イナミンさんの映画レビュー・感想・評価

イナミン

イナミン

映画(518)
ドラマ(1)
アニメ(0)

関心領域(2023年製作の映画)

2.0

予告編やポスターデザインの不穏さに
期待していったが、
正直消化不良。想像が〜というけど、
やはり『プライベートライアン』や
『シンドラーのリスト』を作って
残虐シーンを観客に見せつけてトラウマ化させ
>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

5.0

『マッドマックス怒りのデスロード』はオールタイムベストなのでとても楽しみにしていた続編。
核戦争後から45年後ということもあり、まだ車や装備などはピカピカ。
◯◯などの飛び道具もまだある。
お馴染みの
>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

10年に一度の傑作オールタイムベスト。
もう何度も見てるけど
フュリオサのために予習1周目。
迫力のある映像美を2時間見せつけられて、
それだけでもお腹いっぱいなのに、
コメディや愛と友情英雄の帰還な
>>続きを読む

エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

3.0

<ずいぶん前に見たのの感想書き忘れ>
エリザベス女王が亡くなられたときに見た。
非常に聡明で長い間女王だった人はやはり違うな、という
格の高さを見せつけられた…

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.0

<ずいぶん前に見たのの感想書き忘れ>
DUNEの呪いはドゥニ・ヴィルヌーヴが完全に果たしてくれた。
ホドロフスキーがリンチ版を恐る恐る見て、
「なぁんだ!!!!たいしたことないじゃん!!!」と
思うと
>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

<ずいぶん前に見たのの感想書き忘れ>
女の子の親なので、絶対見なくては…と思ったけど、
思ったよりエグかった。多分現実はこの何十倍もやばい気がする。
子も、チャットルームに入り浸ってるが、
今のところ
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

<ずいぶん前に見たのの感想書き忘れ>
眼の前の女性はお前の母ちゃんじゃないから
女性だったら救ってもらえると思ったら大間違いだぜ

岡田将生のえげつないキャラクターが素晴らしく、
私の中にあったいい人
>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

見たのが随分前で記録用としてのメモ。
予告ではスピルバーグの人生を書いたヒューマンストリー的な
感じだったが、とんでもない、自由奔放な母と家族に振り回された
鬱屈な思いを映画制作に昇華していく話だった
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

鈴木亮平と宮沢氷魚が惹かれ合う瞬間が美しくマックス。
あとは後半ちょっと汚い手を使ってお涙頂戴に
持っていこうとするのがちょっと…
その設定から見直してほしいというか、
もっと泥臭く生きていくという感
>>続きを読む

(1985年製作の映画)

3.0

五社英雄マラソン高知三部作完走、
緒形拳の女衒業の完成形。この作品の良さはいつもの緒形拳が
手に入らないものへの執念がにじみ出ていて
かっこいいだけではないキャラクターの深みを感じる。
女が可哀想、と
>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.0

五社英雄マラソンから緒形拳を好きになり、
前々からタイトルやジャケットデザインが
かっこいいと思っていたので鑑賞、
内容が、一人の殺人鬼旅行記で、今見ると「ええ…」という感じだけど、
当時からしたら、
>>続きを読む

Billie ビリー(2019年製作の映画)

2.5

ビリー・ホリデイの伝記映画なんだとは思うが、
彼女の伝記ライターの不自然な死から紐解いていく。
が、正直、このライターさんの話は不要。
事前に『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』を見て
>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.0

映像の世紀ビリー・ホリデイ回を見てから俄然興味が出て鑑賞。
一応数年前にBLM関連で黒人の歴史の映画は一通り見ている。
ミュージシャン映画あるあるだが、特に古いせいか、
薬物中毒、アルコール、タバコ依
>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

2.5

子供が被害に合うのはいくない!!!
旅行先で知り合った(もうこの前提が理解できない)
どことなく奇妙な夫婦からの自宅への招待に何故行くか…
しかも、週末の予定だから1泊にすればいいのに2泊とか
まずそ
>>続きを読む

極道の妻たち(1986年製作の映画)

2.0

五社英雄作品マラソン。五社監督では初めての現代劇。
時代が80年代と半端に古いせいで絵面が辛い……
みんな若い!とか、物語でなくキャストの年齢に気が向いてしまう。
物語に入り込めたのは岩下志麻が太もも
>>続きを読む

女殺油地獄(1992年製作の映画)

2.5

五社英雄作品マラソン。そもそも浄瑠璃作品だったことも知らず、
3回目のリメイクか…
最初にエンディングが提示され、謎解きしていくスタイル。
五社英雄監督ならではの女性の美しさに加え、
堤真一の素晴らし
>>続きを読む

吉原炎上(1987年製作の映画)

4.0

大吉原展に行ったので復習がてら見た。子供の頃唐見ていて何度目か…
私の就業意識は今作品とああ野麦峠なので
どんなブラックでも耐えまぁす!
展覧会見たおかげで、解像度上がって行った甲斐があった。
どのシ
>>続きを読む

陽暉楼(1983年製作の映画)

4.5

『マツコの知らない世界』でIKKOと池上季実子がゲストの際で語られた、
浅野温子と池上季実子のトイレのキャットファイトのシーン、
紹介されてから一度ちゃんと見たいと
思っていた。この見事なキャトファイ
>>続きを読む

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

5.0

4Kデジタルリマスター!30年ぶりに劇場公開!と思って
見に行ったけど、4Kの価値…という
映像美は美しいんだけど、キリッとした画作りでないので
恩恵…??と思いながら、2時間という最近の映画にはない
>>続きを読む

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.5

キューブリックウィークで見た。
これで後期分はすべて見たけど初期の『突撃』と『非情の罠』が未履修…

いままで避けてた理由はどうしてもカーク・ダグラス色が強いし
キューブリック色が少ない史劇トーンのカ
>>続きを読む

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.5

『ミザリー』のような女ストーカーもの。
突然口汚い言葉で罵りまくる不穏の予兆は
すごく面白かった。意外とイーストウッドは
「なんだこいつ……わけわかんねぇ…」ぐらいの
認識で事態はもっと深刻ですよ!!
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

全作品鑑賞済みノーランファン。
日本で上映されるのを心待ちにしていて
公開2日目にはやっと鑑賞。IMAXで鑑賞しようと思ったけど
前情報でセリフ劇が多いとのことなので通常スクリーンで見た。
ニ回目はI
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

2作目を見るための予習として自宅スクリーンで鑑賞
デビットリンチ版とホドロフスキーのドキュメンタリーは履修済み。
なんと言っても映像美。IMAXで見たら100点満点。
パート1は手札を全部出すような状
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

前作は劇場では見ず、自宅スクリーンで鑑賞、パート2は特に期待していなかったが
IMAXにふさわしい映像美と
スケールの大きい物語で久々に上質な
スペースオペラを見られた。
パート3も楽しみだ。マッドマ
>>続きを読む

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

コレクターレベルで好き。当時劇場でも
何回も見たけど、デジタルリマスターで
また見られるとは…感激。
ただ、それでも特に映像が素晴らしい!
とかそういうのではないのだが…
あれは脚本がキモなので…
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

飛行機の中でテロリストが殺人ウイルス
をまき、どうするよ〜な話。
最初はハラハラドキドキしたけど、
ウイルスが効かないのか後半はあまり死ななくなってウイルス仕事しろ!
と思っちゃったな…
ラストシーン
>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.5

シベリア抑留の実情についてよくわかる
物語なので是非社会科でも見てほしい。
これを見た後、新宿の平和記念展示資料館へGO!
よりリアルな展示で映画を保管してくれます。
黒パン模型や袖なし外套なども着れ
>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

ヴァーホーベン大好きマンなので
久々に見られて嬉しい。
安定の脱ぎっぷりにレズプレイ。最高。
男性社会と宗教とレズビアン。
今の時代にぴったりの題材だけど、
奇跡やキリストからのメッセージを
読み上げ
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.0

アカデミー賞取れなかったけど、
ちょっと難しかったかな…
女性讃歌だけでなく男性との共存
なのは良いのだけど、やはりポップで
パロディ的なものはヒットはしても
アカデミーは引っ掛からなかったなー。
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0

キューブリックファンアカウントをフォローしてたらTLにちょいちょいキューブリックの撮影秘話的なものが流れてくるようになり、
ついついみたくなってしまう……
本当に…好きッッッッ
どうしようもなくこの画
>>続きを読む

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.0

エンリオモリコーネのドキュメンタリーを見て見てみたくなった。
黒澤の『用心棒』まんまだけどやはり音楽が〜!
細かく真理に沿った音楽がメロディだけでなく、効果音的にも使われていて
新鮮だった。
この調子
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

誰もがお世話になってるモリコーネ、
こんなん映画見て感動しないやつおらんやろ…

モリコーネの音楽キャリアを数々の証言、
映画作品、音楽で一作ずつ丁寧に描いていく。
ドキュメンタリーとしての編集もテン
>>続きを読む

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.0

原作自体がカタルシス万歳!な作品ではないので、よく映像化に踏み切ったと思うが、
前編後編にしたのは評価したい。
適度に端折って、ラストまでよくまとめた
脚本だと思う。
それぞれの悪意をマックス表現する
>>続きを読む

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.0

原作読了後、鑑賞。
主人公の藤野涼子さんがまんまイメージ通りでドラマよりも良い。オーディブルで聞いたけど、彼女のイメージで聞いていた。
長い原作をよくまとめたと思うが、
映画だとどうしてもカタルシスを
>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

片や結婚しないと動物にさせられ、片やカップルになると片目を潰される世界。
両方を生きることになる主人公は
結局愛を欲してしまうという…
でも、それも時間が経てば飽きてしまうんだけどなぁ、人間の愛は残酷
>>続きを読む