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今すぐ家に帰って、母と笑顔で話したくなる、そんな映画だった。
きっと、母に限らない。
大切な人たちがいついなくなってしまうかなんて誰にもわからなくて、だから、一緒に過ごせる時は笑顔で食卓を囲んでいたい>>続きを読む
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違う時代を生きていても、同じような歳の時に、似たような悩みを持つ子供たち。
それぞれが手を取り合って、過去と未来に命綱を作って先へ進んでゆく素敵な物語。
なのだけど、ひとつひとつの理由の掘り下げがあま>>続きを読む
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大学時代に、コンクールに挑戦する機会に何度も何度も繰り返して観たので、もう台詞まで覚えてしまった。
働く女性の背中の美しさ、いきいきとした姿、それとは違う流れで生きる老齢の男性の清々しさ、その全てに背>>続きを読む
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この手の話は苦手。
なぜ、彼ら彼女らは生まれ変わったのか。
その忘れられない想いとはなんなのか。
掘り下げがほとんどなく、全体的にフワフワと進んでいくストーリーに飽きてしまった。
映像としても、ノスタ>>続きを読む
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黒澤明は4作目。
これまで観てきた羅生門、赤ひげ、七人の侍と雰囲気が異なるのは、原作が海外作品だからだろうか。
終盤の犯人の鬼気迫る演技は、流石、山崎努さんだった。
黒澤映画の一番好きなところは、思>>続きを読む
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3度目の視聴になるだろうか。
この映画も、自分の人生が進むことで見える景色が変わる映画のひとつ。
観るたびに、家族や大切な人や大事な物たちを抱き締めたくなる。
また観る。
人生が進んだ時に。
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法律があるから、平和が守られている。
その一方で、法律という名の黒くくっきりとした線のせいで、白と黒の狭間を生きる人たちは苦しむ。
わからない、ということを悪と断罪しない勇気がきっと必要。
誰もが自>>続きを読む
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冬の知床の森に行った時に、まるで自分の身体が、自然のシステムの内に組み込まれているかのように感じたことがある。
同じようなことが、日々鍵盤に指を乗せた時に起こる気がする。
そして最近だと、編み物をする>>続きを読む
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観てからだいぶ経ってしまった。
繰り返し観た本作だけど、恋人との決別を選ぶ決断への共感が、観るごとに増していく。
自分もまた、音楽を演奏すること、創作することの意義が、人生の奥底と深い結び付きを持つ>>続きを読む
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子供向けの作品だと思って観たら、面白くてあっという間に上映時間が過ぎていった。
「友達は、人生の庭に咲く花」
また次作が作られるならば、観たい作品の一つ。
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初めての濱口竜介作品。
特に印象的だったのは、最終盤で去りゆく背中と霧が同化していくシーンだった。
ストーリーについては、ところどころツギハギのような、ご都合主義な部分も散見されるので、「映像作品と>>続きを読む
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この映画に、心を救われたと思う。
フォレストが見ている世界は、他の人からすると悲劇が起こっていたり、ままならないことが多い世界。だけど、フォレストにとっては「夢が叶った」「生きていて良かった」、そう>>続きを読む
初めての小津安二郎。
それが本作となったのは、少し小説の結末から読んでいるような気持ちにはなる。
とにかく、心地よかった。
穏やかな台詞回し、決して劇的な展開があるわけではないけれど、実際にあったで>>続きを読む
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山崎貴版ゴジラ。
話の唐突さ、人間関係の動機の軽薄さなど、ツッコミどころは確かに多い。
そして、ゴジラのモーションのカクカク感がどうしても終盤まで受け入れられなかった。
どこか『バトルシップヤマト』>>続きを読む
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視聴してから少し時間が経ってからのレビュー。
言葉として書き残しておきたいと思った理由は、先日仕事で地方に行った際に、タクシーに何度も乗ったからだろうか。
近頃、生きていくとはなんて大変なことだろう>>続きを読む
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思い、思われるということに、正しい形などない。
その人の生き方、やり方、死に方によるのだ。
この映画は、やわらかい所に微かな痛みを伴って刺さる。
でも、とてもあたたかい気持ちになる。
また、時間をお>>続きを読む