Emiruさんの映画レビュー・感想・評価

Emiru

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チョコレート(2001年製作の映画)

3.5

ヒース・レジャー目当てでかつて見て強烈な印象が残っていたが、まさかまさかのビリーボブソーントンが主演だったのを今更知る。数年ぶりの再会だね。本当に作品ごとに顔が違い過ぎて怖い。
個人的にはゴリゴリ人種
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ピーター・グリーナウェイの枕草子(1996年製作の映画)

3.0

ユアン・マクレガーの「バイシュンヤド?」死ぬほど面白い。これ以外にも日本語を話すシーンがあって、段々と発音が上手くなっていくのも見所。これと"シャロウ・グレイヴ"での美しいの自分で分かってるであろうオ>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.0

相変わらず酷い邦題(怪物園て)
復讐劇というのもあるが、希望は1ミリもないひたすら暗い雰囲気が漂う映画なので好みはわかれる。一応後付けのハッピーエンドはあるけれど、全くもってハッピーな気持ちにはならず
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OK牧場の決斗(1957年製作の映画)

3.2

トゥームストーンもどこが盛り上がりどころかイマイチ分からなかったけれど、友情とか人生のやるせなさとかを魅せるのが上手かったので面白かったのと、ヴァル・キルマーのそのまんまドク・ホリデイが魅力的だったの>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

2.0

私は何を見てたんだろう。少しカルト映画よりだった気がする。
オズの魔法使を見てないと分からないネタが多め。

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.5

壮絶な過去と秘密を持ちながらも、どこか明るくちょっと抜けてるテキサス出身の夢見るジョーと、ネズミみたいに都会の片隅でゴミと埃の影で生きるリコ。誰にも言えない苦しみを抱えるジョーだが、死にかけの詐欺師リ>>続きを読む

トゥームストーン(1993年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ史に残る決闘の1つ、OK牧場の決闘とそれに関わった人々の物語。言うてOK牧場の決闘は一瞬しか出てこない(史実に基づいた細かい描写としっかり30秒なのがポイント)それより、法に生きる男ワイアット>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.7

顔が死体みたいに真っ白で生気を感じさせないハロルドは日々を自殺の真似事をして過ごす。おまけに母親から貰ったジャガーを霊柩車に改造するし、知らん人の葬式に出るのが趣味のエキセントリックな19歳。そんな時>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

人間界にやって来る悪魔を聖なるメリケンサックと十字架ガンでぶっ潰す、地獄と天国のエージェントキアヌ・リーブスが超絶カッコイイ。宗教と天使と悪魔と暴力と銃とスーツのヘビースモーカーキラーはもう組み合わせ>>続きを読む

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

悪ガキらしい悪趣味な遊び、めちゃくちゃな治療法探し。全部が愛に溢れてる。
ミシシッピ川を下って治療法を探す旅に出る姿はまるでハックルベリー・フィンとジムのよう。奇しくもレンフロは後にハックルベリーを演
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将軍たちの夜(1967年製作の映画)

3.3

相変わらず演技がバカ上手くてバカ怖いピーター・オトゥールが見所。何気にロレンスで共演したオマー・シャリフが今度はナチスの将校役で登場。ロシア人からドイツ人まで何でもやっちゃうエジプト出身俳優すごい。>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.0

軽快な音楽とシーンとセリフで無法者と西部開拓時代の終わりを描く。
自転車のシーンやボリビアまでの旅など、楽しげな音楽を背景に愉快な雰囲気が終始あるのにそこにはいつも絶望や破滅への予兆が漂っている。ポー
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.2

ロリコン(和製英語)の語源となったナボコフの小説の映画化。私の大好きなジェームズ・メイソンが出ていたので観ることに。
白黒越しでもわかる少女ロリータの可愛らしさ、そしてそれに心奪われてしまう中年教授ハ
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ハックフィンの大冒険(1993年製作の映画)

4.0

全てのアメリカ文学はハックフィンに通ずると言わしめた名作の映画化。主演は指輪物語のイライジャ・ウッド、制作はディズニーという豪華さ。原作ラストで水を差すように登場するお調子者トム・ソーヤーを消し、その>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.6

好きな人に会うために千年間生きるように全力で走り続けた女優の話。
鍵の君(CV山寺宏一)の「満月になる前の月が一番好きだ。まだ明日があると希望が持てる」(うろ覚え)というセリフが主人公の生き方を表して
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時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作でブルーノ・ガンツの隣に立ってクールな表情をしていた天使カシエルが今作の主人公に。とにかくこのカシエル、ダミエル以上に純粋過ぎる。子供のように純粋で優しく、無垢。だから平気で騙されるし、汚い人間に>>続きを読む

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

5.0

誰もが1度は夢に見るであろう、スクリーンの中の登場人物とお喋りをしたり一緒に隣を歩いたりすることを。ウッディ・アレンはそんなオタクの夢をバッチリ叶えてくれた。
映画は人生に夢を与えてくれる。どんなに絶
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リプリー(1999年製作の映画)

3.5

こんなにキモいマット・デイモンは初めて見た。(良い意味で)
超有名な『太陽がいっぱい』のリメイクだけど、前作よりリプリーの同性愛要素が明らかに多い。あの有名なエンディングも原作寄りに変えられていて、あ
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

4.3

キルユアダーリン、直訳すれば"君の愛するものを殺せ"という意味だけど、これは作家の中ではよく言われる言葉らしい。どんなに自分が気に入っている登場人物やフレーズがあったとしても、物語を良くするためにはそ>>続きを読む

南部の唄(1946年製作の映画)

4.5

私がこの世で最も愛した映画と言っても過言ではない。これは映画の出来とかそういうことではなくて、私はこの作品のキャラクターからストーリー、音楽まで骨の髄まで好きなだけ。一部の人はこの作品を差別だ奴隷制の>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.5

全セリフが詩のような映画。天使の世界はモノクロで描き、人間の世界はカラーで描く。天使たちはモノクロでしか世界を見れないから色を知らない。天使が人間と恋に落ちるというラブストーリーはよくあるけど、これを>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

4.2

『王様と私』の王様役のイメージしか無かったユルブリンナーだけど、今作では全身黒ずくめでアメリカ西部を駆け回るガンマン役!これがとてもシックリしていてカッコイイ。
東洋な感じの役が似合うなぁって勝手に思
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.5

ドラマ版は自我に目覚めたアンドロイド達の反乱を軸にしたストーリーで深みがあったので、オリジナルであるこちらもそんな深みのある話かと思いきや、めっちゃ怖いユルブリンナーに追いかけられる話だった。
前半、
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

4.0

前作のジャズ調で暗めの雰囲気とは打って変わって、CGの進化とキャンパスライフを描いてることもあってか、カラフルポップで明るい印象。今作のランドールの描写は多くの人々に刺さるんじゃないか。自分に自信がな>>続きを読む

何かいいことないか子猫チャン(1965年製作の映画)

4.0

名匠ウディ・アレンのデビュー作という歴史的な映画でありながら、彼の脚本はオトゥール、監督、セラーズら3人により彼の許可なしに大幅に変えられたというから、あまり期待すると肩透かしを食らうかも。とはいえ、>>続きを読む

ヘルプ!4人はアイドル(1965年製作の映画)

3.8

これぞ60年代ドタバタコメディって感じ。言うて知らないけど、これと同年に公開された『何かいいことないか子猫チャン?』もこんな感じのバカバカしいコメディだった。どちらにしても60年代独特のファッションや>>続きを読む