柄須賀皇司さんの映画レビュー・感想・評価

柄須賀皇司

柄須賀皇司

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

2.5

実話ベースの映画ブーム中です。

知的障害を抱えるヨング(リュ・スンリョン)は、愛する娘イェスン(パク・シネ/カル・ソウォン)と幸せな日々を送っていたが、少女に対する言われのない性的暴行殺人事件の容疑
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

5.0

こんなんやっぱ誰もが認める名作。解説など不要。

あらすじもジョン守るためにシュワちゃんまじ頑張るってだけ。

この大味すぎる脚本といちいちカーチェイスしていちいち破壊していちいち銃打ちまくる大袈裟す
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.8

ユニバに行く用事ができた前日に気分高めるために鑑賞(もうアトラクション無いけど)。

1971年シカゴ。主人公ブライアンは、消防士の父の現場出動に同行するが、同僚を庇った結果目の前で殉職する瞬間を目に
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無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

4.2

これが事実…。

主人公のろう者のチャンは、念願の入学を果たしたろう学校にてベイベイと出会う。新生活に期待に胸をふくらませる通学途中、スクールバスの中で信じられな光景を目にする。新米教師に事実を訴えか
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画を観ました。この映画好きだった人は同じくソルギョング主演『殺人者の記憶法』観てください。

ヨンホ(ソルギョング)は絶望の縁に立っていた。電車に飛び込み自ら死を選んだヨンホは、なぜそんな
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スノータウン(2011年製作の映画)

3.5

オーストラリアで実際に発生した「スノータウン12人連続殺人事件」を元にした実話ベースの映画。SNSで話題沸騰中の「ニトラム」の監督の初の長編作品。

日本でも実際に発生した「尼崎事件」や「北九州監禁事
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

子どもの行動を決めるのはほとんど家庭環境と親との関係性なんだなと改めて思う そりゃ親が子どもの行動をどう受け取るかだよな 『エレファント』よりも映画然とはしてるけど犯人の生い立ちを中心に淡々と進みます>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

未来を知ってしまったとして、結末を分かったていたとしてもその目の前の人を愛せるのか。言語体系が思考を形作るという我々が持つ常識的な言語理論を根底から覆すような映画!けどちゃんと難しい!!

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.0

全日本人が分かる生活と恋愛のあるあるが山盛り詰まっててそりゃみんな好きでしょ映画やったけどオレはそんなに好きくない。自分で体験できる出来事だらけで、それを改めて映画で確認する意味があまりよく分からん。>>続きを読む

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.8

西川監督の処女作!とってもおもしろい!
家族を解体してさらに再生させる。ラストはどうとでもとれるいかにも西川作品。宮迫さんの胡散臭さがあまりにもハマり役ですばらしい。蛍ちゃんもちょっと出てきてコント風
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.2

都会と田舎、親と子という素朴な対比の中から無医村・親の最期という現代社会の問題をサラリと描き出す西川監督。重いテーマを扱いながらも、音楽と風景の視覚的・映像的な余白で観る側に委ねてくれる西川監督の映画>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.2

長谷川くんという人間に市子として愛されて、初めて他人から市子として認められた市子。それとは対照に、北くんが断固として市子として認めず、あくまで罪を犯した月子としての存在を守ろうとしたことが印象的でした>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.8

146分間ずっと主語のない官能小説を読んでる気分。滝つぼのない滝を眺めている気分。映画に例えるなら「シャッターアイランド」のヒントも答えもゼロ版。寝る時に見る"夢"とこうだったらなぁ〜という"夢"が合>>続きを読む

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.0

そもそも描いてる根本は、人から人への一方的な愛が間違ってるってことだけやのに、その上から近親相姦や男同士をテーマとしてぶち込んでくるアリアスター…。とはいえ『ヘレディタリー』でも『ミッドサマー』でも、>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

本作で登場する未確認生物を見世物にするジューブ、わざわざIMAXカメラを持ってきて未確認生物のゴシップに飛びつくカメラマンのおっさん、それに野次馬する記者、この人たちが吸い込まれて行ったってことは、あ>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

さすが『Search』の監督という感じで、配給もあの『ソウ』シリーズのLIONSGATE。読めそうで読めない展開と、代理ミュンヒハウゼン症候群という興味そそるテーマでなかなかいいサイコスリラー!これが>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

あとから開始30分で登場してくる俳優が全員大物すぎて声出る。邦画のアベンジャーズみたいな映画でした。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

モックン演じる幸夫はでっかい子供です。

人気小説家の幸夫(木本雅弘)は、不慮の事故で妻・夏子(深津絵里)を失う。同じ事故で妻を失った宮川陽一(竹原ピストル)と出会い、宮川家との擬似家族の生活を送る中
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白い。めちゃくちゃ笑ったしめちゃくちゃ泣いた。

この作品が面白かった人はぜひぜひ『マグノリアの花たち』を観てほしい。音楽喫茶の中でのナミとジュノのやり取りの中で「糖尿病!」ってセリフが
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.5

バドとバズの名前混ざって頭おかしなった 細さ以外何もメメントの時のガイピアーズじゃなくて同一人物と思えへんかった マフィアのボスがいることで良くも悪くも裏社会は安定するのねェ 登場人物むちゃくちゃ死ぬ

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

1.5

東日本大震災の影響で心に大きな傷を負った登場人物たちの生活保護の水際作戦をめぐる物語。

登場人物には1人も悪い心を持った人はいない。日本における生活保護受給のルールに対して、それぞれの人物が自身の考
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

5.0

2年分くらい泣きました。こんなん王道ストーリーかどうかなんかどうでも良くて、自分の人生で出会ってきた人の顔がどんどん浮かんできて涙が止まりませんでした。

「飲んだら恋人になる」ってオレも言われたいで
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

5.0

韓国ノワール、ド直球の名作。

韓国社会の負の側面を描く際に良く登場する警察。実際に起きた直近の警察絡みの汚職を調べると、朴槿恵政権時に韓国警察長官に指名された人物も朴槿恵陣営に有利な情報収集を行って
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.8

相当おもろい。

真実を報道する側のドキュメンタリー監督としての由宇子が、父親に関する事件を皮切りに真実を隠蔽する側の人間にすり変わっていくのが面白すぎた。正義は"良いとされるもの"ではあっても、必ず
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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

5.0

まじで実際のライブみたいな臨場感。セトリまじで良すぎるしfolklore〜midnightくらいの楽曲多めやったのもめちゃくちゃよかった。とはいえ1989、REDあたりの曲たちはしぬほどきらびやかで思>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

「人類vsロボット」の戦争が勃発した2029年、人類軍のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく、未来から1984年に殺人ロボットT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)が送り込まれてくる>>続きを読む

バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

4.5

ここまで続いたシリーズ物を、1〜5までの要素も散りばめながらこんなに面白く完結できること自体がすごい。そして最後まで演じたミラ・ジョヴォヴィッチ自体がすごい。ミラ・ジョヴォヴィッチだーいすき。どんでん>>続きを読む

バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

4.0

ここへ来て歴代の敵も仲間も突然復活してきて超オールスター。もはやバイオハザードというよりアクションメイン。『ハンガーゲーム』とか『メイズランナー』とかもやけど、シリーズが続けば続くほどだんだん最初のメ>>続きを読む

バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.0

ウェントワースミラーが囚人で脱出方法知ってるてもう『プリズン・ブレイク』やん!と思ってたらオマージュらしい。 ウェスターはほぼマトリックス アンブレラ社の影薄過ぎ 中島美嘉出てきてアゲ。

バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

5.0

こんなん続編史上1番面白い映画やん

「俺を倒しても意味無い」
「ええそうね でも第1歩よ」
に痺れすぎた

次から次へとアンブレラ社の人間出てくるからおもろい マット……マット………切なすぎ ミラ・
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バイオハザード(2002年製作の映画)

5.0

強すぎるミラ・ジョヴォヴィッチ。チラつく国家機密。次から次へと死者を甦らせるT-ウイルス。記憶喪失の主人公。てんこ盛りのトラウマシーン。キモすぎモンスター。こんなん面白すぎ。最高エンタメ映画に予想通り>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

4.0

マトリックス3部作ラスト。SF映画のラストに相応しく、機械や人工知能を超越するのは愛だけ。人間にしか備わってない豊かな感情で真っ向勝負。キアヌ・リーブスめっちゃキスする意味分かりましたァ。

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