skynetさんの映画レビュー・感想・評価

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変な家(2024年製作の映画)

1.4

“家の間取り図”を見ながら推理を展開していくという発想は素晴らしいと思ったのだが、比較的早い段階でその必然性に疑問もってしまい、自分的にはそのモヤモヤ感のまま最後まで乗り切れなかった。

家の間取りで
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

鬼太郎のお父さんのゲゲ郎と、本作の語り部である水木の二人を主人公にした物語。
本作、妖怪ものと侮るなかれ、思っていた以上に心に沁みる作品であった。

製薬界の大物の死去にともなって、その本邸がある人里
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

シベリア抑留の実話とのことであるが、何となく既視感があると思っていたら1993年にテレビドラマで放送されていたとのこと。しかも、その主役は寺尾聰さんだったそうで、それで今回もキャスティングされたのかな>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.8

2023年の締めくくりはこの映画。
小説の続編発刊の会見で、子供の頃の戦争体験を思い出して書いたとおっしゃっていたので、そういうストーリーかと思っていたら、映画は最初の小説の話で、戦争に触れた部分もあ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

素晴らしかった。
自分的にはこれがゴジラ映画のベストと言いたい。

どちらかと言うと人間ドラマ主体で、日本を襲う大災害の原因がゴジラでなくても話が成り立つくらいなので、その意味ではゴジラ自体を大好きな
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ガントレット(1977年製作の映画)

2.6

公開当時、渋谷東急文化会館1Fにあった映画館に蜂の巣状態のバスのモックが展示されていて、こりゃ絶対観なきゃと思った記憶が…でも、子供が観ても子供騙しな内容でそれが妙に記憶に残っている。

当時、ダーテ
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

英語のヒアリング勉強のため、“吹替なし字幕なし”で観てみたら、これがすごく物語とマッチ。

英語が分からない主人公が、JFK空港で入国審査が通らず、税関国境警備局での説明もなんだか分からず、TVニュー
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君たちはまだ長いトンネルの中(2022年製作の映画)

3.6

映像はちょっと安っぽいところがあるが、とにかく主人公の女の子の論破口調が気持ち良い。

日銀がお金をどれだけ発行しても…の話は、経済に疎い自分は本当にそうなのかなぁと首をひねってしまうが、そんなこと言
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

映像とサウンドどちらも最高!
公開当時はタイミングが合わず映画館で観ていないのだが、これはでかいスクリーンとDolby音響で観るべきだったと反省。

オリジナルのブレードランナーの世界観を見事に30年
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

いつものヨーロッパ企画でした。とても面白い。

一つのシチュエーションから、それを繰り返すことで次々に話が展開して…ちょっと繰り返しがくどいところも有るけれど、それが病みつきになる。

話としてはモニ
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パラドクス(2014年製作の映画)

3.6

こういうお金を掛けずに、設定の面白さで勝負している映画は大好物だったりする。
この映画は途中同じような設定が繰り返されるあたりで少しダレるところがあったが、その辺も伏線回収されるので、最終的な満足感は
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.7

タイトルのほんわかしたイメージとはだいぶ違う、重苦しい世界観のアクション映画であった。

自分は原作未読なので、映画を初見しただけではこの世界観や設定を把握しきれず不完全燃焼なところがあったが、前半の
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

庵野監督が仮面ライダーを“シン”作品として世に出した意気込みはとても評価するのだが、オープニングのワクワク感が中盤からは減速気味であった。

オープニングの血飛沫が舞う戦闘シーンでは、昔のTV版とは違
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.7

ロボット映画の形をとりながら、逆に人間の素晴らしいところを改めて考えさせられる作品。

ロボットを購入した家族のお父さんがロボットを家族同様に扱って多くの知識を与えたことや、家族の皆との触れ合いを通じ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

いやー鳥肌ゾワーっとなるシーンばかりだった。
試合パートと10-FEETの音楽がピッタリで、間奏で十分焦らされたあとに、ついに歌が入るシーンではこちらの感情もピークで鳥肌がゾワーっとなった。

本作は
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.9

序盤はギャンブルとアルコール依存のどうしようもない老人の貧乏くさい話で、ハズしたかとの思いがよぎったが、老人が映画を観るシーンから映画制作を志していた若い頃の回想シーンに切り替わると、役者も一転して熱>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

自分には文芸映画は合わないのかもしれない。
たくさん賞を取った作品なので、何か感じ取らなければという気負いもあったのかもしれないが、別の映画のセリフである「映画というのは心で感じるもので、頭で考えるも
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.2

このシリーズで毎回引っ掛かるのがT-REXがどれなのか迷うところ。遺伝子操作された上位互換みたいなヤツが出てくるので、今暴れているのはどっちなんだろう?と迷いながら観ることになる。
ゴジラとメカゴジラ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

海外の映画で日本を描いたものが現実とだいぶズレているのは良くあるが、これはそれを逆手にパロディにしているところが面白い。ブラピが日本的なところをさり気なくディスるところもクスッとなる。

映画の舞台の
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

毎回大きな期待を受けて作品を作るのは大変だと思うが、期待を裏切らない出来であったと思う。
災害を描いているので重い部分はあるが、綺麗な風景を背景に描かれる物語はいつもながら気持ちが良い。特に自分は新海
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.9

東日本大震災と生活保護の問題を絡めた社会派ミステリー小説が原作の映画で、自分的には小説の叙述トリックが実写でどう描かれるのかが興味であったのだが、心配するまでもなく難なくクリアしていた。映画では特に隠>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.3

元ネタが30分弱のTV版ストーリーなのを3倍以上の尺にするので、ククルス・ドアンの背景とかがしっかり描かれるのかと思ったら、あまりそうでもなかった。

それよりアムロをはじめとしてホワイトベースの主要
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

音にだけに反応するモンスターという単純な設定を、うまく映画としてまとめていると感心した。

あらすじとしても文字にするとかなり単純な話なのだが、劇中にほとんど説明を入れない事で、観ている方としては、こ
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ロードキラー(2001年製作の映画)

3.7

B級感あふれる映画だが結構引き込まれた。
今では懐かしいCB無線でトラック運転手をからかった事が原因で事件が発生し、その大型トレーラーに執拗に追われる恐怖を描いている。

運転手をあえて見せずトレーラ
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.4

観終わってみると、こういう話はあったかも…という思いもしたが、ジョニーデップの不思議な魅力で最後まで楽しめた。

謎の男に盗作だと言いがかりをつけられた作家がいろいろ怖い目に遭うストーリー。
序盤はそ
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.2

モンスターパニック物にしては緊迫感や悲壮感は少なめで、主役2人組が一丁やってやるか的な軽いノリなのが良い。ケヴィン・ベーコンってクセが強くて自分的には苦手だったのだけど、この映画のノリには妙にハマって>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.2

サスペンスとしては、どうなるのかハラハラして先の読めない展開が面白かったのだが、何というかラストに至って感情移入が出来なかった。
ラストで納得させてくれるんだよなと思っていたのだが、そういう事だったの
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.4

おもろカッコよかった。
ヤンキー系の話は好きではないのだが、この映画の世界観は面白くて楽しめた。

気の強そうな女優や女芸人が次から次へとボスとして出てきて、次は誰なんだろうと思っていると、OLに扮し
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嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

2.1

前作を観ていないからかも知れないが、渋い役者さんが揃って騙し騙されの流れは面白いのだが、肝心の騙しの部分が何をどうしようとしているのかが今一つ分からず不完全燃焼だった。

肝心の嵐山を騙す仕掛けが何の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.9

映像の綺麗さと歌パートの盛り上がりは素晴らしく、主人公アバターのBelleも歌姫感があって良かった。
ただ、全体としては歌番組で曲間のやり取りを見ているようで、歌パートは良いがそれ以外がトーンダウンさ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

殺人場面のグロさとFukaseのキャラクターに頼っただけの映画だろうと高を括っていたら、残り40分の展開は予想を超えたものであった。

殺人を見てしまった漫画家がそれを漫画に描いたら、その犯人であるシ
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ノウイング(2009年製作の映画)

3.4

前情報無しに観たが、どうなるか先が読めない展開で結構楽しめた。終わってみると、そっち系だったかぁとなるのだが、途中までは超能力?心霊系?パニック系?と色々な要素が絡んで面白かったし、映像的にも頑張って>>続きを読む

コピーキャット(1995年製作の映画)

2.9

シリアルキラー物として結構頑張っていたし、伏線回収やラストの落とし方など、出来は良いと思うのだが何となく自分にはしっくり来ない感があった。

シガニーウィーバーというと闘う女性のイメージがあるので、彼
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光る眼(1995年製作の映画)

3.3

冒頭の村民や動物がバタバタと倒れるシーンや、それが集団妊娠につながるあたりまではすごい展開になりそうだったのだが、そのへんの謎が一向に明かされないまま生まれた子供達の異質な行動に話が移るので、腑に落ち>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.7

超有名な映画だけどなぜか観たことが無くて、TVで紹介されるシャワーシーンしか知らなかった。

今回初めて全編観たのだが、ちょっと意外な構成で、前半は被害者となる女性の話がメインで、あれ?この人横領しち
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.9

久しぶりの爽快感。
続編が1作目を超えるのって滅多にお目にかかれないが、この作品はその数少ないやつと言える。
正直1作目は青臭すぎて、自分としては満点とは言えなかったが、この作品はその青臭さが抜けて、
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