お麩さんの映画レビュー・感想・評価

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レア・セドゥのいつわり(2021年製作の映画)

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詩を読んだり、カフェの断片的な会話に耳を預けたり、うとうとしながら哲学者を読んだり、あなたと思いつくままに質問を投げ合うみたいに、

ことばの語感とか、韻とか、メロディーとか、あなたの声とか、話すとき
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スタンダールの恋愛論(1965年製作の映画)

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観ていません

伊丹十三『女たちよ!』によると、この映画には「なかなか小憎い下着」が出てくるとのこと。

「ともあれ、下着というものは贅沢なものであってほしい。洗練されたシィクなものであってほしい。可
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ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)

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オードリーヘップバーンは、ローマの休日みたいに本物の気品をまとう令嬢を演じることもできるけれど、
おてんばにローマを遊びまわるときは本当に生き生きしていたし、
こういった生きるのがままならない、言って
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

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自分の時間を生きるのだ

私、間違ってなんかいなかった。猫を助けたことも迷って苦しんだことも、みんな大切な自分の時間だったんだ!

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同級生のちょっとかっこいい彼とか、
もう
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大いなる遺産(2012年製作の映画)

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ピップがジョーのテーブルマナーにヒヤヒヤするシーンが本当に切ない。

赤ひげ(1965年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

貧困と無知さえなんとかできれば、大抵の病は起こらずに済むんだ。
だからこそ、医者は貧困と無知と戦わなければいけない。

エリート医師保本が、場末の養生所に配属されて、不服なご機嫌ななめモードであったが
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プリシラ(2023年製作の映画)

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プリシラ 低身長な骨格どストレートがウェーブな服を着ていてぱつぱつ。ジャッキースタイル?若い頃のカトリーヌドヌーブ風?でも、なんだかんだとってもかわいい。
(卒業する高校の制服が一番似合っていた)
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

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若草物語や、細雪、海街ダイアリー、五木寛之の四季シリーズ
四姉妹ものどころかこちらは五姉妹もの。

ジェーン、エリザベス、リディア、それぞれの戦い方が描き分けられていて見応えがあった。あと2人も苦労
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海がきこえる(1993年製作の映画)

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やなやつ やなやつ やなやつ
→ かわいそうななつ?やっぱりやなやつ?
→あいつ、強えわ→すき?→すき!

ジブリ!という感じの、ジャジーな三拍子ピアノ伴奏

常に健康的な青少年たちの、画

健やかで
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春の雪(2005年製作の映画)

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小説を読んでから映画を観た感想。


松枝清顕は二十歳で死んだ。

九州の武家である卑しい(いやいや、全くもって卑しくないが)出身である松枝家の父は、息子清顕を幼少の間、公家の綾倉家に預けていた。
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

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全員クソすぎて育ち悪すぎてうざすぎた。
これがc’est la vie で済まされるなら、こんな人生いらん!😂

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ベルばらファンの感想です。


「今日はベルサイユは大変な人ですこと」と、王太子妃マリーアントワネットに言わせる、あのデュバリー夫人が主人公の伝記物。
圧倒的ゴージャス感と、フランスっぽいエスプリ、現
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私がやりました(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

プロデューサーの殺人容疑をかけられた売れない女優のマドレーヌ。もちろん無実なのだが、同居人の弁護士ポリーヌと結託し、殺人犯(ただし正当防衛で無罪!)として時の人となる!
1930年代。常に不利な状況に
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若草物語(1964年製作の映画)

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関西弁のテンポの良さ小気味良い
ウチは誰のものでもあらへん

細雪と設定は似ているけど、もっと庶民的

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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ちびまる子ちゃんの「わたしの好きな歌」みたいに、違う世代のひととお友達になるお話好き🤝
人生のいろいろなタイミングで疎遠になってしまう、ただ同じ年に生まれただけの友達とは違って、心が通じたから友達にな
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パリタクシー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一人の女性の人生から見た戦後フランス史の重たいおもちに、ほろ甘いあんこをまとわせた、棚からぼたもちストーリーでした。

はっぴっぴな、心温まるストーリーかと思って、そんな映画を見てほっこりしたいと思っ
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こうやって少女が、人と出会って、新たな考えに触れて、新たな感情を心に育んで成長していく物語が大好き。

家族でもなく、学校でもなく、習い事でもなく、同年代でもない、素敵な大人とお友達になれたまるちゃん
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鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

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🌸花組の予習🌸

大団円で結ばれるふたりから、
柚香さんは浅井さん
まどかちゃんは、お春さん

お金持ち嫌いで変わり者、そしてモテまくりの柚香さん、いじらしくも可愛くてお父さん思いのまどかちゃん。。絶
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


「大丈夫、きっと僕たちは大丈夫だ。」
大きなコンプレックスの要因である人の喪失を、車に乗りながら自分と対話して、ときに他者からの助言によって乗り越えていく話。


やっぱり村上春樹は、
物語の中で語
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シンプルな情熱(2020年製作の映画)

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シングルマザーの恋愛も、40代(?)女性の恋愛も、否定するつもりはもちろんなく、かつシングルマザーだからとか40代だからとかいう訳でなく、ただエレーヌが痛々しすぎて、こうはなりたくないなんて思ってしま>>続きを読む

キッチン(1989年製作の映画)

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はー😮‍💨大好きな作品

ことばにあらわれる登場人物たちの
何にも染まらない無垢なやさしさ。
いつまでも聞いていたくなる。
会話や映像の余白がクセになる心地よさ。

彼らのペースでの親離れ子離れ。
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半落ち(2003年製作の映画)

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大事なきみ
黄身をスパッと吸うの家族ゲームのお父さんぶり

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

蒼井優は「ぶっ壊れ」てて、満面の笑みの女性の役がよく似合う。

フェンスの外にはクソ教官が思っている以上にいろんな人がいて、
最後にボールはフェンスの外まで飛んでいった。

訓練校のメンバーたちはそれ
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ばるぼら(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

考察を観てからの鑑賞だったため、
ばるぼらのメタファーと
邂逅→幸運→依存→別れのプロトコルがとても分かりやすく、(筋書きどおりで物足りず)感じられた。

ミューズとファムファタルの似て非なるところを
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滑走路(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「あなたの子だからおろしたの」
産むか産まないかの命の選択を、どちらでもいいなんて答える人とは、一緒に育てられないし、育てたくない。
堕胎をスイッチひとつで済んでしまうようなものだと思っているの?と怒
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人気俳優と、熱狂的ファンの少年の、手紙で繋がれた尊い友情のはなし。

精神の不安定やセクシュアリティが、致命的なキャリアの妨げになる芸能界で、その見えない脅迫に悩み追い詰められるジョン。
(それに悩む
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