あんなさんの映画レビュー・感想・評価

あんな

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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

1.0

表面的な露悪主義ほど見てらんないものは無い。
映画のカメラ、花子のカメラとか視線の渋滞、「真実」「本物」「本当」「嘘」とか似て非なるものを混同して一緒くたに叫ばせて、セリフでダラダラ語らせて、それこそ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.2

カタルシスが弱い

「追ってくるのは誰だ?男か?父親か?」
序盤5分くらいのこのセリフに引っかかりすぎてもう乗れずですね

今回で語るべきテーマはアクションでは描けないのでは?
ラスト女たちを解放した
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マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

3.8

ここには誰も来れないって覚えておいて。
私はここが好き。私はここにはいない。

いつかこれが単なる鼓舞ではなく、事実になるように。

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.5

私が感じていた違和感を言語化してくれた感覚。
でも、作中で『美しき仕事』に触れていなかったり、もちろん完璧な主張などないと、改めて咀嚼した上で面白い部分が多かった。

ブレードランナーとかのSFすらも
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THE DEPTHS(2010年製作の映画)

4.4

見える見えない/見ようとする見ないようにする/伝わる伝わらない/伝えようとする受け取らない



自己、他者、社会、全ての曖昧な境界線上にある痛みと愛情


映画的なドラマ性を排して、性別も言葉も、排
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

現実が無いと幻想や空想が存在しないように、自然がなければ人は存在せず、悪が存在しなければ(悪が存在しない)善は存在しない。
全てが完全であり、不完全であること。
で、そこからもう1つ進んだ見方が、私の
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

引きの絵の中で何回もお互いに距離を詰めさせることによる効果


消えてしまう青春と、そのギリギリの隙間で生まれた愛ってこと

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

3.8

見える見えない、信じる信じない、見ながら分からなくなってくる感じ
天国はまだ遠い

モザイク

ドーナツ・ホール(2021年製作の映画)

-

失ったことで空いた穴
歪な何かで無理に塞いでいることで化膿する穴
穴を敏感に感じとる人の穴
穴を受けいれ、あえて見ない人

これってそれぞれの人物だけで1本作れそうなものだから、記号化して何もしない主
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何食わぬ顔(2003年製作の映画)

3.9

上田の悲しみ方が、悲しんでるって思うからそーすると俺は悲しんでないのかもって思う

全然違うかもしれないが、このニュアンスのセリフがあるだけで観て良かったと思う。

ある感情になる為には条件があるよう
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.0

自身の子供をカルト教団に入団させた挙句、自身は先に洗脳から脱してしまった親の心持ちの方に関心が向いてしまった

違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

3.5

レベル1の今泉力哉
別れるって付き合ってる人達だけの特権じゃない

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

今も押し入れの中で静かに埃を被ってる卒アルとかそーゆーものが、普段は忘れられてる記憶の中にあるってだけで救われるもの

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

ある意味では現代版ヒッピー
姪っ子ちゃん残酷ね

植木鉢を育てるという趣味とめいっこちゃんの持つ残酷さの共通点

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

一人の女性が"世界"を見て、感じて、言葉を発し続ける覚悟と勇気を獲得する物語


メモ
ヴァンダリズム
ダイバーシティ


私はまだ何も知らない、新生児の脳で、これがずっと嫌だったけどとても背中を押さ
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