Garuさんの映画レビュー・感想・評価

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Here(2023年製作の映画)

4.1

16ミリが最高

きっと観る人を選ぶが素晴らしい作品。
人生の幸せと日々の生活のバランス。得体のしれない不安と密やかに存在する身近な幸せ。

「我々はありきたりなストーリーにドラマ性を感じることに慣れ
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.1

16ミリが最高

きっと観る人を選ぶが素晴らしい作品。
物語はHereよりさらに正解がわからないが、夜の街と映像が良い。確かに16ミリのこの質感がなかったら違う気がする。

「我々はありきたりなストー
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貴公子(2023年製作の映画)

3.6

友達

薄口ノワールと先が読めない展開で楽しめる。終盤に流石に無理だろ戦闘になるが、ここまで来たら後はそう言うのが観たい状態だから突き進んだ感じ。

監督が同じだから、魔女出てきそう。貴公子は魔女なん
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

モントークで

自分とは全く関係ない物語なのに共感するような不思議な感情は何だろう。
何でもないようなカットが感情を揺さぶる。重要なカットは素晴らしい演出。

長編映画デビュー作でアカデミー作品賞ノミ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

フィルム・ノワール

時間軸や思い込みなどノーラン監督っぽい要素がすでに完成されている。
70分に凝縮された濃い内容が素晴らしい。
今更新作でこれくらいの作品は立場的に撮れないのか、撮りたくないのか。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

死んだ死んだ悪魔

ついて行けるかなぁと思ったら全然大丈夫だった。ふざけた部分と真面目な部分にメタファーな設定もあり面白かった。
後編楽しみ。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

クスリありクリスなし

プロレス好きも興味ない人も、家族とその中での自分と言う存在、兄弟と言う友達とは違う関係性と、無意識下にある序列のようなもの。そんな事を考えさせられる。

ザック・エフロンさんの
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

美味しんぼみたい

お父さんとは違う感じがする。と言うよりお父さんとの違いを出そうとしている。と感じる。

情けないぞジェームズしっかりしろ!と序盤は思う。またミア・ゴス・スゴイだわ。

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.2

同窓会2

なんかいまいちだったなぁ。もっとバカみたいにやれば良いのか?
ジェイソン・ライトマン監督じゃないからか単純に物語もまとまりがないような。同窓会ももう良いかなって感じがした。

マッケナ・グ
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.5

獄中スター列伝

成り上がりギャング映画だ。嘘みたいな展開もあるが、物語はわかりやすく、どうなるか気になる感じで楽しめる。

ラストに向けてもっと盛り上がる展開だったら良かった。
金歯の量すごくない?

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.5

サイモン&ガーファンクル

MVも写真も昔から好きな山田智和さん初の長編作品。まだ主題歌もなかった頃の予告が素晴らしかった。

映画的にどうかと考えればそれほどかもしれないが、らしさを出した素晴らしい
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クオリア(2023年製作の映画)

3.8

二度観推奨映画

シニカルな笑いとずっと漂う不気味さ。佐々木心音さんと石川瑠華さんが特に良い。描けれていない所も想像してしまう。

上映後舞台挨拶あった。監督や出演者の方々の話を聞くと、想像していた部
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.6

矛盾世界観

そう言う事ね。と気がついてゆく序盤面白い。
映画的にはある程度秘密は良いのだが、主人公の性格的にもっと聞くことがあるでしょ!とも思ってしまう。

序盤のシステム的なところからの後半が盛り
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変な家(2024年製作の映画)

2.9

左手は添えるだけ

ゲゲ郎か石坂浩二出てきそうだなと思ったら本当に出てきた。一番やっちゃいけなくて一番やりたい事かもしれない。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

どの名前で僕を呼んで

ものすごい物語ではないのだが、すごいメンバーとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の繊細さとクオリティで次作も楽しみ。

あれみんなはどうやって乗り降りするんだろう。あと簡単にあれ使わない
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.8

再び蘇る若松孝二

純粋にわかりやすい物語だからか前作より分かりやすいし面白い。ただ熱や気持ちは前作の方が感じた気もする。時代か。

飾ってある写真や、見てはいけない若松監督の姿を思うと前作ありきでも
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

ベッソン版ジョーカー

やっぱりベッソン監督は自由に好きにやらせた方が良いんだな。
エディット・ピアフのシーンの演出素晴らしい。すごい歌手でもなく、あんな方法なのに感動する。演出の力か。

ケイレブ・
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.5

世界でもっとも孤独な鯨

本屋大賞だけあってか苦難があり感動をさせてくれる物語だ。鑑賞後にメインビジュアルの意味わかる系。

展開や演出で気になる所があるから原作も読んでみたい。
西野七瀬さんだんだん
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WILL(2024年製作の映画)

3.8

サザエさんを壊した人

東出さん最近の方が演技も良いし、とりあえず病んでるよりはずっと良い。
「福田村事件」の役作りが完璧だった理由もわかる。そして福田村関連でちょっとだけ出るコムアイさんすごく良い。
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

東昇朝陽

途中から彼がどう出るのかが楽しくなる。ぜったいそうだと思いながらも楽しめるのが良い。

序盤が中途半端な感じがするがそれは製作上仕方ないか。どうせならもっと酷い感じがほしい。
物語としての
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

セクシーマオカラー角刈り

スケートの所が一番好き。個人的にはマシュー・ヴォーン監督式にもう少し派手に惨殺してほしかった。

「ファースト・エージェント」よりは好きだったが、楽しみ方は同じ感じなので若
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.6

シン・ガイ・リッチー感

前衛的なアートを作る人は普通のデッサンも描けるんだよ的な作品。
途中らしさがあるテンポ感もあったが、全体的にはシリアスて、熱いドラマ。

ここ最近のステイサムなんかの作品がい
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カムイのうた(2023年製作の映画)

3.6

アイヌ神謡集

「ゴールデンカムイ」とは違う側面のアイヌの物語。
どの国でもいつの時代でも、誰かの強い想いが社会の問題に対して流れを変える。変化をもたらす。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

気分は落下

頭の良い人が考えた面白い話。夫が死ぬがミステリーでも法廷劇でもない。
セオリー通りの展開に行きたくなりそうな所を行かない。

脚本が上手く、のめり込むが、正解や正解かもすらわからないよう
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.2

大いなる責任が伴う…

ニコラス・ケイジの「NEXT」の多重影分身出すかと思った。
予算があまりなかったのかなと言う感じ。そして「本格ミステリー・サスペンス」の売り出しはかなり疑問。

これではここか
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.7

魔女の子だ

変更されている部分も含め、やっぱり個人的にはデレク・ツァン監督版の方が良かった。
終盤の複雑になる部分がより分かりにくかったような。
とは言え良く出来ていて、これまた次は日本版で酷いもの
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.6

パーツ· オブ· シップ

心に傷を抱えた物語。第3章が一番良かった。近年の前田敦子さんやっぱり素晴らしい。

逆に第2章は微妙だったかな。何となく空気感が違って、1と3に挟まれてることに意味を持ちそ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

生きてるだけで

最初のシン・ゴッサム・シティみたいなパートは単純にみんな面白いだろうな。
ただその後の展開なんてまるで読めないし、いかに最初がポップで幸せだったかがわかる。
アリ・アスター監督は楽し
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

カムカム

物語の展開の仕方や、説明せずに没入させる演出が素晴らしく上手い。そして主演の2人が見事にマッチして行く。特に上白石萌音さんの演技すごい。あの上手さが物語の温かみと面白さに繋がっている。
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.4

ティッツァーノ

「アメリカン・ユートピア」を観たので、初めてちゃんと観てみた。
デカデカスーツ。考えるな、感じろ。かっこよい。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

時は来た

なぜなんだろうと言う疑問は残るが、長尺で描く記憶の物語と、巨匠の映画への思いを感じられる。

単純には面白みがないが、他の映画が浅はかに見えるようなドラマは不思議な雰囲気。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.6

キス・オブ・ザ・ドラゴン

朝鮮の王朝を舞台にした「見えないのか」「見ないのか」が面白い話。日本版ビジュアルの雰囲気とはちょっと違う。

もはや逆にチート能力では?とはちょっと思う。その辺を制限掛けて
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熱のあとに(2023年製作の映画)

3.2

新宿ホスト殺人未遂事件

最初のインパクトあるシーン多分考えてって事なんだろうけど、どう言う経緯でああなった。刺した?けど違うとこから来たよね。それが結構気になる。

あと人物像がなんか不安定な感じと
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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

3.7

ガジルだな

何もドラマティックな展開は起きないが、シンプルで分かりやすくて良い。面白い。

「左様なら」は良く出来ているのはなんとなくわかったが難解だったので、これくらい優しくしてくれるとありがたい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

哀れだったね

コダックの特注35mリバーサルすごい。良い。
わかってたけど物語はすごく好きな人と嫌いな人に分かれるんだろうな。特に男性的な考えの物語なのでその辺がちょっと気になる。
「ロブスター」「
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

「ゾンビランド」コンビ

交わったかな?と思うが、物語としては上手く出来ているように思える。もっと話が面白ければ。

ジギーのジイーが凄かった。今の日本人の若者にもこれほどのエネルギーあるかな。
制作
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