けんしんさんの映画レビュー・感想・評価

けんしん

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一晩中(1982年製作の映画)

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夜の空気の澱み方とか時間の不思議な流れ方をそのまま映像に落とし込んでしまうなんて...このシーンは何時何分ってぴったり当たられそうなくらい鮮明で、でもぼんやりしてる

この作り方とても好き、ぼんやりず
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深夜カフェのピエール(1991年製作の映画)

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ひとつひとつの画が素敵

特にヒキ画が美しくてうっとりする

主人公がずっと嫌な感じで、でも自分と重なるところもあって、観ていて辛くもあり安心したり

人って難しい、わかんない、わかんない

A TROUT in the MILK ミルクの中のイワナ(2024年製作の映画)

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魚の生き様を守るって言葉に心打たれた
保全する事への想いの始まりを感じる

14歳の栞(2021年製作の映画)

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訳も分からずにただただ泣いてしまった
14歳の時になにを考えていたとかなにひとつ覚えていないけれど、泣いてしまうのはきっと私も確かに14歳を生きていたからで、記憶はないけれど心だけはずっとその感触を覚
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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多くのものを受け取った
とっても抽象的なにか

演じること、わたしのこと、人間のこと、どこで目の前の事を世界の事を感じて、その感情はどこからやってきて、どうやってどこを通って表情になって喉を震わせて声
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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天才って本当にいるんだ

倉庫のシーン完璧だと思った
なんなんだあれ、すごいよ

三月のライオン(1992年製作の映画)

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語られない昔の多くの事がとても暴力的な事に満ちていたんだろなと思った

恋に生きている!みたいな清々しさは少なくて、捻じ曲がった何かをとても感じた、最後のシーンとても怖かった、お互いに復讐しあってるみ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

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全てが刹那的
だからこそ輝いてみえる

終わり方がほんとうに好き

風立ちぬ(2013年製作の映画)

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二郎の好きなものへの真っ直ぐさがとても愛おしくて、そう生きたいなあと思った
庵野さんの声も優しい声も相まってとっても良い雰囲気

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

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人間が人間らしく生きていた最後の時代だなあと思いながら、こんな風に暖かくいれたらなあ
自転車のシーンなんて本当にもう...!!!

紅の豚(1992年製作の映画)

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ポルコがフィオに壊れた飛行艇を治すことを許すシーンが素敵だった、フィオの横顔

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

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わーとってもお気に入り

主人公達の設定も相まって、何気なさと余白で大部分が作られていて、それがよりリアルに鮮明にこの世界を見せてくれてる

大会の本部テントで運営の人達が喋ってる所とかほんとに何気な
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もののけ姫(1997年製作の映画)

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ちゃんと観たの始めて

最後自然が完全に元通りにならないところが良かった、人間の業の深さ

今のわたしたちはシシ神様の首を自分たちの手で返せるのかなあ、ぼんやり考えてみたけどたぶん無理そう、犬の散歩し
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うる星やつら オンリー・ユー(1983年製作の映画)

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わくわくしながら観てたらあっという間

うる星やつらのわちゃわちゃ感と押井守の世界観が上手く混ざり合っててかなり好き

うる星やつららしさに声出して笑っちゃう&これは本当にうる星やつらなのか...?を
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BU・SU(1987年製作の映画)

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この世界の中で生きていくことを決める、そのほんとうに小さな一歩を静かにやりすぎず、でも確かに映している

麦子の顔が清らか、台詞が少ないからこそ表情とか目の虚さが映えて引き込まれていく

気取ってるん
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

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雰囲気がずっと良いなあ
夜の街とか荒れた街とかずっと観ていられそうだった

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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タイムリープ逃避行がこんなにもロマンチックだなんて...

ドロステ〜のトーンを予想して観たけれどかなり裏切られて新鮮でとても良かった、大好きです

「フレンチなのよ」がとてもツボです

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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ずっと可愛いかった

心の奥のある一点がキューと音を立ててうずき続けていてそれはとっても嬉しいような苦しいような感じでした

あのドアノックを誰かにする夢ができました

GIFT(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

今更ですが...

物語の全体的なトーンというか漂っている空気感をサイレントと生演奏で伝える表現はすごいと思った、最初のシーン現実の音だとチェンソーの音だけが鳴っていると思うけれどそれ以上の不気味さみ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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ひとりでに早稲田松竹で観た

すごかった...
ラストカットのための3時間半の積み上げかたおそろしくてすばらしい

全部の絵が閉塞的で、最初は可愛く映る壁紙も後半には気持ち悪く見えてきたり、エレベータ
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街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

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あー良いなあー
こじんまり世界のなかのなんとも言えない鬱々のとした力の爆発のしかた、雑さ、豪快さ、遊び心、心の中の温度感にとっても親近感をおぼえる
本当に街ぶっ飛ばせたらその瞬間とっても幸せだろうな

ナイト・ウォーク(2023年製作の映画)

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無音でも自分の頭の中に夜の音が流れてきて、そういうことを感じる時間って中々ない。この表現方法とても好きで始まった時にやにやしちゃった

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

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言葉との距離感がかなりある。
頭にこべりついてる欲望とか諦めとかを目線の動き方とか顔付きとかからとても感じる。
まだわたしには早い。

仕立てた洋服から彼女を感じて欲望を満たす、あのシーンのなんとも不
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

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どんなに小さな事でも言葉にする価値があるって先生の言葉ずっと残る

発展とか争いの人間の歴史があっての現代で、その根底にある生きてくいく術とか諦念とか何事にも答えがあるって思ってしまう気持ちとどうやっ
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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心の底から腹が立った
こんなにやるせない気持ちになるなんて

みんな美しくなくて、特に男なんて本当に酷いもんだった、しかもそんな男でもやっぱり頼ってしまう女も

相手に向けた行動の裏に汚い自意識があっ
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ルージュ(1987年製作の映画)

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みんなそれぞれの美しさ
息を呑む
お花に溢れた美術がとても素敵
溢れてるのに邪魔に感じない、そのバランス感
派手な洋服を脱がした時の白色の肌着の繊細さに心打たれた

つぐみ(1990年製作の映画)

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つぐみが生きてた...

強くてでも壊れやすそうで大人っぽくてでもすごく純粋さに満ちていて...
それを瑞々しく丁寧に映していて、つぐみの人間らしさもう見てらんないよー!って感じるすてき。

素敵なカ
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20世紀ノスタルジア(1997年製作の映画)

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東京タワーのシーンがほんとに好きだ

あの瞬間にしか収められなかっただろうなあって2人の瑞々しさとか時代の雰囲気とか

あの方法羨ましい...無限に撮れちゃうよ...

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