いがこなさんの映画レビュー・感想・評価

いがこな

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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ヤバイ父親の監禁ホームビデオ。姉妹のどちらと近親相姦するか決めさせるシーンがすごく好き。猫は可哀想。日本版だと大きな丸形ボカシがかかるので、お子様でも安心してご覧になれます。邦題は犬歯のままでよかった>>続きを読む

ファイナル・デッドブリッジ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品を単体作品として捉えるか、シリーズの5作目として捉えるかで評価が変わってくると思う。ただラストでシリーズの幕引きとしてあのオチを用意したと思えば、有終の美は飾れているのかも知れない。シリーズを>>続きを読む

ファイナル・デッドサーキット 3D(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

OPでの死をガイコツで表現するの面白いなーと思ったけど、ラストもそう繋げるのかい。地上にいるのに車内で溺死しそうになるのは斬新。ついに作中で1作目に言及することはほとんど無くなった。そしてストーリーラ>>続きを読む

ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

人がわりと雑に死ぬ。前作にはかろうじてあった1作目の死亡者と関係のある人物だった的な設定が無くなってしまったので、もう別の話しに。話運びが少し粗いけど、そこも込みで豪快な死を楽しむシリーズ。妹のブレス>>続きを読む

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.5

登場人物が景気よく死んでいくシチュエーションを楽しむシリーズ。絶対逃れられない死のピタゴラスイッチ。ギリ起こり得るかも知れないシチュエーションと、それは超常現象じゃね?という線引きの守りが絶妙。

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が誰一人幸せになれない鬱映画。誰もが夢を叶えたいはずなのに、その夢を追いかければ追いかけるほど破滅に向かっていく。僅か100分に4人の人生が凝縮されていて、一気に4人分の人生を味わったような気>>続きを読む

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

卒業という確実にやってくる終わりに向かうカタルシスが、自分の学生時代にはこんな青春は無かったはずなのに、どこか断片的な記憶とリンクして、自分の心の柔らかい部分を刺激してくる。
先生や親の存在はすべて無
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

毒親の母親は常に怖いし、それをすべて知っていて波風立てないように振る舞う父親も怖い。てっきり途中でティンヤと鳥が入れ替わっていて、鳥を殺したと思ったら本当はティンヤってオチを想像していたら違った。描き>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

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主人公二人と同じ人種である分、観ていて気恥ずかしさがずっとあった。それでいて共感できない部分がノイズになってしまい多少の居心地の悪さも感じた。恋愛映画なのに二人を阻む恋敵の登場や大事件も起きず、ただ人>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

一生見ていたくなる二人の会話も、キレッキレのアクションも顕在。ただし、意識的に前作よりトーンを抑えてるため、そこにどうしても物足りなさを感じてしまう。シリーズ物でありがちなインフレを回避するためだと思>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くも山崎貴。昭和+ゴジラでの座組としてはガチッとハマってる分、出来上がったものは想像通り。VFX、CG周りは最高。海上での戦闘、銀座襲来は上がる。ただし、人間ドラマは……。神木きゅんと浜辺美波>>続きを読む

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

見たことのあるロケーションをわざわざ使ったのは世界を狙うという工藤の野心の現れなのかと勘ぐってしまった。始終ニッコニコで観られる楽しい映画。ただ誰がどの世界の誰なのか途中で分からなくなってしまった。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分が施しを受けている時に、多少の違和感があっても善意をむげにすることなんて出来ない。時折鳴る何も起こっていないのに恐怖を煽る不協和音、言語の分からない恐怖。デンマークとオランダの宗教観の違いとかを知>>続きを読む

ファウスト(1994年製作の映画)

3.1

難しい……ヤン・シュヴァンクマイエル監督は原作のある物語を独自解釈によって映画化してるわけで、ゲーテのファウストをきちんと知っていれば(シャーマンキングのファウストくらいの知識しかない)、もっと楽しめ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

言うまでもなく美術、音楽が素晴らしい。子供だったベラ、大人だったダンカンの立場が逆転していく様子が滑稽で楽しかった。でもダンカンを憎むことは出来ない。男は誰だって本質を突けば幼稚なのよ。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

頭空っぽで楽しめるスナック感覚映画。チャプターごとに「これは死んだやろ……死なんのかーい!!」が楽しめる。終盤の明らかにリアリティーラインを三段くらい飛び越えた展開も「いや、この男ならやりかねない」と>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.3

原作のエッセンスをB級ホラーテイストに仕上げてしまった怪作。ただ登場人物全員狂ってる方向でやるなら真面目にやっても仕方ないと思うし最適解なのかも。白と赤は映えるかも知れないけど、ここまで推さなくても良>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

いや、すぐ辿り着ける場所にある小屋を見つけるのに何年かかってんねん!なんて無粋なことは言わないとして、ママの見切れ芸でジャンプスケアのジャブを撃たれ続け、やっとママが本格登場になってからはクリーチャー>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.5

不快な世界なのに適度に心地よい。カメラワーク、音、ストップモーションアニメ、クソ不味そうなメシ、ませたガキ、ロリコンジジイ、すべてが毛嫌いされやすいパーツで組み立てられているのに出来上がったものはなぜ>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

土着信仰×モキュメンタリー。ミン役の女優さんの体当たり演技が気持ち悪さを際立たせていて最高。儀式までの日数をカウントダウンさせながらの隠しカメラ映像好き。ただモキュメンタリーではない方がもう少し入り込>>続きを読む

密林の悪魔(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

良いところで終わってしまうけど、グロさもあって最高。ビジュアルは素晴らしいのでぜひ長編化を……。

ラッカ(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

人物を正面から捉えてのスローモーション演出はAI感をわざと出してるのかなと思ったけど、2017年の作品だからそれは無いのか。22分しか無いので、特にストーリーにどっぷり浸かれるわけではないけど、ニール>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スクーターで移動するインチキエクソシストが本気を出したらすごかった系かと思ってたら、そうでもなく開始からフルスロットル。思ってたよりエクソシストがエクソシストをしていた。シリーズ化するにはもってこいだ>>続きを読む

ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

1の良さをぶっ壊す2という映画がこの世界にはたくさんある。1の敵を全員復活させて、さらに1のラストの行動の動機だった女の子まで敵という、1を無意味にさせる条件を揃えてきた。なのになぜだろう。それが面白>>続きを読む

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

物語の核を提示してからはサクサクと話しが進み、王道中の王道展開が繰り広げられ、85分でまとめられているから観やすい。カルト教団の説明もほとんどなく「儀式をすると願いが叶う」という単純な動機なのも良い。>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

性により集団生活が崩壊していくさまに魅せられる。女優さんの体当たりの演技も素晴らしい。高尚な理由を付けてただセックスをしたいだけというカルト教団の行き着く先に辿り着くかと思いきや、議長さんが退場してか>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

猟奇殺人ホラーモノかと思ったら違った。イーサン・ホークがかっこよすぎてグラバーがあまり怖くない。だからこその印象的なマスクもあまり効果的に感じなかった。あくまでもメインは主人公+被害者で、犯人側の動機>>続きを読む

パッケージ: オレたちの"珍"騒動(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

始終クソ下らないのに何だか愛おしくなる映画。冷静に考えてずっとおかしな展開が続いているのに登場人物が真面目に恋愛を進めているのが面白い。ち◯この造形がリアル。便器に頭突っ込む映画は名作説がまた証明され>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャンプスケア多めでビビっちゃってこちとら笑顔じゃいられない。終盤の展開でこれがどう呪いに繋がったのか良く分からなくなってきたけど、最後は謎にクリーチャーバトル。終いには丸呑みでフィニッシュ。元カレは>>続きを読む

ホステル3(2011年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

1、2で完成されたシステムを壊し、勝手の分からない異国から、誰もが知ってるラスベガスへ。イーライ・ロスとタランティーノが離れた時点でもう無理しなくても。グロもエロも抑えて、誰もが安心して観れる良い子仕>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オリジナリティーは無いのかも知れないけど、エログロに全振りして突き抜けることによって、唯一無二の存在まで昇華させている極めて珍しい映画。ストーリーラインも至ってシンプル、セリフ説明も終盤以外はほとんど>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不快映像のオンパレード。蓮コラっぽいのはちょっとキツイ。西洋宗教のホラーばかり観てる身としては東洋宗教のホラーがすごく新鮮。見せない恐怖演出が、すべて誰かが撮影した映像という制約でより際立っていた。

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ビーバーのモグラ叩き、そんなシチュでいちゃつくな、コンセント噛んで燃えるビーバーの可愛さ、ラストのあっさり感、どう考えても制作者の趣味としか思えないNG集、エンディング曲のご機嫌なゾンビーバー。この作>>続きを読む

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ギズモがされる仕打ちの数々が全部優しい。コピー機に挟まれて足バタバタしてるとこが可愛かった。続編というよりファンディスクみたいな側面が強いのかも。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミーガンよりヒステリーを起こした子供の方が怖かった

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

皮肉という字に肉って文字が入ってるのはこの映画のためだったのか!

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