もりもとさんの映画レビュー・感想・評価

もりもと

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地球は女で回ってる(1997年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった記憶だけあるけど細かく覚えておらず再現。

ウディアレン映画は大体が「人生の寄るべなさをセックスでしか埋めることのできない悲しい男」の話であり、それが自身の投影でもあるわけですが、「自作
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった記憶はあるけど細かい内容覚えておらず再見。おれは結構おもしろいなと思うんですけど皆さんはどうですか…?と聞きたくなる映画です。

ウディアレン映画の主人公は基本ウディアレン自身の投影だと
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

2.0

ダニーボイルの相変わらずのガチャガチャした映像演出(今回直接メガホン取ったのはダニーボイルではなく、『ロック・ストック〜』主演俳優のあいつらしいですが、完全にフォロワーによる作品というかんじでした)が>>続きを読む

アルフィー(1966年製作の映画)

4.0

ウディアレン的な「スケコマシみたいなことばっかりやってた主人公が最終的に孤独になる」ってはなしを60sロンドンのワーキングクラスに置き換えたみたいな映画で、かなり好み。

ウディアレン的スケコマシが知
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

やっと観た。良い。

人生の好きな映画の5本指くらいに『少年メリケンサック』があるんだけど、それのグラムロック版っていうかんじだった(っていうか多分『少年メリケンサック』の方が『ヘドウィグ』を念頭に「
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

ボウイの息子が撮った映画(邦題が「地球に落ちて来た男」のオマージュになってて気が利いてます)。
いい映画だったような気がすると思って大学生の時ぶりに見直し。藤子・F・不二雄の短編集とかにありそうな話で
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。最初の30分くらいは楽しいアクションおもしろジョーク満載でかなりのグッド・ボンドで最高だったのに、じんわりと深刻なシーンが増えて最終的にものすごくしめっぽい話で締め括られる尻窄み・ボン>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

IMAX上映が終わっちゃってて通常上映でしか見れず、前半めっちゃ寝てしまった。砂虫がかわいい🐛☺️

ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

思えば僕も「コンタクトにした方がいいんじゃない」と周囲から言われながらも眼鏡をかけ続けているのは、「二つ選択肢を与る。メガネをかけるか、ゴミを食うかだ!」という気持ちで生きているからかもしれません。

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これもかなり前に観たきりでほとんど覚えてないのを再見。やっぱりかなり良かった。

牧歌的な前近代的社会がかすかに残ってた戦後の焼け跡闇市的時代(この国のある種モラトリアムの期間)がとうとう終わって、高
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.5

なんか話もビジュアルもガチャガチャしててあまり好きじゃなかった。シリーズを重ねるごとに起こることそのものの規模は大きくなっていってる一方で、逆に怪獣の実在感はどんどんなくなっていってるような気がする。>>続きを読む

暴動島根刑務所(1975年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった。

北大路欣也のほうは娑婆にどういうバックボーンを持つかかなり具体的に明示される一方で、一見主人公であるはずの松方弘樹の方はその辺がよく見えて来ず、ただただ秩序を撹乱する正体不明
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よかった。

レザボアを観たばかりだったのであえて比較すると、「セコくてダサくてブサイクな男が最後に生き残る」話であったレザボアに対して、これは「セコくてダサくてブサイクな男が一攫千金の大作戦を台無し
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これも昔1度みたきりで全く内容覚えてなかったので改めて観たんだけど超面白い

誰が死ぬかわからない緊迫状況を周到に作っておいて結論最後に生き残るのがブシェミ、っていうのがこの映画の最高なところだと思う
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欲望(1966年製作の映画)

2.0

スウィンギン時代のロンドンを舞台にした映画。
モッズカルチャーに傾倒してた19、20歳くらいの頃にみたけど、ジェフベックの慣れないかんじのギター破壊シーン以外なにも覚えてなくて見直した。

話という話
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.8

2回め。超好き。

こういう漂流モノ観ると『キャストアウェイ』のトムハンクスみたいに、「ウィルソン君」みたいな「他者」を作らないとキツイのかなとも思ったけど、意外にもこのマット・デイモンはそうでもない
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

4.5

『スーパーソニック』みたいなケバケバしい演出も出てこず抑制が効いていてかなりいいかんじだった(ちなみに『スーパーソニック』は普通に大好きだし、「ケバケバしい演出」もイヤってほどではない)。

ピート・
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悪魔の毒々モンスター(1984年製作の映画)

4.5

おもしろかった。

舞台はトロマヴィルという架空の街なのだが、時代設定はエアロビ(このシーンが必要以上に多いのが良い)やタコスチェーンなど80s風俗っぽいものが随所に登場することから当時のリアルタイム
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