタとか
気になるところも
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

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評価絶対主義な学校にNO!を
しんちゃんらしく突き通す
ところに元気をもらえる最高の映画!
限られた時間の中で
魅力的なたくさんのキャラクター
一人一人の個性を活かした
見せ場を作る優しい脚本も大好き
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テリファイド(2017年製作の映画)

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物音、視線、気配…といった
普段家で暮らしててなんか怖いなぁ
ってなるあの身近な恐怖がいっぱい
詰め込まれた映画でした!
後半、怒涛のように畳みかける
パワフルな恐怖演出の嵐に
怖さよりも、すご!って
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ノー・シャーク(2022年製作の映画)

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自己肯定感が高く、ビーチに
いる人たちを見下しながらも、
どこか彼らに惹かれる
彼女の迷いや、弱さも混ざった
繊細な独白・死生観が
痛々しいけど、ずっと
聴いていたくなる心地よさがある。
(どこかその
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作同様幾重にも重なった
嘘と真実が一気に紐解かれていく
感覚がクセになるけど
いざ中身を見てみると
うっす!!ってなる犯人像が
本当におかしくて最高!
そんな犯人を揶揄するかのように
単なる言葉遊び
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トロール(2022年製作の映画)

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みんな大好き政府のヘリでの
科学者お迎えシーンに、
足音で揺れるコップのコーヒー、
歩兵、戦車部隊vsトロール、
世界各国のへんてこ怪獣ニュース…と
怪獣映画のいいところが
いっぱい詰まってた映画でし
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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ドリブル、シュートの音に、
静まり返る会場の静けさ、
雑誌を読んでる時に聞こえる歓声…と
音の使い方が本当に見事。
漫画の表現ではなくリアルな動き、
映像にすることで生まれる時間に
重きを置いたであろ
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