HARUさんの映画レビュー・感想・評価

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処刑人II(2009年製作の映画)

3.7

・神に代わって悪人をお仕置きする双子映画の続編
・以前と比べると描写のエグさや尖りは減り、コミカルなシーンが多い印象を受けました。
・前半は少し退屈ですが、後半から怒涛の展開で面白くなります。
・ガン
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ライド・オン(2023年製作の映画)

3.7

・落ちぶれたスタントマンと息子のように慕う愛馬の波乱万丈な人生を描いた映画。
・コメディチックなアクションで楽しい気分にさせておきながら、急に悲しいシーンもあるため、情緒が不安定になりました。
・ジャ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.8

面白かったです。ただ、前作「怒りのデスロード」は全く超えてなかったです。

前作は「考えることを放棄したイカれたロードームービー」で、今作は「考えさせるイカれたアクションドラマ」のような印象を受けまし
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シャークネード(2013年製作の映画)

3.3

・竜巻に乗って、大量の鮫が降るという発想は素晴らしい
→「海の近くに居なければいいだろう」という無粋な考えを「竜巻」というあり得そう?な現象を使って解消し、「進化したサメ映画」を構築したのは脱帽。
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・裕福で楽しそうに生きている家族をずっと観せつけられました。

・外で楽しく遊ぶ。美味しいご飯を食べる。パーティーをする。とても幸せに見える描写が多かったです。いや、そういった描写がほとんど。
→怖い
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

「平凡なおじさん、実は最強でした」みたいな映画です。強盗に襲われたことがきっかけで「平凡とはかけ離れたヤバい奴」に変身。帰りのバスの中で不良をぶちのめし、最終的にヤバいマフィアに対して、年老いた親父・>>続きを読む

またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「目が合ったら襲われる」、なんて面白いテーマなんでしょう。身近にあることなので観ている人も恐怖を感じやすいし、余計な要素もないため、内容が理解しやすい。素晴らしい。着眼点はいい。ただ、ストーリーはこれ>>続きを読む

知らなすぎた男(1998年製作の映画)

3.6

「売れない俳優が弟に勧められて、犯罪をベースとした演劇体験ゲームに参加する。公衆電話から暗殺指示が来て、標的のもとに向かう。しかし、これはゲームではなかった…」的なストーリーでした。主人公だけ、最後ま>>続きを読む

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)

3.7

「世間を賑わせた連続殺人事件、解決したはずなのに新たな被害者が現れる。誤認逮捕をしてしまった警察は再び捜査を始め、犯人を捕まえるが・・・」的なストーリーでした。初めは、平坦なストーリーで何度も過去と現>>続きを読む

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.6

「可愛らしい小動物たちが犯罪に手を染める」というストーリーにまず驚きました。可愛らしい雰囲気かと思っていたら、「大人があるあると頷く普遍的な社会の怖さ」や「裏切りシーン」が所々にありました。また、後半>>続きを読む

シティーコップ 余命30日?!のヒーロー(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

くだらないけど、面白い。くだらないから面白い。そんな映画でした。
高尚なシーンは1つもなく、低俗でくだらないシーンがほとんどでしたが、それが逆にクセになりました。作品って大体、「メッセージ性」や「伝え
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

熱い怪獣映画を観れました。共通の敵を倒すため、ゴジラとコングが共闘するシーンは昔の少年マンガを読んでいる感覚になりました。そして、この映画の凄い点として「展開が多いのに、長い台詞がほとんどない点」があ>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.7

「過去に戻って、ほとんどの人類を滅亡させたウイルスの真相を探る囚人。その過去で精神科医の女性と会い、共に行動する・・・」的なストーリー。初めは「何だこのシーンは?」「人類滅亡でここまで動物が支配するの>>続きを読む

フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅(1982年製作の映画)

3.4

想像もつかないボケ乱発映画、「フライングハイ」の続編。様々な名作をオマージュ・パロっているシーンが多かったですが、
まさかの「前作」をそのままパロディしているのは唖然しました。ストーリーの展開や登場人
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.7

「娘にパプリカ・チキンを食べさせるために、奮闘する母。しかし、母は徐々に暴走。その暴走はとてつもない大騒動に繋がる…。」的なストーリーです。何と言っても、独特なタッチのアニメーション表現。絵の具のよう>>続きを読む

フライングハイ(1980年製作の映画)

3.5

ブラックな笑いを中心としたコメディ映画でした。今の時代だったら、100%OUTだろっていう内容で、倫理観を放棄したシーンがたくさんあります。中には差別的なものもあり、観ていてこっちがドキッとした会話も>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.7

「フィリピンに住む少年が、母親のために韓国にいる父親に逢いに行くことになる。しかし、謎の男に命を狙われることに…」的なストーリーでした。謎の男が途中からハンターハンターのヒソカに見えました。笑顔で追跡>>続きを読む

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

極悪で思想が危うい脱獄犯たちと復讐に燃える少女「ベッキー」との戦いを描いた作品でした。前半を観て「脱獄犯、許せないな」となりましたが、後半は脱獄犯が可哀想になりました。ベッキーの復讐がもはやスプラッタ>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーランのデビュー作品。70分という短い尺の映画ですが、とてつもなく見応えがありました。そして観終わった後は彼の手腕・才能・センスに唖然としてしまいました。彩度のない灰色の映像がずっと>>続きを読む

ゴシカ(2003年製作の映画)

3.4

「旦那の命を奪ったのは、聡明な妻なのか。それとも幽霊なのか。その真相は見るに堪えない残酷なものだった…。」的な映画でした。説明不足な箇所や唐突な急展開が多く、観てて疲れました。どんでん返し的な展開があ>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.6

観ている人の倫理観・感性が問われる問題作。「ジャック」の怪奇で凶器な犯罪をひたすら鑑賞させられた気分です。鑑賞者はある意味被害者。人の姿をしているが、中身はエゴと傲慢の塊であり、様々な作品や事例を使っ>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.0

人を騙し、人に騙される展開の連続が心地いい映画でした。軽快な音楽やチャプターのクラシックなイラストが相まって、楽しい気持ちになります。ただ、内容は結構シビアで「簡単に人を信じることの危険性」を再認識を>>続きを読む

フライトプラン(2005年製作の映画)

3.2

前半は「こういう感じの映画か…。まぁベタだな」、後半は「お?お?どうした」となりました。母親の狂気的な娘の探索は、やりすぎだろと言いたくなるぐらいクレイジー。愛娘のためとはいえ、やってることはテロリス>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

「面白いんだけど…。なんかなぁ。」みたいな消化不良になる映画だと思います。

ストーリー構成に関しては前半は会話劇が多く、早くフローズンサマー来いよって少しイライラしました。あと、新キャラがやりすぎ感
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.7

ゴーストを退治しすぎて、仕事をなくすという展開はとても面白かったです。
ゴーストも有限だよね。たしかに。営業や転職をしていたゴーストバスターズが集結して、絵画に潜む悪霊を退治するという物語。とてもわか
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

3.7

サスペンス・ミステリーかと思って鑑賞したら、思わぬ結末に行き着きました。物語が徐々にホラー・オカルチックになり、最終的には完全にホラー映画になるのは面白い構成をしているなと思いました。

物語に関して
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.8

向かう所敵なしのマドンソク演じる刑事の強さに今回も圧倒されました。
これまでの犯罪都市シリーズと同じように、容易く相手をボコボコにしてしまうのはマンネリを通り越した面白かったです。

マドンソクのパン
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

他の方のレビューを見てみると、「映像が凄い」という称賛の声が数多くありました。それもそうなんですが、私は「ストーリー」に圧巻されました。

私はてっきり主人公はアトレイデスかと思っていましたが、実際は
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.9

世にも珍しい胸スカ&どんでん返し系のミステリーだった。前半は、癖のある登場人物の丁寧な紹介。そして、中盤に事件発生。後半は上記のような展開でとても豪華な構成に感じた。しっかりと伏線が何個もあり、「ここ>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

「犬を大量に飼っている女装した車椅子の男性。警察に捕まった彼はこれまでの生涯を語る。その生涯は差別と苦しみの連続であったが、家族である犬たちと共に過ごしてきた。そして、彼はある犯罪に手を染める・・・。>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大いに楽しめる娯楽映画でした。
色鮮やかで視覚的に楽しいアクションシーンもあれば、「もう誰を信じればいいんだ」と嬉しくなるぐらい困惑する怒涛の展開がずっーーーーとあるので、最後までワクワクしながら観れ
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「落下の解剖学」を観た後に、本作を観ると「真実って本当になんだ?」となります。それだけではなく、「優しさ」「理性」「心身」の存在に対して懐疑的になります。「世界は美しい」と語るお姫様や王子様が本作を観>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「真実はいつも一つ」ではなく、「真実は一つだが、人それぞれで捉え方が違うんだ」と考えさせられる映画でした。

本作は「真実・真相」を明確していないのが特徴。というより、意図的に観客に対して具体的に伝え
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

ボーが狂っているのか。目の前の世界が狂っているのか。監督が狂っているのか。これを100%理解出来ない観客が狂っているのかと考えさせられました。「理解出来ないシーンの連続」と「病的な世界の可笑しさ」を約>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

IMAXで観ないと、面白さが半減してしまう映画でした。
この映画は、遠くから撮っているようなシーンが多く、テレビやスマホで見ると画面が小さくて何が起きてるかが分からなくなるためです。
そのため、大画面
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沈黙の逆襲(2009年製作の映画)

3.4

内容を詰め込みすぎたなというのが、一番の感想です。分かります。やりたいことはとても伝わりました。

ただ、時間が経つと内容はほとんど忘れてしまっている。
これは、展開や要素がキャパオーバーで頭の片隅に
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