えむさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

ノースカロライナの湿地帯の傍の小さな町で、若い男性が死体となって発見される。
犯人として疑われ、捉えられたのは湿地帯の奥に1人ひっそりと住む若い女性、カイア。

これは殺人なのか、事故なのか。
陪審員
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

アニャたんのカエル顔が何故か妙に好きなんで、予告から楽しみにしてたけど、ここでの評価が低めで、ちょっと身構えながら観てきました。

そうですね、何をどこまで期待して観るのかによって評価下がるのはわかる
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

お友達の超絶オススメにより、何とかギリギリセーフで鑑賞、すごく面白かったです。

いわゆるタイムループものだけど、繰り返されている日常はとても普通のどこにでもいそうなちょっと忙しすぎて嫌になっちゃう社
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

せっかくなら特典の新海本を貰おうと初日に。

そうか、あの出来事が根底のテーマにあるのね。

予告にもあったからネタバレにはならないところかなって思うけど、「死ぬのは怖くない。ソウタさんの居ない世界が
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.7

ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツ、それに明るい楽園のロケーションとくれば、それだけでなんとなくいろんなことが許せちゃうから不思議。

のっけから離婚した元夫婦のふたり、最初はお母さんの性格がキ
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.8

この世とあの世の間にある天間荘、そこにある日現世にいたはずの腹違いの妹がやってくる、そんな所から始まるストーリー

のんちゃん、大島優子ちゃん、門脇麦ちゃんの三姉妹、間違いのない実力の3人。
この3人
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.7

タイトルの「優しい泥棒」
物語が進むにつれてこの意味が分かってくるけれど、序盤では想像していた以上に「語りたがり」「理想主義」「物事に批判的」な「批評家タイプ」のおじいちゃんだったなあ〜

こういう人
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.5

窪田くんは好きだし、宮沢りえちゃんも舞台で拝見していて、そのオーラを感じていたので、キャスティングにはとても惹かれたものの、忙しいんだかわざわざ時間を作って劇場まで見に行く魅力を感じなくてWOWOW放>>続きを読む

イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.7

長年夫の介護に明け暮れた、イーディ83歳。
夫が亡くなったのをきっかけに、昔父と思い出だった、山に登ってみようと決心をする…

娘との間柄はギクシャクしていて、きっとこの人は誰にも頼れない、ちょっとひ
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.6

この映画は劇場で予告編を見ていて、どうしようかなと思いつつ、観てませんでした。

年老いたカウボーイと知人に託された反抗期の少年が2人で旅をする話で、正直言うと、予告を見て予測していた古き良きロードム
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.6

おみおくり係、という身寄りのない(あるいは身寄りと既に絶縁状態で引き取り手がいない)ご遺体を無縁仏として墓地まで「見送る」仕事をするまきもと。

彼は自費で彼らの葬儀を挙げ、家族の気が変わるのではない
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

こちらもなんとか滑り込みセーフ。
エネルギーに押されるように戦い、戦い、そしてまた戦いの連続で押し出されているうちなのエンドロールまで駆け抜けた感じです。。

私は原作も読んでいないし、アニメも見てい
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

かなり出遅れましたが、スクリーンで観たかったのでようやくこの連休で滑り込み。

原作は伊坂幸太郎だったんですね〜。
すっかり忘れていてエンドロールでそう言えばと思い出しました。

架空の東京、新幹線を
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

終始鬱々とした映画の後には、やはりどこか陽気でテンションの高い映画を観たくなります。
そんな時にオススメなのがこの映画。

新進気鋭天才肌の料理人が働くフランス料理屋にある日話題のブロガーがやってくる
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

最初から最後まで不気味な雰囲気に彩られた怪作。

前に録画はしていたものの、他の方の批評とかを見ていて、精神的に元気な時じゃないと観られられない類のやつかなぁと思って延び延びになっていました。

叫び
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

とあるカップルの変遷を別れてしまった日から一年ごとに遡るストーリー。
別れた日、愛を育んだ日、付き合った日、出会った日。

池松壮亮くんも、伊藤沙莉ちゃんもとても「日常」の似合う役者さんだと思う。
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

SNS上の荒らしと炎上で日頃の鬱憤を晴らしていた主人公。
ある日、殺し合いゲームの掲示板を荒らしにかかったことで、強制的にそのゲームに参加することになる。

設定から何から全てがぶっ飛んでいてクレイジ
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.9

人気ドラマの映画第二弾。

第1弾と同じく、長いテレビシリーズで語られてきた登場人物の多さとその背景、関係性の遍歴や複雑さを知らないと、全てを網羅しきれないのはあるだろうけど、ドラマのファンにとっては
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.7

香取くんの基本悪人でなく、一切悪びれないけどどこかダメな旦那さんぶり。
岸井さんの気を使って従順なようでいて、自分が悪者にならないように影で吐き出してやり過ごすどこか鬱屈した女性ぶり。
井之脇くんのマ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

我らがマッツの飲んだくれムービー。

しがない高校教師が、グレーな毎日を酒の力を借りてアナザーラウンドへ、再生していこうとする物語。

と言えば聞こえはいいけれど、結局お酒には飲まれるなとそういうこと
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オールド(2021年製作の映画)

3.6

観そびれてたのをやっとアマプラで観たのですが・・・
ベースにミステリがあるのでそこそこに楽しめたけど、めちゃめちゃハマるという感じではなかったです。

次から次へとテンポ良く(?)事件は起こっていくの
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

3.1

うーん
こういう胡散臭い役をやっている時のジョニデは本当にアホでハマるんだけど、いかんせんストーリーの作りがね。

ちょっぴり軽快なミステリ要素のコメディかなって期待して観たら、画面に写っていたのは胡
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

良き!私は好きです。

まず最初のカットから話が始まるまでの導入、この短いシーンだけで、主人公エリーのふわふわ夢見がちな性質も見てとれるし、どこか夢見がちを通り越して作り物めいたチープな匂いもして、あ
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.5

なんとなくドラマ版を観てたのもあって、WOWOWでやってたのを機に。

結論からいうと、上映時から思っていたけど、やっぱり劇場で観る必要はないな〜というか、客船の中というシチュエーション以外はテレビの
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.8

ここ長らく家庭の事情で映画に触れられてなかったけど、ちょっとずつ復活。
そういえば観てなかったなあとWOWOWの録画で視聴。

特攻隊にまつわる人々と家族の物語、と言って仕舞えばそれまでだけれど、一人
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「彼を殺したのはファンへの愛だ」

エルヴィス・プレスリーの名はあまりにも世界的に有名ではあるし、知っている曲もあるけれど、彼が黒人コミュニティや文化と深く関わりながら育った子供時代を経て、白人社会の
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

これはもう、100%言い切っちゃう!
絶っっ対に劇場で観るべき映画です。

飛行のシーンの臨場感、マーヴェリックと共にライドしている感覚を味わえるのと味わえないのとでは、印象も感動も雲泥の差が出ると思
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母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.6


オンライン試写会にて。

昏睡状態の母の介護をしながら暮らす4兄弟の物語。


団地暮らし、父親はいない、母は昏睡で要介護、とても苦しい生活の中で、母の介護を一番に考えて時に弟たちを締め付けてコント
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.6

実在する奴隷解放運動家の女性、ハリエット・タブマンの生涯を実話に基づいて映画化したもの。

奴隷として売買され、自由を奪われ、子供が出来たとしても『生まれながらの奴隷』として当たり前のように取り上げら
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

公開時に観そびれて、WOWOWで録画しておいたのに、ちょっと余裕ある時じゃないと観られない感じがして眠らせておりました。

女性は伴侶や主人など、男性に頼るしか生きる術がなかった時代に、友人が妻を留守
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.8

今や年老いすっかりしょぼくれて、妻にも見放されてしまう元イラストレーターのヴィクトル。

息子から友人のやっている「自分の望む時代を再現してその世界に入ることができる」体験型アトラクションのようなサー
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.4

なるほど、そういうお話なのね…

連載のほうは、ラストだけ知っていたので、この物語の始まりはそこから入るんだと思って、ちょっとエモさも感じたのだけど…それに反してどうしても頭身の造形と、いかにも漫画チ
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S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE(2015年製作の映画)

3.2

へえー
こんなん映画館でやってたっけ…?
と記憶に全くない割に、キャストがやたら豪華で観てみた作品。

犯人の生死を問わない『制圧』ではなく、あくまでも生かしたまま確保を目指す新しい警察組織『NPS』
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

面白いし、飽きさせないし、よく出来てる。
んだけど、一言でいうならとにかくもうキャラの大渋滞。

これでもかこれでもかと既存のMARVELキャラクターたちを登場させて大サービス。
あまり詳しくはない&
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幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

3.5

息子も成人して家を出た熟年夫婦。
それぞれの思う幸せの形のズレが修正されぬままそこまで来てしまってついに別れが・・・というストーリー。

なんというか、ひたすら気が重くなる映画でした。
そもそもの質が
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2

そうか、私これのレビュー書いてなかったのか、てことで改めて。
(まだフィルマークス会員じゃなかったのね)

実在の人物をベースにした物語なんだけれど、楽曲の素晴らしさや演出のゴージャスさもあって、ミュ
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