toroさんの映画レビュー・感想・評価

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エリザベス(1998年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

周りがろくでなしな男ばかりだと自分がしっかりせざるを得ないっていう話。

メイクや演技の効果もあるのかも知れないけど、まだ幼さも残っているような可愛らしいケイト・ブランシェットも良かったし、衣装や美術
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

モノクロの観察者よりカラフルな体験者にっていう話。

第二次世界大戦で人間に愛想を尽かした神に反抗した天使たちがベルリンに閉じ込められているという設定があると聞いて、その説明は欲しかったな、と。

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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一日の終わりに寂しい思いをしないようにっていう話。

ストーリーはぼんやりしてるし、特にタイムループものとして新しい何かがある訳でもないんだけど、敢えて言うと自分のタイムループは補助的な副次的なモノで
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

歴史を学ぶことで過去と対話が出来るっていう話。

昔観た時はアメリカ自然史博物館にしては規模が小さいし、あまりにも子供用だと思ったけど、久しぶりに観てみるとキャストは豪華だしディック・ヴァン・ダイクが
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

(製作当時は)まだ終わってないっていう話。

第二次世界大戦中に撮られた作品である種プロパガンダ的作品なので、悪役を魅力的に描けておらずチェコ国民側は勇敢で一致団結な善悪二元論な点は不満ではあるけど、
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

新芽は折れやすいっていう話。

ちょっと打たれ弱すぎじゃない?と思うけど、新しい音楽をやっていて前例も少ない分否定されると不安になるのもしょうがないのかも、とも思う。

音楽好きで特に電子音系に造詣が
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

1.9

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漠然とした質問でもちゃんと答えてくれるのが天才っていう話。

インタビュイーは素晴らしい人達なんだけど、漠然とした質問を投げかけてその答えを短くぶつ切りにして流していくので、薄いスープを延々と飲まされ
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビは足が速いっていう話。

1978年「ゾンビ」のリメイク。

久しぶりに真面目なゾンビ映画を観た気がする。

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

2.8

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どんな道でも進まなければ山にたどり着かないっていう話。

最初の一歩が一番大変なのはわかるけど、あんなに大騒ぎして色々あって「プロのダンサーになれました」ではなくて、「ダンスの学校に入りました」という
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

天才でさらに権力も持つと視野狭窄になりやすいっていう話。

元々の依頼は男性指揮者の脚本だったのを、ケイト・ブランシェットに当て書きしたおかげで男性の搾取の話から、同性愛者の女性という少数派の人でも才
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

一点集中っていう話。

音楽と演奏シーンに全部注ぎ込んだのかな、と。
ただ、それでもサックスの音がもっと強くても良かったのと、演奏シーンの映像表現や色が古く感じてしまった。

上原ひろみが音楽の制作監
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

徳孤ならず必ず隣ありっていう話。

スウェーデン映画の「幸せなひとりぼっち」の方を先に観ていたので、どうしても比べてしまい、今作の方が諸々の荒さがあるように感じてしまった。

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

被害者家族は加害者を赦す事で喪が明けるっていう話。

この作品で国連内部で映画の撮影許可が初めて出たり、ニコール・キッドマンとショーン・ペンが居ることで重厚さや豪華さは出ているとは思うけど、観客側には
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大学生活の幻影っていう話。

「21ジャンプストリート」と似たような物語ではあるものの、もしも警察学校に行かず大学に行っていたらあったかも知れない人生と今の人生で、結局後者を選ぶという話の筋が前作の過
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

見えない手は見えないだけあって中々存在を現さないっていう話。

個人的に、主人公の男の子の子供っぽいのに産毛の口髭を生やしている見た目が気になって序盤は話に集中出来ず。

見た目に慣れてきてからも、男
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ピンクの豹(1963年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

女のハート泥棒の話。

結局、王女と警部の妻に惚れられただけで、ダイヤも盗めてないのに捕まって女性陣に助けられて、どこが怪盗?と思ってしまった。

音楽とオープニングのアニメーションは良かったけど、そ
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

老人版「はじめてのおつかい」っていう話。

良く言うとドキュメンタリーとドラマの間、悪くいうと素人芝居という感じで、この作品の構造が好きか嫌いかによって評価が割れそう。

個人的には前半は楽しめたけど
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

人種差別は魂の病でどんな伝染病よりも多くの人を殺すっていう話。

デンゼル・ワシントン演じるスティーヴ・ビコがカリスマ性のある指導者然としていて素晴らしかったし、映画の中盤で死んでしまう構成も衝撃的だ
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ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

車の中は話がしやすいっていう話。

「ビーチ・ボーイズの事は曲を数曲知っているくらいの知識」しかない自分のような人には少しハードルが高かった。

才能や名声やお金があって精神疾患にかかると、助けてくれ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

悲劇に親しまない未熟さが可能性を生むっていう話。

前作で充分時代を変えるくらいの映像だったものが、更に何倍も凄くなってる上に、音楽も物語も素晴らしいってどうなっているんだというレベルの作品。

敢え
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

閉まるんかーい!っていう話。

アキ・カウリスマキ三本目。

「希望のかなた」は好きで「マッチ工場の少女」はあまり好みじゃなかったので、アキ・カウリスマキ作品は新しい作品>古い作品だと思ってたけど、今
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子育てというギャンブルの話。

リチャード・ウィリアムズが子供が産まれる前に「世界王者にする78ページの計画書」を作って、その通り娘を二人共世界王者にした部分だけを見ると超人的に見えるけど、結婚も3回
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

「普通の暮らし」はハードル高いっていう話。

軽そうな銃だし人が結構死ぬ割に血は出ず血糊代もなかったんだろうなーとか、役者さんも若い人が多いけど俳優業だけで食べていけてるのかなーとか、撮影の許可取れず
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アートのお値段(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

値段はわかるけど価値はわからないモノの話。

通信技術の発展で貨幣や金銀と同じく芸術作品も地球規模である種の通貨になり、トレーディングカードやNFTアートもそれに続き、今までもこれからもそうやって色ん
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The Wave(原題)(2019年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

幻覚とタイムスリップと走馬灯のちゃんぽんっていう話。

まだクスリをやってない時点で出会った女性の顔の認識も違うし、過去に干渉出来るなら保険金不払いの案を言わなければいいし、過去に干渉出来ないなら上司
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

母性という麻薬と摂食という濫行っていう話。

一応、流血描写はあるけどそんなことより、ただただ不快な食事シーンと、最初に夫に切り株を渡されて急に赤ん坊の様に世話をしだす妻の場面がめちゃくちゃ怖かった。

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

蘭麝の室に入る者は自ら香しっていう話。

アンヌ役のエマニュエル・ドゥヴォスが、昔ドキュメンタリーで見た調香師の立ち居振る舞いに似ていて、調香師然としていて素晴らしかった。

色んな匂いを嗅ぐ時に嗅覚
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

永遠ではないからこその選択っていう話。

EUの取り決めでデンマークの小規模農家は2026年に閉鎖されることが決まっていて、それと同様に、老年の叔父さんとの生活、酪農家としての生活に終わりはもう見えて
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アルピニスト(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

道のありがたみを知っている者は道のないところを歩いた者だけだっていう話。

言葉を選ばず言うと「そりゃ、そうなるでしょ」と思ってしまうけど、それはやっぱり登った事のない者の思考で、毎年何人も亡くなる人
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

我々に記憶があるのは人生の冬に花を思い描けるようにする為っていう話。

この作品に限らず台詞なしで感動させるというのは凄い。

五福星(1984年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人は善悪の友によるっていう話。

子供の時は好きだったのに何となく観なくなって、十年以上ぶりのカンフー映画鑑賞というのもあるだろうけど、やっぱり楽しいし格好良かった。

子供の頃はわからなかったサモ・
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

飛び降りる振りする必要あった?っていう話。

始まりから情報を小出しにして、さらにこちらの想像を裏切るような展開が続くし、主人公が窓の外に出てから動きがなくなる所を別班のビル潜入で動きを出したりと初見
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

下手の大連れっていう話。

とりあえず、シリーズの最終作としてみんな出したかったのはわかるけど、それぞれのストーリーが渋滞してそれぞれ何がしたいのか理解出来ず、結局、悪者側が勝手に自滅しただけに見えて
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スウィング・オブ・ザ・デッド(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビに囲まれて鍵のない車に閉じ込められた時欲しいのはエアコンよりもデカいマシンガンっていう話。

低予算でゾンビ映画なので正直期待してなかったけど、ゾンビ映画というより静かなロードムービーで、主役二
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処刑人(1999年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

「神からの啓示」と「男前」という二大免罪符の話。

男前二人がやってるから騙されそうになるけど、神の啓示があったという夢をみて下調べもなく法律無視して悪そうな奴は独断と偏見で大量に殺し、でも自分達は教
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

3失点からの逆転2大ホームランっていう話。

女ばかりの5人姉妹の一家が女性に相続権もない世界で、いかに良い相手と結婚出来るか人生を賭けたゲームで、遺産を相続した従兄弟の求婚を次女が断り1失点、長女が
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