(1) 誤報は、社内ではその後のスクープで挽回できたとしても、その誤報によって理不尽に貼られた関係者に対するレッテルは、そう簡単に剥がすことはできないし、社会的制裁は続くであろう。そこが少々軽々しく描>>続きを読む
原作未読。惹き込まれる構成で、《救い》とは何かを考えさせられる、良作だと思う。
(1) 創作者の視点から、芸術が過去を昇華する手立てとなることを、示しているように思う。
(2) 生きる価値など、本>>続きを読む
(1) 1-3話:
真の意味での《トランスナショナル》な生き方とは、どのようなものか、突きつけられる。日本の影が、常にどこか影を落とし、支配する20世紀前半の韓国。
(2) 4話:
記憶が想起をとお>>続きを読む
鏑木の葛藤を、亀梨和也さんが好演している。
(1) 一話ずつ、鏑木の誠実さが、周りの人、とりわけ社会的弱者とも捉えられるような人々を救うありようが、丁寧に描かれていたと思う。
(2) 《社会的弱者>>続きを読む
正反対の2人だからこそ、お互いの普段隠している部分や、潜在力が露わになる。
(1) 第一話:「マウントの取り合いは、悲劇しか生まない」。
(2) 第二話以降:人は、自分が信じたいものだけを、信じる>>続きを読む
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韓国の競争社会の一側面が感じ取れる作品だと思う。
(1) 第一話:
住む場所で、生活に制約が生まれてしまう都市生活と、生まれついた縁で関係性が自然につくられる農村共同体の対比が、鮮烈。
(2) 第>>続きを読む
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ここまで聴衆を惹き込む、脚本が素晴らしい。
(1) 第一話&第二話:
少しづつミコトの過去も明らかになりつつ、「不条理な死」を、不条理なままにせず、真実に向き合おうとする、法医学医たちの真摯さを描く>>続きを読む
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原作一部読了。
(1) 第一話:
叶文洁の過去を中心に、現在と過去という時系列が交錯しながら、各キャラクターの紹介が少しずつなされる。宇宙との交信という壮大なスケールも、注意を惹く。また、物理と神の>>続きを読む
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●1.『万灯』
(1) 疫病の象徴性が興味深い。疫病から護られなかった、ということは、この「仕事」は、「資源の神」から感謝されえなかったこと・意向には沿わなかったことを、暗示しているのだろうか。
(>>続きを読む
(1) 第一話:
姉弟の関係性が素敵だった。社会の眼と、家族として生きるなかで感じることが食い違ったとしても、社会側に迎合することのない、七実のたくましさも印象的だった。10話までしっかり見届けたい。>>続きを読む
自分の想像力が十分に及ばないことを反省させられる、視角が秀逸の作品だと感じた。
(1) 知能が低いから非行をするのではなく、支える仕組みがない社会を批判的に捉えるべき、というメッセージがよく伝わって>>続きを読む
「マイノリティ」という言葉で括ることも、こうした作品が周知につながるということも、偽善に聞こえてしまうかもしれないけれど、この作品に出会えたことで、自分の視界が変わったと感じる。
(1) こうした「>>続きを読む
構成は興味深かったものの、全体的に主演の演技の技量が十分でないように感じ、没入しきれなかった。
(1) 2日間で、第29話まで一気に鑑賞。《普通》に抗わざるをえない状況に、怒りが込み上げてくる。
(2) 最終話も鑑賞。パートナーにひとつひとつ同意を得てから、少しずつ関係性を深めていく。効率は決>>続きを読む
原作未読だが、ドラマを観て、原作もとても魅力的なんだろうな、と感じずにはいられない、とても暖かで繊細な作品だと思う。
(1) S1. 1-5話:
一緒にご飯を食べるそのひとときが、幸福感・恍惚感に包>>続きを読む
(1) 第一話:
結婚とは何か、を問う。死ぬほど好きだったという記憶を忘れないこと。パートナーといることによる寂しさからの解放・楽しさと、独身時のような自由。結婚することで、本当に、両立はできないもの>>続きを読む
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主人公の福田さんが、徐々に安藤サクラさんに見えてきた。
(1) 第一話:
複数パートナー制に対して、断る意思表示がスカッとした。
(2) 第二話:
パートナーに何を求めるかは、実は、なんとなくの嫌>>続きを読む
家族でリラックスしながら観ることができる、職場エンターテイメント。
(1) 演出は誇張しすぎているとはいえ、8話の「心配性アホ」は、結構いるように思えるし、自分も状況によっては、このように振る舞って>>続きを読む
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● 1-4話:
4話の志帆の言葉が痛快で、ここまでで一番印象的だった。「あなたが(指揮)棒を振っているあいだ、私は人生を棒に振った」「あなたは周りをマネージャーにする」。
公的領域において成功してい>>続きを読む
久しぶりに、毎週欠かさず観ている大河作品。
(1) 第一話〜四話:
身分なんて気にしなくてよい、という考えは、道長の素性を知ったうえでも、まひろは信念として保てるのだろうか。また、道兼の弟ということ>>続きを読む
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(1) 第1話&第2話:
治療をするか、しないか。治療に専念することで、ガン患者として生きることが、《その人らしさ》を失うことに思えるのならば、最後のそのときまで、《自分らしく》輝き続けたい。その想い>>続きを読む
(1) 第一話:コメディとして描いているが、視点は鋭く、《時代の空気》は怖いと思ってしまった。バスでの喫煙、体罰、(令和的)暴言は、すべて当時は「当然」な振る舞いだった。社会学者がタイムトリップするの>>続きを読む
素晴らしい作品だった。日本のドラマに、光を見い出せる、そんな作品だった。
(1) 沖縄の歴史・文化・生活のありようを、ほとんど知ろうとせずに生きてきた、自分の人生を反省した。『ちゅらさん』など、沖縄>>続きを読む
社会の問題に光を投じる、良作だと思う。
(1) 第二話での崎田の言葉が心を打った。貧困は、個人の問題ではなく、社会の構造的な問題を示唆している。
(2) 女性差別が、女性の貧困のひとつの原因になっ>>続きを読む
どこからが《悪》なのか、コメディ・タッチだけれど、問いそのものが哲学的で興味深かった。《悪》は、《善》と相殺可能なのだろうか。
旅は道づれ。沖縄から台湾へ。《好き》があれば、どんなところでも、その人は輝ける。
月と太陽の役割は、どちらも必要。
(1) 縁の下の力持ちは、彼らなりの仕事のやりがいと苦悩を持っている。この点に、本作品のひとつの焦点があったように思う。
(2) 誰もが誰かを支え、支えられている>>続きを読む
孤高から、バディへ。
(1) 何かを創造する者は、真理と対峙するからこそ、《孤高》を要するように思われる。そうした、ある意味、クリエーターの「常識」を破るからこそ、新たな次元に到達できることもあるの>>続きを読む
丁寧に生きる、田中京子さんの人柄が凛としていて、観ているこちらまで背筋が伸びるような、そんな作品だった。
(1) 田中さんと朱里の《友情》に、打算的なものが何もなく、波長が合っているのが、画面から溢>>続きを読む
今クールのドラマで、一番魅力的な作品だと感じた。
(1) ぶつかりながらも、深堀家が拡張的に《家族》になっていく過程がみられた気がする。
(2) いわゆる「家族」だけが住むのではなく、自然と、友人>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「主婦」の細かな心情がありありと伝わってくる。
(1) 第一話:
他者に認められることが、自信につながること;そんな他者との関わり合いが、自分の居場所になっていくことなど、自分にも思い当たるような経>>続きを読む
(1) 第一話:「智慧の権化」としての孔明の裁量が、現代でもいかんなく発揮されていて、脚本がおもしろい。軍策がライヴ・イベントで実践されているのも、観ていて楽しい。音楽も魅力的。
(2) 第二話:フ>>続きを読む
(1) 「今日に連れてきてくれた人々」という言葉の重みが、心に響く。運命ともいえる人生の苦味も喜びも、すべて含めた《今日》。
(2) 「死ぬのが面倒だから生きていた」。そんなとき、生半可で偽善的な励>>続きを読む
(1) 働かないことには、才能がいる。《好き》を追求する覚悟と真摯さ。
(2) 社会における《弱さ》と、人間としての《弱さ》は、同じではないのではないか。
(3) 食べるために働いているのに、働い>>続きを読む