Keeiさんの映画レビュー・感想・評価

Keei

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プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

プリシラがいまどんな人生を歩んでいるかあまり知らなかったので、観終わったあとに調べたらまあまあドラマティック。
エルビスと別れたあとのストーリーも観てみたい。

結婚して子ども産んで、エルビス好みの
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

生きていたらいくつもの、もし・・・だったら、という場面はあって、
でもそのときにきちんと向き合って選択をしているからいまがある。

最後のノラとアーサーのシーンでそれを感じることができた。

自分
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

シニカルなエンターテイメントだけど、女性が感じることのある不条理を嫌味なく描いていて、問題提起もされているストーリー。

ベラの心の年齢が体に追いついてきて、それが歩き方の変化につながっているところ
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.3

家族の良いところも、しんどいところも表現されているロードムービー。

イギリスの父娘と日本の父息子が対照的に描かれているかと思いきや、どちらも父が子ども達に素直になれない不器用さがあって、その2人が
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

とてもやさしい映画。

二人が二人らしく、ゆっくりと前を向く姿を丁寧に描いていて、じんわりとあったかさが沁みるような感覚に。

みんなそれぞれ生きづらさはあるからこそ、それを受け入れあって、まるい
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.2

かわいい世界観なのに、戦争が美化されてなく、ちゃんと辛い事実を突きつけてくる。それが個人的にはとてもよかった。
うやむやな描写ではなく、残酷さがちゃんと映画に溶け込んでいる。

この世界の片隅に、を
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

なにかが起きそうで、起きない。
淡々としすぎているので、変に勘ぐり続けてしまって、途中まで勝手に疲れを感じてしまった。けど、この映画はそういうものなんだと察してからは見方が変わった。

些細なコミュ
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市子(2023年製作の映画)

4.2

杉咲花も、若葉くんも、とんでもない演技。。

ハッピー要素なんて皆無だけど、観てよかったと思える作品だった。

湯を沸かすほど、の花ちゃんがだいすきなんだけど、また全然違う一面を観れたし、
坂の上
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.6

フランソワ・オゾン、振り幅すご!

自分の地位を守るためになんでもする、という滑稽な人たちをユーモアたっぷりに描いていたけど、今へのメッセージも込められているはず。

最初少しだけ眠くなる展開だけ
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

最初の畳のシーンからレコーディングが進むにつれて、もっくんの表情や3人の距離感が変わっていく、いや昔に戻っていくのがとてもリアル。

もっくんが最後のインタビューで、くるりは変わることに貪欲なバンド
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.2

ウェスワールド堪能。

前作の雑誌表現よりは少しわかりやすい気もしたけれど、やはり別媒体(今回は劇)を表現するって難しいこと。

ウェスが伝えたいストーリーの半分もわかってない感じがするけれど、ス
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

ちょっとまだ消化しきれていないので、あとで感想書く予定。書けるかな、、
ひとまず記録。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

まるで写真集を観ているような、ゆるい時間の流れ。

夏休みの瑞々しさと、どこかダークな感じの表裏一体な進み方が印象的だった。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

山下敦弘監督×岡田将生はもうそれだけで、観たくなる。
今回はクドカン脚本が効いている感じで、嫌なやつだけど憎めない感じが岡田くんにハマってた。

けど、天然コケッコーの衝撃とみずみずしさは超えられず
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.3

おもしろかった!

映画館で笑い声が聞けて、自分も映画で声出るほど笑うって久しぶりだなぁって思いながらほっこり観終えて、まさかのエンディングがくるり。
それはずるい。
京都とくるりの相性の良さよ。
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

もっともっと不穏な空気が続くのかと思っていたけど、湊くんと星川くんの瑞々しさに救われていた。

本人たちの葛藤や、大人の汚さはもちろん伝わるけれど、相反して成長していく上での輝きのようなものがあって
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

あのときの感動が蘇って号泣。

吉井コーチ、すごくあったかくて、投手陣がまとまっていた訳がわかった気がするし、
佐々木朗希の悔しさを露わにするシーンは希望を感じる。

日本の野球がもっと盛り上がり
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

賛否両論ある中で自分はどちらかしら、と観た結果、強いていうなら賛。

基軸はヒューマンドラマの生活密着型SF。
ベーグルやウィンナーがあんな使われ方するなんてと、コメディタッチ部分が妙に頭に残る。
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.3

瑞々しいの一言。

いまとなっては学校が全てではないし、学校の縛りがいやでもがいたこともあったけど、でも高校生って何にも変えがたかった時間だったのは事実。

女バスキャプテン後藤さんのエピソードが
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

復活上映、バンザイ!
スクリーンで観られてよかった!

上映時間の長さにひよっていたけど、観に行って大正解。
アクションもストーリーも音楽もダンスも、すべてが凝縮されてて、まったく飽きない。
クライ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

2人とも自分の子どもが娘。
きっと仕事として向き合うと同時に、娘たちが成長したときの社会を考えて、あれだけの勇気ある行動になったんだろうなと想像してしまった。

加害者は当然悪いけれど、見て見ぬふり
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そばかす(2022年製作の映画)

3.9

2023年1本目。出足良くって、今年もたくさん好きな作品に出会える予感。

みんな違ってみんな良い、は言うが易し。
どんな分野であれ、マイノリティと感じた時のとまどいや、思わず目を瞑りたくなる感覚は
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

音のない主人公の世界がこんなふうに表現されるなんて。
街の音、ボクシングの音、川の音、生活音、、
どの音もクリアに聴こえてくる描かれ方だった。

岸井ゆきのちゃんの演技、すごかった!!

どの登場
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

どんな切り口なんだろ、って思ってたらそうきたか、、という過去振り返りシーン。
それも含めて、全編感情が忙しかった。

しかしオープニング最高すぎる。あそこで一気に掴まれて、気づいたらラストまでいって
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

タイムリープしまくるけど、それ以外にもちゃんとストーリーがあっておもしろかった!

タイムリープのおかげでメンバーが成長したり、協力していって、目がイキイキしていく経過がたのしめた。

マキタスポ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.1

愛情表現も感情の出し方も、人それぞれ。
素直に生きることがいちばん難しいけど、嫌味なく演じてた稲垣吾郎すごい。
飄々としてるのに、やさしさもあって、ハマり役。

志田未来の役がスパイス。稲垣吾郎との
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

疾走感あるのに、ストーリーの重さはあって、バランスが絶妙だった。

心配になるくらい大事、と面倒くさいって紙一重。友情でも愛情でも。
シィちゃんがいなきゃって言葉に出してたマリコと、マリコがいなくな
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

めちゃくちゃ不思議な読後感。

スリラーなのか、ダークファンタジーなのか、、ジャンルに分けるのも野暮かもしれない初めての感覚だった。

もう少しその先が観たかった。

そしてアイスランドの雄大か
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

もっと自伝感あるかとおもいきや、ファンタジー要素もあり、個人的にすきなバランス感。
細かく説明的なシーンがないところも、観る人の想像に委ねてくれている感じがよかった。

ミー坊のまっすぐさで周りの人
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スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

LGBTや高齢化社会の問題に対峙しつつも、明るいロードムービー。切なさもありながら前向きに生きるヒントをくれる作品だった。

パットがまわりの人をたくさん愛してきたから、パットも人から愛される。
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.5

三姉妹がちゃんとHAIM!
ファミリーシーンはニヤニヤしながら観てしまった。

パンチドランク・ラブしかり、PTAが描くややこしい気性をもった主人公のストーリー、すきだなぁ。
自分もまわりもマイノリ
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