Seanさんの映画レビュー・感想・評価

Sean

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

かなり作り込まれた、ノイズのない世界。美しい絵、安定感のある演技。すべてが計算されて、ちょっと物足りなかったけど、良作には違いない。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.3

観た後の、こころの疲労感がはんぱない。役者の入れ替わりのスムーズさ、台詞と演技のシンクロ具合、無駄のないカメラワーク、美術装飾やサウンドデザイン、そして作品のテーマ、どれをとっても完成度が非常に高い。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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メッセージ性の強い映画って、メッセージの内容自体に狭さを感じることが多くて苦手だけど、これはすんなり鑑賞できた。男性中心的な社会へのぶっ飛んで皮肉の効いたストーリー。ちょっと白黒つけすぎな世界観だけど>>続きを読む

吸血鬼(1932年製作の映画)

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序盤に悪の巣窟みたいな屋敷に主人公が侵入するあたりがいい。フィルムを重ねて人物を半透明にみせたり、影だけを写して幽霊を表現したり、そういうシンプルなトリックを久しぶりにみて新鮮だと思った。純粋に楽しめ>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.1

洗練された自然な会話、注意深くフレーミングされる細やかな所作。突出した何かがあるわけではなけど、多分だからこそ観ているうちになんとも言い表せない感情が湧いてきた。

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

4.2

ヒラリースワンク演じる主人公の表情がいい。その細身の体で大きな荷物を抱えてひょこひょこと歩く姿をみて、心を掴まれた。

Lost to Shame(英題)(2017年製作の映画)

3.8

ありきたりな映画かと思いきや、主人公の性格の絶妙な浅さが、次第に他者を演じることの不可能さと重なっていく様子にゾッとさせらた。

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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リハーサルにおける面白さだけでは、映画にはならないことを確認しました。