BennyJoonさんの映画レビュー・感想・評価

BennyJoon

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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予測がつかないストーリー。ぱっと見楽しげな印象だけど、鑑賞後の気分は「ズーン…」。
この作品のカーストに関する情報が事実だとすれば、なんて闇深いんだと思った。インドはIT技術も優れているし、世界はこん
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おサボり日の映画を観て、主人公にされた同級生が取り乱しているシーンにゾクっとした。スピルバーグの末恐ろしさを物語るシーンだったし、映画のとんでもないパワーを見せつけられた気がした。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

何も調べずに観たので、予想外の展開に戸惑った。ポールの独白シーンで、一視聴者の自分がなぜだか謝りたくなってしまった。当時の米軍の上層部の人が観たら、相当グサグサ来ると思う。
一度戦争を経験すると、永遠
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.2

正直言って、画がかわいいだけでよく分からない作品だったけど、鑑賞後に町山智浩さんの解説動画を見て、ウェス・アンダーソンの世界を少し知ることができたし、無表情の登場人物たちの内面に思いを馳せることができ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

カイアが美しかった。気の毒過ぎて観ていて辛くもなったけど、ストーリーが面白かった。カイアの生命力は凄まじい。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.2

想像以上にグロかった。その印象を上回る要素は特になかった。ストーリーよりも、設定で人を惹きつける作品なのかもしれない。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

豪華キャストなので、それだけでも見る価値ありの1本。
ジェニファー・ローレンスの演技が好きだった。コメディも合う俳優だと思った。
大統領のバカ息子がいい味出してた。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.6

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ジョセフ・ゴードン=レヴィットが好きなので鑑賞。トムの思いが通じない感じがもどかしくて、かわいそうになってしまった。
サマーに共感したのは、しつこい男が彼女にちょっかいを出してきた時に、トムがその男を
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分の中で一番テンションが上がったシーンは「ロビン」の名が出てきたところ。そのロビンをジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じているのが嬉しかった。
アメコミヒーローものはユニバースを追い切れないというか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

こんなに早く配信で見られるとはありがたい。
ヨルゴス・ランティモスの作品には注目しているので、ワクワクしながら観た。
衣装が独特で、ミニチュアアートのような世界観が美しかった。
マーク・ラファロ演じる
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

クリストファー・ノーランの監督作品なので、時間があっちこっちに行って訳が分からなくならないか不安だったけど、そういうテイストではなかった。モーガン・フリーマンとマイケル・ケインがいい味出してる。
タイ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

公開時に映画館で観た気がするけど、その時とは印象が全く違っていた。初めて観た時は若かったので、レスターがただのキモい親父にしか見えなかった。
でも今回観た時は、ケヴィン・スペイシーの見事な演技に魅せら
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.6

田舎の映像がきれい。でも気持ち悪さもてんこ盛り。同じ顔なんだけど、一目で同じ顔に思えないのでちょっと混乱した。終盤は「何を見せられてんの?」という状態。でもそういう作品が好きなので大満足。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オーソドックスなテーマの青春モノだけど、会話がリアルで心がキュッとなる。
その子の最高の状態になってほしいと思うが故にあれこれ言ってしまう母親の気持ちがよく分かるけど、子供世代からすると愛されてないと
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

常に何か悪いことが起きる気がするようなカメラワークが怖かった。後から考えれば、シャロンの不安定な心を表していたのかな。
シャロンの歩き方は私は何とも思わなかったし、特別ナヨナヨしているわけでもなくおと
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

何を見せられてる?と思うような奇妙な作品が好きなので、とても自分の好みに合っていた。
個人的には、母親のマイナス思考がちょっと理解できてしまってゾッとした。息子を苦しめないようにしなければ!と戒めにな
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

アビゲイルの野心が凄まじい。どの登場人物も心が満たされている瞬間は無さそう。ヨルゴス•ランティモス監督の作品は、いつも画が怖くて美しい。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズに詳しくて、更に英語が全部聞き取れれば、恐らく最大限に楽しめる作品。
エド•シーランの悔しがる演技が良かった。
一番ドキドキしたのは、事情を知る2人が控室に来たシーン。ビートルズ愛に溢れた映
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2度目の観賞。初めて観た時は何とも思わなかったカレンに同情してしまった。作品内でベスト演技を選ぶなら、エマ•トンプソンの、クリスマスプレゼントを開けた瞬間のカレン。繰り返し観たいぐらい秀逸。
あと切な
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

ウディ•アレン節が味わえる作品。といっても、他にちゃんと観たことがある彼の監督作はたぶん「アニー•ホール」だけだったと思うけど。
皮肉&ユーモアが散りばめられたセリフが面白いし、ティモシー•シャラメの
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前情報なしで観に行ったので、「あれ?ウォンカに毒っ気がないな?」とか、「あれ?歯科医の父親は?」とか、色々と思って戸惑ってしまったけど、全く新しいストーリーを作ったということを後で知った。新しいストー>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「20センチュリー•ウーマン」を観た後と同じようなチクチクとした感情になった。
それはたぶん、人との関係を上手く構築できない主人公を自分を重ねてしまうからだと思う。
監督の実体験を基に作られた映画だと
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

この映画が伝えたいこととは違うかもしれないけど、口が達者になって間もない子供が、大人に一生懸命話しかけてくれる時期って、ほんの数年で短い。
私にはジェシーと同年代の息子がいて、彼もジェシーのように奇想
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

役所広司の演技が最高過ぎた。セリフの少なさとテンポ感が「パリ、テキサス」を思い起こさせる。
日本や日本人に対して監督が注目している所作の細やかさなどは表現されていたけど、過剰な描写がなかったのはさすが
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

ホテルに送られた近未来の独身者たち、不器用にも程がある。そういう次元の話でもないんだろうけど、本当に愛していると見せかける方法はもっとあるだろうに…。
カップル成立に失敗したら動物に変えられるなんて発
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主演の2人の歌が良かった。
でもミュージカルがどちらかと言うと苦手なので、人が死んでるのに歌う?!とか考えてしまう…。
楽しくて思わず歌いたくなった、という流れならすんなり受け入れられるんだけどなぁ。
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

本格的な社会派作品なので、きっと理解できずに終わるんだろうなぁと思っていたら、意外と難しくなく展開を楽しめた。誰もが楽しめる映画づくりを心がけているスピルバーグの力かも。他紙も続々と報道をしていると分>>続きを読む

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジーには間違いないけれど、なんだか終始物悲しさが漂う作品だった。
原作にどのくらい忠実なのかは分からないけれど、これがロアルド・ダールらしさなのかな?
女王の側近?の女性が、ソフィーに愛情あふ
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.1

モーションキャプチャーのおかげで、CGアニメなのに登場人物の表情や動きが生き生きとして見える。
タンタンは原作を読んだことがなかったので、序盤で銃が出てきた時に、そんな物騒な話なの?!と意外に思った。
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.4

CGも使っているはずなのに、初期の頃の手作り感が失われていない感じがして好き。マリオンも登場して懐かしい。お約束のドタバタな敵との攻防や、宝に目が眩んだ者が逃げ遅れるシーンがしっかり盛り込まれていて、>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

強いメッセージが込められている作品。一番言いたかったことは、報復なんて無意味だということだと私は受け取った。相手と同じレベルに成り下りたくないという気高い精神が動機でもいいし、報復してもどうせ後任が現>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ダコタ・ファニングの名演が光る。本当にトラウマになってしまったのでは?と思わせる演技。
ロビー役の俳優さんはどこかで見たことがあると思ったら、実写版ドラゴンボールだった。
父子の別れと再会のシーンがあ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

この作品を観ながら「何を見せられてんの?!」と思った時、ダニエルズ監督の「スイスアーミー・マン」を思い出した。
でもこの作品に関しては、何を見せられてんの?と思ったと同時に、なぜか涙を流している自分が
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

トム・ハンクスの発音がアメリカ人離れしていた。スピルバーグ作品の中で自分の中では上位ではないけど、心温まるストーリーで、ラストも良かった。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

テンポが良くて面白かった。何よりも、これが実話を元にした映画であることに驚き。
レオ様の演技には冒頭から引き込まれた。クイズ番組に出たフランクの、まばたきがやたら多かったり、マイクに口を近づけて喋った
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後にスッキリするタイプの作品かと思いきや、モヤモヤが残ってしまった。ストーリーの中心は、犯罪予知は社会において機能するのか?といった部分であって、ショーンの事件ではないのは分かるけど、ショー>>続きを読む

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