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SF映画アンダー・ザ・スキンの監督だけあって、表情からの情感を感じさせずに、人間の生態を距離をおいて撮っているような演出は予想どおりだったので安心した。
「アウシュヴィッツの妻」サンドラさんは、「落下>>続きを読む
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校内の盗難事件で自分の生徒への執拗な追求を目にした反動からか、正義感が強すぎて自分の所有物の盗難を疑いはじめた超生真面目教師カーラさん。
彼女は、職員室を盗撮するという突飛な行動に出て犯人をさらし者に>>続きを読む
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終盤、ミヒャがあの娘との距離感がわからなくなったと言っていたけど、彼女が暴力のトラウマを背負って生きているという設定にしては、明るい色調とポップな音楽で挿入される彼女の無邪気な様子とか、突飛な言動を繰>>続きを読む
最後のシーンはどう考えたらいいんだろう。
一見すると、巧は、横腹に銃弾を埋め込まれた鹿と向き合っている娘を見て、鹿を興奮させまいとして勢い余って高橋を殺してしまっただけのように見えた。でも、自分的には>>続きを読む
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権力ゲームを淡々と描いた映画なので、セリフやシーンがすんなり頭に入ってこなくて、物理とか当時の国家間の緊張関係など前提知識がない自分には難解な映画だった。
終戦直後は大衆に熱狂的に支持されていたけど、>>続きを読む
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ゴールディンさんはお姉さんが重度のうつ病を発症した原因は母親との関係にあるとみているように感じられた。自殺したお姉さんが入院していた病院の記録に、母親が娘との不仲を隠すためにあえて娘を遠ざけようとして>>続きを読む
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初期の認知症で目が見えない夫に、殺してしまった妻の代わりに自分の母親をあてがったり、その遺体を自分が住んでいたビニールハウスに無理矢理押し込んだあげく燃やしてしまったり、主人公の突飛な行動がきっかけで>>続きを読む
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「娘」と言っている声が聞こえてきてあんさんがお腹に注射を打っていた理由がわかったとき本当に驚いてしまい、自分の認識の甘さを痛感した。
あと、どうでもいいけど、「お前、最近声大きくなってきたからさー」と>>続きを読む
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終盤、車の中で父親が息子に語る回想シーンを見て、自分が死んだ後の視覚障害を持った息子の人生は、あの母親ではなく盲導犬とともにあるんだという「真実」を息子に伝えようとしていたのではないかと感じた。目の見>>続きを読む
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平山さんが自分の手に届く範囲で見つけたものを大切にしている様子が随所に描かれていて、自分も見習いたいと思った。
また、駅の改札口を通るサラリーマンたちを横目に酒を飲んでいるシーンや、同僚が突然辞めた>>続きを読む
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移動の自由を奪われた北朝鮮の人たちは、ここまでやらないと出国できないのかと思うと絶望感しかない。脱北の内情が気になったこともあって、この映画を観た後、映画に出ていた牧師さんへのインタビュー記事を読んで>>続きを読む
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この映画がたくさんの地方のシネコンで上映していることを知って少し驚いた。ベラが思想的なことに目覚めはじめたあたりから、原作が同じなのか、成長の過程が「35歳の少女」と重なってしまったり、いつものように>>続きを読む
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ジャンルで言うとホラーミステリー?よく知らんけど。
短い上映時間ながら、上手く張られた伏線と精緻に練られたストーリー展開で飽きさせない(と言いたいところですが、途中までぼんやり観ていたので、伏線は上手>>続きを読む
拾われたのがあの犬で良かった!
年末最後の連休に観るのがオススメです。この映画をご覧になられた枯葉男性の皆様は、彼が入院している病院に駆けつけた後たどたどしくサッカーの話をし始めたり、部屋で「タバコど>>続きを読む
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色調が気に入りぼんやり観ていたせいか、最初の方は病弱な老夫婦の日常を距離をおいて淡々と撮っているように感じていたが、しばらくして妻の病状が進行していることに気づいた。
夫が本を執筆すること(起きがけに>>続きを読む
孤独な少年の目を通して語られる、終戦直後に一人残された母親と戦場のトラウマを抱えた帰還兵の物語。中盤突如でてくる、離れに隔離されたある帰還兵の狂気の独演が頭から離れない。黒沢清監督の作品で身に付いた感>>続きを読む
マジで首にこだわりすぎです。弱いもの、利用されたもの、邪魔になったものが次々と死んでいく。それまでの張り詰めた緊張感。アウトレイジを観たときに感じたものと同じだった。それが勤め先で感じている妄想からく>>続きを読む
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日記や元パートナーなどへのインタビューにより語られていたのは、彼女と母親との関係や、同性愛者としての彼女のことだった。途中で近くのオッサンがイビキをかいて寝ていた。私もオッサンだけどなんとか観続けた。>>続きを読む
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突然、主人公が実はエージェントだったという話になってから、何を現実として描いているのかよく分からなくなってしまった。その時々の虚構を創り替えていたのは誰だったのか?と考えてしまったり、次回作を匂わせる>>続きを読む