KAZUさんの映画レビュー・感想・評価

KAZU

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.1

ディズニー傘下のSWもドラマと連動したMCUももう要らんから、「MAD MAX SARGA」よどうか続いてくれ🙏🙏

と、祈りたくなるほど前日譚、シリーズ最新作として最高の仕上がりだった。
前作のMA
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

他人事ではない。けど...

父がアルツハイマーと診断され、身辺整理を余儀なくされた3年前。絶望に打ちひしがれた我が家を思い起こす映画でした。違うのは診断された後の本人の振る舞い。父は何故か運動と筋ト
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.7

人気俳優を襲った死の真相とは..

ジョン・F・ドノバンの突然の死とその中で明るみになっていくストーリーにLGBTQ、母と息子など過去作同様にドランでは切り離せないテーマを主眼に置いている。過去作に比
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デスペラード(1995年製作の映画)

3.7

メヒコ🇲🇽メヒコ🇲🇽のラテン胸熱ガンアクション。

ギターケースから取り出す無数の拳銃を駆使してバッタバタとギャングを打ち倒す。ロバドリらしいB級感を損なわず、火薬量増し増しのスケール。アントニオ・バ
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ローライフ(2017年製作の映画)

3.3

タランティーノが絶賛!という、ぼったくり投資詐欺みたいな安直な口コミに釣られて鑑賞。結果はスコア通り笑

不法移民やらジャンキーやら元覆面レスラーが主要キャラクターのLA強盗物っていう、プロットだけは
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.5

このジャケ写に惹かれて鑑賞。

今まで円盤化もされず、幻のカルト映画としてマニアの寵愛を受けてきたらしい作品だが、まさかのサブスク配信。恐ろしや、アマプラ。

母は妹のカレンばかり愛でるばかり、その寂
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.5

荒廃した未来世界を描いたストップモーションアニメ。タイトル通りMADでグロくて気持ち悪い魑魅魍魎が這いずり回ってるのをキモいキモい言いながら観る映画。無声映画でストーリーはほぼよく分かりません!

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

マリオ創世記からのファンでも楽しめる完成度の高さ。舞台は🇺🇸ブルックリンだけと、なんならSwitchでブルックリン版マリオプレイしてみたいと思わせるアニメーションだった。ストーリーはゲームと同じシンプ>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.6

まるで「絵本」のような不思議な世界に、ウェス流の毒味を持たせた世界観が好き。
実は資本主義や物質主義を揶揄する内容で、毒のある世界観も相まって中々のクセ強映画。可愛い可愛いで終わらせない所がウェス流。

Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate(2023年製作の映画)

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超私的音楽映画特集2024夏⑦

(自慢)ゴールドプレイ初来日の@サマソニ2000年観た人🙋
まだファースト出たてで当時ド新人だったけど、今や世界屈指のメガバンド。あの頃観といてよかった笑

世界同時
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

『超私的音楽映画特集2024夏⑥』
今年こそは!の待ち遠しい、夏フェスに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)特集していきます。 🎸🎺🎷🎻🎸🎹

昨今のスターミュージシャンの生い立ちを描いた映画化は多いで
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

GWに新横浜のみなとみらいで毎年開催される、シネマフェスにて鑑賞。

ある程度事前情報入れとかないと、淡々と進む構成に置いてきぼりにされる奴。
勝手にバツイチパパの我が子との一日。みたいな作品かなと思
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

ゴジラ史上最高傑作

昨今の🇺🇸版ゴジラが子供騙しに思えるほど、見応えあった。この映像レベルが日本で制作されるとは俄かに信じがたい。

戦後間もない日本を舞台にし、復興の真っ只中に現れる未知の生物とい
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影武者(1980年製作の映画)

3.8

カンヌ国際映画祭、パルムドール授賞作品。後期黒澤明監督の代表作の一つであり、後の「乱」へと続く大長編。

影武者として生きる男の悲愁に満ちた儚さ。壮麗なクライマックスへ向かっていくにつれ画面から伝わる
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PLAN6 CHANNEL9(2016年製作の映画)

1.0

『超私的音楽映画特集2024夏』

東京でイチバンイケてる街は?

答え 高円寺一択

NYもParisもロンドンもシドニーもバンコクもニューデリーもあちこち都市部行ってきたが、どこも高円寺には劣る。
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

〜超私的音楽映画特集2024夏④〜

主人公同様にスミスのポスター部屋に貼ってる人です🙌

カーストの最下層民である主人公のチャーリーが、友達を見つけ、世界を広げていく(エモすぎる)青春を描いた作品。
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反撥(1964年製作の映画)

3.6

狂気に至る過程が只々恐ろしい。この描き方は後々の名作、「ローズマリーの赤ちゃん」に受け継がれていく。
極端までにセリフを排した演出と効果音の使い方やモノクロームの効果もあり芸術性を高めている。絶望的に
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.6

悪戯好きな子猫🐈‍⬛が街中(パリ)を走り回っているかのよう🇫🇷

田舎からパリへやってきた10歳の少女。
彼女の周りで巻き起こる、ドタバタコメディー。半世紀以上前のフランスの風景、人、色がとにかく絵に
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実演!バグ/ダイナソーJR(2012年製作の映画)

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『超私的音楽映画特集2024夏③』

ピースティーボーイズの「撮られっぱなし天国」と同じ、オーディエンスにハンディカメラを渡して撮影した映像を編集した作品。

世代的にリアタイでは出会えてないけど、自
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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『超私的音楽映画特集2024夏②』

ブルーレイを所有しているので、幾度なく鑑賞しているが、今回はスタンディング応援上映ということで、迷わず池袋グランシネマへ!

オープニングからみんなフルスタンディ
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.5

『超私的音楽映画特集2024夏①』
今年こそは!の待ち遠しい、夏フェスに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)特集していきます。 🎸🎺🎷🎻🎸🎹
..............................
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.5

シュールリアリズムの世界に没入した様な精神世界、夢なのか現実なのか分からない世界をエキセントリックに描いてますが、正直、内容が全く頭に入って来ず、「感じる」映画だと思います。アート系が好きな人は刺さる>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

2001年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品

観る側の常識や倫理観を破壊しにくる、鑑賞後の不快感は覚悟した方がいいだろう。
現実なのか虚構なのか、その境界線すら曖昧で、クローネンバーグ監督の「クラ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

軽々と前作超えてきた!
3時間弱の長尺映画があっという間に終わってしまう感覚は久々だ。

ハンス・ジマーの重低音鳴り響くサウンドトラック、前作以上の美術性の高さ、衣装の数々と称賛してもしきれない。今後
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告白(2010年製作の映画)

3.6

倫理観部ぶっ飛んでて、いくら子供を亡くしたと言っても、その犯行に一切共感できないが、かと言って少年法で守られた、気持ち悪いクソガキどもも同罪でキモい。

その気持ち悪さと相反するように挿入される音楽の
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オーディション(2000年製作の映画)

3.9

久々に強烈なの観た😱

画面越しに伝わる緊迫感。緊張と恐怖に満ちた2時間弱、個人的にJホラー屈指の大ヒットだった。「着信あり」を超える不気味さに、目を背けたくなるようなグロさも追加して...

少しづ
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.7

三國蓮太郎、高倉健の二大巨頭の共演観たさで鑑賞。東京、京都、青森と点々と移り変わる舞台、時を経ながら犯人像に迫っていく構成など非常に見どころが多い。

少しづつ明るみになっていく、犯行と待ち受けるラス
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.7

パンデミックや東日本震災以前に鑑賞してたらきっと、作品の受け取りかたも違ったんだろうな。

未曾有の災害により、日本が沈没していく、そして残された僅かな時間で海外へ脱出計画を計る政府、その名は「D計画
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市子(2023年製作の映画)

3.9

町山智浩さんが、昨年度の一番衝撃的な邦画との一言で鑑賞。

市子の境遇や生きてきた半世には同情してしまうが、何かモヤる。そうせざるを得ない生きかたに追いやられる家族も、もっとどうにかならんかったのかと
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.7

まるで、寺山修司の作品を観ているような理解を超えた唯一無二の世界観。ストーリーの考察などは野暮であり、ただただポカーンと指を咥えてスクリーンを眺めていた2時間強。一体何を観させられているのだろうかと思>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

金無し、コネ無し、勝ち目無し!
宮本が送る男の人生讃歌!

熱量がMAXに振り切ったまま突っ走る作品はマッドマックス以来?笑

愛する女のために身体を張り続ける宮本に真の漢の生き様を魅せつけられました
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ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(1986年製作の映画)

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新年の「西部戦線異常なし」を観た後だったので、だいぶコミカル。ジャケ写のイーストウッドの横顔から受ける硬派な印象とは大分外れる印象。なんなら、戦争物っていうより、熱血鬼監督による強豪校に成り上がる部活>>続きを読む

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.3

引き裂かれた「鉄のカーテン」

冷戦時代の東ドイツを舞台にした、サスペンス。難解な上にテンポも悪く、正直ダレる。引き裂かれたカーテンは東西ドイツ時代の「鉄のカーテン」を表してる。タイトルは秀逸。

マーニー(1964年製作の映画)

3.3

精神的欠陥を抱えた人間の心理的葛藤やトラウマを演出するのは抜群に上手いよなぁと。前回レビューした「白い物体のトラウマ」から今回は赤い物体ですか。そして、盗癖というダブルコンボ、大体、パートナーになりう>>続きを読む

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.5

記憶を失った男が潜在意識の中に抱えるトラウマを描写しながら進んでいく、サイコサスペンス。突然現れた得体の知れない男に恋に落ちる美人精神科医っていう設定が妄想を掻き立てますが、いかんせん白い物体を見るた>>続きを読む

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.6

録り溜めたヒッチコック作品を観まくる連休初日に鑑賞。

ケセラ〜セラ〜が脳内リプレイされるだけでなく、出てくる登場人物に誰一人疑いを持たさぜるを得ない演出がサスペンスゴッド、ヒッチコックの手腕か。
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