もさんの映画レビュー・感想・評価

も

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.9

『宇宙戦争』『マイノリティリポート』同様銀残し多用。
サスペンス演出は超一級品。

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.0

イニャリトゥ・ミーツ・テレンスマリック的な世界観。フェリニーニの『81/2』も。
撮影はルベツキっぽいけど、実はルベツキじゃ無く、より広角で全てにフォーカスが合ってる感じ。
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.0

ずっとラリってる。
『トレインスポッティング』のヤクキメ幻覚が2時間続く感じ。
ラスベガスがテリーギリアムによって、ちょっと異世界っぽく見えてくるのがおもしろい。

名探偵メーター(2010年製作の映画)

3.6

ノワールっぽくモノクロにしてるの、意外とジャンル映画っぽく仕立ててる。

卒業(1967年製作の映画)

3.9

初めて見た。
ダスティンホフマンの生気の無い演技、からの終盤の発狂、からのラストの表情。ちょっとどうかしてる笑
言葉では形容し難い思春期の倦怠感とか下心がまさに映像で映し取られてて、さすが名作。

ブルービートル(2023年製作の映画)

3.7

思いの外結構良かった。
無名のキャストや、舞台がメキシコ、シンセサイザーを使った劇判、リーワネルの『アップグレード』みたいな設定。全てがフレッシュ。
キャラ造形、ヒーロー造形も見た事ないデザインで、ま
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底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

3.5

ベンアフの死んだ目、男から見た何を考えているかわからないパートナー、円環構造、めちゃくちゃ『ゴーン・ガール』じゃん。
『アイズワイドシャット』に近いテーマ性を感じた。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

これは推せる。愛せるわ。
思いの外デビッドリーチ色全開で、原作の『マリアビートル』にも忠実かつ大胆な脚色。
『デッドプール2』勢のキャスト陣も多かった。
カタカナ/ひらがな/漢字表記の日本リスペクトも
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

オモチャを題材にして、こんな映画が出来上がるのかという驚き。
ただ、フェミニズム等色んな要素に気を使っている感じが見えちゃって、もはや1本の映画としては物語に全然のめり込めなかったというのが正直な感想
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.3

高倉健、全然世代じゃ無いけど、俳優として素晴らしいと言われてる理由が分かった。
佇まいとか面構えとかがもはや美しい。
演出は今見るとかなり古臭い。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.7

いつものポールシュレイダーにレフン味をちょっと加えた様な感じ。
ハードボイルドで艶かしい感じ。
どっしりと構えた撮影とキャスト陣の抑制の効いた芝居が良いなと思いつつ、かなり劇判に助けられてるなとも思っ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

見てる間、どうやって新宿でロケしたんやろっていうのしか頭に無かった。
日本の描写、変にフィクショナブルにしてるというかリアリティライン的には『ブラックレイン』の大阪を見てるみたいやった。
完成度含め、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

まごう事なきリドスコ案件。
本当に馬鹿馬鹿しい話。
マット・デイモンとベンアフレック共同脚本も熱い。
若干職人的に気を遣って演出したんだろうなという点で弱マイナス。

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.2

プレデター1作目より、2作目が好きな自分にとってラストのあのアイテムの登場にスーパービックリ&大興奮。最高!!
レヴェナントに寄せた?広角撮影多いなと思いきや、中々リアルなフルCG熊まで登場。
アクシ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

え、思いの外全然よかった。
山崎監督で題材が『ゴジラ』。これはマジでオナニー映画にしかならないと思ってたけど、話が思いの外シンプルな分、映像のスペクタル含め関心した点も多かった。”邦画にしては”という
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悪の法則 特別編集版(2013年製作の映画)

3.7

同じファレスを舞台に描いた映画でも『ノーカントリー』や『ボーダーライン』より全然恐ろしいし、不条理が過ぎる。
中盤から終盤にかけて焦りに焦っていくマイケルファスベンダーと余裕かましまくってたくせしてあ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム エクステンデッド・エディション(2022年製作の映画)

4.2

間違いなくオリジナル版の方が良い。
というか、このバージョンは開始1秒からネタバレ要素あるから、もはやオリジナル版見た後にファンが見る為に作られたバージョン。
にしても、オリジナル版含め本作の評価が少
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デイ&ナイト / Day & Night(2010年製作の映画)

4.0

傑作
昼も夜もええよね。
短編ならではの尺がちょうど良い。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.0

なんか物語の中での必要性があっての派手な見せ場ってより、とにかくお金使って無駄に派手な見せ方してるのがまじで逆に見辛いしつまんないし萎えた。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

ショーンダーキンの抑制の効いた演出が素晴らしい。
割と客観的に撮られた作品で、悲劇の要因が明確に形として見れるわけではなく、前後の余白部分の切り取られ方が上手い。
『フォックスキャッチャー』をもっとド
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.0

こちらがブランドンのスタイルに慣れたのか、3作目にして作家性が完成された様に感じた。
宗教団体じみた組織が、如何に1人の一般人を洗脳していくかといった過程が妙にロジカルで見ていて心地よかった。
思いの
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ダグの特別な一日(2009年製作の映画)

3.4

本編に直結するけど、まさか直前にそんな事起こってたんやとはならず

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.2

下手なフィクションドラマパートのせいで、ドキュメンタリーパートの真実性がすごい薄れる。本人の記録したセリフを聞きたいのに、そこ勝手にドラマティックなフィクションにしたら駄目でしょ。

ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

3.6

こういうフレッシュなキャストで、ジャンル映画っぽくてシリーズと直接的に繋がってない作品。久々にヒーロー映画で見やすい映画やった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

この題材を扱う上に置いて、美談にも過剰なエンタメにもせず、かといって反省の色を強く見せた様な一見自分よがりな作風にもせず、その上で劇映画としての確かな見せ場のある、これが正解なんじゃないかと思われる絶>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.9

トムハのアイドル映画にしてもちょっと、、、
あの僅かな血液分のシンビオートであそこまで強くなるカーネイジはどういうこった。。。

SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる(2023年製作の映画)

3.2

あまりにも記号的な聾者と盲者。
常に泣いてる新木優子。
演出と脚本のバランス悪すぎ。
画は良かった。

ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.9

パート1がアッパーならこちらはちょいダウナー。
遂に相槌を打てなくなっていくステランスカルスガルドの困惑とラストの愚行。
『ドッグウィル』に似たカタルシスがある。

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

2.6

クッッソつまんなかった。
何あの過剰な芝居。
まじで内容的に尺3分の1にできるんじゃね。
ラストのドヤ感も、大したことしてないのに良くそんな自信を持ってできるなと逆に震えた。
寒い寒い。

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