bluemercenaryさんの映画レビュー・感想・評価

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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

前3部作から300年後の世界。
始祖"シーザー"の望んだキングダムとは、争いとは無縁の平穏なコミュニティの事。
それが300年経ち、歪んで神格化された結果、プロキシマスシーザーが築いたのは冷酷な独裁国
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

敢えて遠回りで福島を目指し、そこで出逢った人々との交流に織り込まれた18年前の甘酸っぱい想い出の数々。
何故にこんな旅なの? ・・・・と思っていたら最終盤の展開にやられてしまった。
ジミーにとっては記
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

豪華すぎるキャストによる、究極のブラックコメディーで、シニカルな人間ドラマで、壮大なSFエンタ。
150分弱が長いと思わせない見事というしかない演出が凄かった。
ジョナ・ヒル演じる大統領補佐官のその後
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

「・・・・・要はバランスだ・・・・・」  ―― グランピング説明会で巧は言った。
自身の放った一言が、巧の内面に漣を起こしたんだと思う。
穏やかと不穏な空気の緩急からの衝撃のクライマックスは、そこから
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

設定を昭和→令和に置き換えても何の違和感も感じない。
鈴木亮平がまんま"冴羽獠"だった部分から原作の世界観が見事に描かれていて感動しかなかった。
これは続編待ったなしですよ。

狩りの時間(2020年製作の映画)

3.5

かなりベタなストーリー展開となると、キャラ立ち含めた演出な訳なのに、これが普通すぎ。
最後の最後に大どんでん返しを期待してたら何も無かった。
ノワールに徹していれば、まだ良かった気がします。
チェ・ウ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

いいっすね。
二つの世界の守護者によるタッグマッチ。
王道展開フェーズに入ったんで、次回作のハードルは激上がりですね。
ヴィラン・スカーキングは悪くなかったけど、その他怪獣は適当ぽかったなぁ。

水平線(2023年製作の映画)

4.0

これが生業だと思ってないし、妻に対する鎮魂だとは思ってはいない真吾 ―― 夜になればスナックに繰り出すレベルに俗。
故に今回に事案に苦悩する事になった ―― 何が正しい? 弔うって何? 何処までが罪な
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.0

それなりに機微を経験しても大人になり切れない者と、感情表現にシニカルをエッセンスしてしまう若者達。
だれもが映画を愛してやまない大馬鹿者 ―― そんな彼等に愛おしさが半端なかった。
前作程アナーキーで
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春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

4.0

2015年、永青文庫で開催された「春画展」から結構興味が湧いた春画の世界を描いたドキュメンタリー。
その歴史的背景から世界観 ―― 絵だけでなく、そこに添えられる言の葉に伺える知性と教養とユーモアには
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春画先生(2023年製作の映画)

3.5

文芸作品かと思ったのは序盤だけで、春画同様に何でも有りな自由で解放された"性の世界"が待ち受けていた。
こういう愛くるしい偏愛コメディーは良いっすね。
コメディーを抜いて全力アダルトテイストにすると、
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

シリーズ初の二部作とは知らんかったけど、プロット・演出に始まり全てがスパイ映画の王道。
アクションに次ぐアクション、サスペンスに添加されるコミカルとシニカルとポリティカル。
もうね、エンタ映画のど真ん
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夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

3.5

色々情報詰め込み過ぎた分、薄っぺらになった部分は否めない。
ブラックチームの設定もスタイリッシュなのか、泥臭くするのか曖昧。
日本のスパイチームは日本らしくない。
それでも不思議と一気見行けたのは、力
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SAS:反逆のブラックスワン(2021年製作の映画)

3.0

相当に過激で破天荒な脚本/演出は悪くない。
ただ俳優陣が相当に地味なの。
演技がどうこうでは無いけれど、花が無かった。オーラが皆無すぎた。
何故にスター級使わなかったのか。
それとも、この作品で(主演
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

4.0

言わずと知れた"阿部定事件"の映像化で、おそらく20年ぶりの鑑賞。
情愛中毒の極北
痴情の頂
インモラルの代償



物語を形容する言葉に枚挙にいとまがないけれど、これは"正統なエロス"だと思い
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

まさに世界を股に掛けた逃走からの反撃戦は、息をつかせぬ展開の連続。
お約束で期待通りなライアン・ゴズリングに加えて、サイコパス風味のクリス・エヴァンスのヴィランが最高にヤバかった。
こんな破天荒なバイ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

予想外と言っては失礼だけど、思いの外面白かった・・・・否、面白過ぎた。
綾野剛史上最高に"ゆるふわ"なヤクザ役もツボったけれど、部長・岡クン以下合唱部面々の絶賛思春期が最高過ぎた(笑)。
2人が織りな
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6日間(2017年製作の映画)

3.5

サッチャー政権下の英国で起きた事件の再現ドラマは、ミュンヘン五輪悲劇と同じ轍は踏むまいとする政府とテロリストとの攻防を描いた6日間の物語。
最小限の被害で留めたものの、テロリストの純化・過激化はエスカ
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.5

チョン・ドヨンとソル・ギョングの雰囲気がヤバい。
もう完璧で最&高な筆舌尽くせぬ世界観を作り出してて圧倒されまくり。
バイオレンスだったり、スタイリッシュだったりの戦闘シーンも凄かった。
これは劇場公
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カーター(2022年製作の映画)

3.0

「るろ剣/京都大火編」の緋村剣心レベルで、1人vsヤクザ100人の殺戮シーンを始め、荒唐無稽なシーンばっかり。
真面目にストーリーを深追いすると厳しいけれど、バイオレンスアクションだけに目を向けたら最
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恐怖の報酬(2024年製作の映画)

3.0

フランス発名作3度目のリメイク版はNetflix。
ニトログリセリン200㌔の搬送を請け負った兄弟に断る事は許されなかった。
多額の報酬の一方で、色々画策する面々と関係ないゲリラの面々と一途な兄弟。
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

主演マ・ドンソクが製作からタッチした人気シリーズ3作目。
ストーリー展開の荒唐無稽さがどうでもよくなってしまうレベルに戦闘シーンのヤバかった。
バイオレンス度を中和してくれるのもマブリーの魅力なんだな
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

166分の前半2/3は冗長が過ぎて正直退屈。
それに対して終盤のスペクタルは凄すぎた。
少し前のめりになるレベル。
映像と音響はまさしくスペースオペラの"それ"で、ここからpart3へと行くんですね。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

賛否あれど科学者として偉業成し遂げた戦前と、政争に巻き込まれ不遇となった戦後。
ふと思い出したのは、エニグマ解読のアラン・チューリング。
彼同様、不世出の天才は政治の駆け引きの前では無力となる。
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ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

3.0

序盤から物語に進むにつれて、雑になっていく脚本と演出がヤバかった。否、ダメダメだった。
Netflix製作にも駄作とは云わんが微妙な作品あるんだなぁ。
エンディングシーンのアメリカ軍には笑わしてもらい
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流転の地球/さまよえる地球(2019年製作の映画)

3.5

大胆すぎる発想だけど、原作が「三体」の劉慈欣と聞くと何故か納得(・_・;)
序盤をダイジェストで流した後の核心は、SFサスペンスディザスターパニックな本筋に、家族ドラマが見事にマッチしていて、ついつい
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