diesixxさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

心を繋ぐ6ペンス(1967年製作の映画)

-

主演のトニー・スティールは舞台版の主演もしたいたほう。歌はもちろんダンスもめちゃ上手い。

オアシス(2002年製作の映画)

-

犯罪歴を重ねる青年(おそらく彼にも何かしらの発達の遅れがある?)と脳性麻痺の女性のラブストーリー。
のっけの性暴力シーンがあまりに恐ろしく、おぞましいため、ドン引きしたが、そこはイ・チャンドン。これが
>>続きを読む

蜜の味(1961年製作の映画)

-

リタ・トゥシンハムの顔は一度見たら忘れられない。
英国の貧困層の日常に、アフリカ系の船乗りやゲイの同居人などマイノリティへの視線を随所に感じる。陽気な音楽とシニカルなせりふ、そしてトゥシンハイムの魅力
>>続きを読む

3/スリー(2010年製作の映画)

-

中年カップルが、同じ男性と浮気したことで関係が動き出すちょっと変わった倦怠期夫婦モノ。二人の関係を電線で見せる冒頭のアイデアはすごく面白い。
やけに生々しい睾丸手術シーンにはギョッとした。
コメディー
>>続きを読む

ヘヴン(2002年製作の映画)

-

ケイト・ブランシェット演じる教師が、夫や教え子を死に追いやった麻薬王の爆殺に失敗し、何の罪もない4人を誤って殺してしまった結果、テロリストと間違われて逮捕されるが、悔恨と罪悪感に涙する姿に心を打たれた>>続きを読む

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

-

フー・ボー監督の長編第1作にして遺作。
触れると壊れてしまうほどナイーブで、そのくせ世界を全身で拒み、呪うような攻撃性に満ちたみずみずしさと諦観が同居する驚異の4時間。フィルムに横溢する濃密な死を文字
>>続きを読む

ゼロ・モティベーション(2014年製作の映画)

-

イスラエルの砂漠に配属された女性兵士たちの日常を描くオフビート社畜コメディー。
戦時の緊張感とは程遠いお茶汲みやコピーなど平成日本のOLばりのゼロモチベーションな仕事ばかりを押し付けられる管理部門のメ
>>続きを読む

ドリーム・ガール(2019年製作の映画)

-

アユシュマン・クラナの美声ありきのストーリーだと思うが、この設定に説得力を持たせるのはすごい。
カラムが演じる幻の女性「プージャ」に、父親までも虜になるスラップスティックコメディ。プージャをめぐるドタ
>>続きを読む

完全な候補者(2019年製作の映画)

-

アル=マンスールの素晴らしいデビュー作『少女は自転車に乗って』を見ると、主人公が車を運転しているファーストカットですでに胸が熱くなる。
外は泥まみれで、中はビニールシートをかけたままの車は何を表現して
>>続きを読む

プレタポルテ(1994年製作の映画)

-

パリコレを舞台にしたアイロニカルな群像劇。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの関係は『ひまわり』のパロディ。
ティム・ロビンスとジュリア・ロバーツのロマンスがいい感じのアクセントになって
>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

-

偽ドル紙幣の銅板をマクガフィンに、脱北した将校を追って来た北朝鮮の警察官と韓国の熱血刑事のバディムービー。
ヒョンビンがちょっと尋常じゃないくらいカッコいいが、個人的には悪役ギソンの造形が冷酷でよかっ
>>続きを読む

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ジャイホーにて久しぶり再見。
70年代の映画らしく盛り上がりすぎず、
脱出後の行方がわからないままのドライな幕切れがいい。
臆病風に吹かれて土壇場で怖気付き、逃げ遅れてしまうバッツが共感を呼ぶ。

血観音(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

90年代台湾、政財界の裏で暗躍する骨董商の女と、娘、孫の女系3代を軸に女たちの愛憎と奸計が火花を散らすサスペンス。ドラマが進むにつれ、女たちの仮面が幾重にも剥がされていき、終盤には全く違った印象を見せ>>続きを読む

ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男(2014年製作の映画)

-

アルトマンのキャリアと映画史的な立ち位置、各作品のリアルタイムの反応などを時系列で並べ、わかりやすく把握できるドキュメンタリー

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

MCU流剣戟、カンフーアクション。
最初の竹林でのバトルは『侠女』(『グリーン・ディスティニー』)、バスのアクションは『香港国際警察』、ビルの壁を使った格闘は『チョコレート・ファイター』かな?などカン
>>続きを読む

恋におちて(1984年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

デニーロandストリープの演技モンスターによるプラトニックな不倫メロドラマ。二人はこの時点ですでに互い二つのオスカーを手にしていた。
両者ともに極上の演技合戦はもちろんだが、やはりメリル・ストリープの
>>続きを読む

梁山伯と祝英台(1963年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

中国版ロミオとジュリエットとも言われる有名な悲恋物語の映画化。
学問を修めるために男装して進学した祝英台は、知り合った梁山泊と意気投合。兄弟の契りを交わす。少女漫画などにもしばしば描かれる男装学園ラブ
>>続きを読む

マージン・コール(2011年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ウォール街の大手投資会社を舞台に、リーマンショック前夜の24時間を描く金融サスペンスドラマ。
市場を揺るがす衝撃のデータを入手した証券マンが右往左往する様子が大半で、肝心の証券売り抜きシーンは音声のみ
>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

井上靖が実母との関係を主軸に家族の肖像を描いた同名小説の映像化。井上邸でも撮影された。
役所広司演じる小説家と認知症が進む母(樹木希林)との確執と氷解に、娘(宮崎あおいら)との関係も絡む家族もの。雨の
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

70年代カリフォルニアを舞台に、ゲイカップルがひょんなことから世話することになったダウン症の少年の養育権を得るために奮闘する実話ベース。
カップルの出会いと性愛、カミングアウトをめぐる相違による口げん
>>続きを読む

URI/サージカル・ストライク(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

2016年、カシミール州ウリの軍事基地で起きたテロ襲撃と、それに対する反撃としてインド陸軍が展開したテロリスト拠点撲滅作戦を映画化。
主人公のヴィハーン少佐は、輝かしい戦績を上げつつも、認知症の母を介
>>続きを読む

マンハッタン・ベイビー(1982年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ルチオフルチBOX2
エジプトから持ち込んだ不思議な石の力で少女やその家族が災難を被るオカルトホラー。
『エクソシスト』と『ポルターガイスト』の影響を強く感じる絵面が頻出しつつ、フルチ映画らしく、カッ
>>続きを読む

墓地裏の家(1981年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ルチオ・フルチBOX2
4Kリマスター良好
アバンタイトルで『13日の金曜日』よろしくド派手に殺されるカップル。スラッシャーものかと思いきや、幽霊屋敷モノを下敷きとしたゾンビ映画の亜流。冒頭、写真の屋
>>続きを読む

ミルドレッド・ピアース(1945年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

フィルムノワールというより母娘の愛憎入り混じるメロドラマ。アン・ブライス演じる娘の強烈すぎるファムファタールぶり。贅沢と金を愛し、労働をさげすむ娘を憎みながらも、その要求に応え、承認されたいと願う母の>>続きを読む

|<