ぼっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

ぼっちゃん

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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この家族、パッと想像する一般的な家族よりはドライめだなと。別に貧困でもなさそうだし、お互いの思いやりも、劇中の不道徳的な血縁ある家族よりはマシだけど、そんなにホットではないよねくらいの。「家族とは」み>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.5

生まれ変わりたいみたいな気持ちは分かるけど、アイデンティティとかはよく分からん。苗字がどう、親がどうとか言うのは、他者からの干渉は変わってくるけど自分の中ではどうでもよくね?という

それにしても真木
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.0

低俗な小説にはしゃぐ大衆を見下して溜飲を下げるような哀れな面白さはある。これが3本足の犬が面白いってことかな…この辺のやりとりはまだコメディだなと思える

しかし、とってつけたような母の認知症、急死す
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

陰キャのネガキャン映画。

展開は好きな系なんだけどハマらなかったのは、オリヴァーの人格深掘りがなくて薄っぺらいサイコパスに思えたからかな…他のすべての人たちにも共感しにくかった

海辺の家族たち(2017年製作の映画)

4.0

一生消えない悲しみを思い出してしまう場所でも、新しい恋で割と幸せになれたり、恩人の理想の継承や介護に命燃やしたり、まぁ人間っぽいね〜という感じ。良い意味で。

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

ディスプレイ上で話が進むやつ他にも無かったっけな。なんかフィクション感がめちゃくちゃ強くなるというか没入感はなくなる感じ。あんま好みではない。そしてなんでいっつも自分の顔映しとるん??って言う…

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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

ストーリー自体はドラマティックなんやけど、長いし意外性がどこにもないので最後まで観るのは大変だった

metooに関しては「男性権力者のこういう事例は溢れとるやろな」って思いと「女性の虚偽告発もまぁま
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

麻薬捜査みてるつもりがいつの間にか詐欺サスペンスになってて意外性あって良かった

あとはまぁ蛇足だけど、アロンゾ、急いで金集めないかんのに何で新米わざわざ呼んだ?みたいな疑問は残る

なんか恋愛初心者
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

こういう映画でも観ないとなかなか認知症(または介護家族)を想像できんよね。そういう意味で良かった。

辻褄が合わんように作られてるので混乱させられるけど、観てる側の混乱は一瞬に過ぎず、すぐに「あ、そう
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.5

グッとくるシーンがいっぱいあった
それだけで映画としては満足ですが、ケチをつけるならば展開が普通すぎて終盤のカタルシスに若干ノれなかったなと

全然関係ないけど、最後の奥さんのメール、「絶対男がらみで
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

この村はサステナブルなの?という疑問でなんかフィクション感強くなって微妙だった

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

どこかで観たような、というか先が読めるような狂気だなーとは思った

まぁ狂気はさておき、ルーは「意識高いFラン大生」っぽいなと。学歴はないけど自分で賢いと思っていて多舌で、行動力ゆえに結果は出すんだけ
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実際どっちなの?みたいな話が多々あるけど…

アリスの「信頼しているドナディオに偽の診断書を書いてもらった」みたいなセリフと、最後登場した男を途中途中でドナディオだと認識していなかった矛盾から、アリス
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誰かの幸せ(2020年製作の映画)

3.5

「観察力のあるレアが、なぜバカなやつらと付き合っているのか?」をずっと考えながらなんとか最後まで観ました。レアはカリーナのことをおだてる一方で、裏で「カリーナは文才がない」とも言っています。このことか>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

最初のイヤフォンのくだりから人を選びそう。アングラ?サブカル?な趣味はさておき、未熟な恋愛あるあるを詰め込んだ話かなー。
・2人の交際時のイヤフォンエピソードと、破局後のイヤフォンエピソードの比較で、
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

恋人関係の「不快あるある」を寄せ集めたような感じで気分が悪くなった(非難に非ず)。

話は変わるけど、フェミニストとか表現規制云々のやりとりがTwitterでよく見る光景でわろた

個人的には最初から
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ヘイター(2020年製作の映画)

4.8

トメク、賢さ・行動力・倫理観欠如・ストーカー適性のパラメータが高すぎて、一挙手一投足が見逃せない。残りの人生も観察したい。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.8

面白い。どう行動すべきだったか、家族とワイワイ話しながら観たい映画。以下は夫婦の関係性の感想。

人工雪崩について。
妻は責めすぎ。夫は弱すぎ。
例えば「体を張って子どもを守る」と「一旦自分の無事を確
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.6

「じゃあ結局1番幸福に生きたのは誰か?ピーターでしょ」ってことなんすよね僕が言いたいのは。しかもピーターのプランは、成功したら地球を救った英雄になれるっていうスーパービッグチャンスもあった。個としては>>続きを読む

ミッシング ID(2011年製作の映画)

3.5

暗号発信者そこにおるのになんで暗号をもっと明るみにせんかったん??みたいな疑問が。そんなに熱心に見てないので設定落としてるかもしれんけど。

んまぁ肩の力を抜いて観るアクション映画

冷たい晩餐(2017年製作の映画)

4.0

「人間ってホントしょうもねぇな…」と思いたいときに観る映画。観ててお腹が痛くなりました。子どもも欲しくなくなりました。女性も嫌いになりました。僕はセンシティブなので。

元教師のポールは、かつて自分を
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.0

映画に「難しい」という評価はしたくない。僕がそのような思いを持つときは「抽象的すぎる」と言いたい。僕は抽象画は好きじゃないんですよね…

物語は、個と全(自と他?)がごっちゃになって、時間の感覚も曖昧
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

4.5

ある連続殺人のイデオロギーの話。『バトルロワイヤル』『私を離さないで』と似てるなぁと思った。(アンチ)テーゼのための映画の設定、構成が分かり易い。つまり「考えさせられる」という状態までが近いというか。>>続きを読む

7年間(2016年製作の映画)

3.5

既視感ありまくりで物足りず。投票先は何となく納得いかんものがあったな。こういうのはめちゃくちゃリアルに作ってほしい。まぁ僕らにはリアルかどうかを正確に判断する術はないわけですが。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

「音声リピート」や「正方形(スクエア)」が劇中にやたら出てきて、全編を通して「インスタレーション的な日常生活」感のある映画。

主人公はキュレーターながら現代美術について関心も知識もないっぽいし、平和
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サイバー・リベンジャー(2016年製作の映画)

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ステファニースコットめちゃめちゃ可愛い。映画はまだみんなが不幸になる前に止めた。

プラネタリウム(2016年製作の映画)

-

僕にはあまり感想を持てない3人の人生が流れていった。

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.8

ネタバレ含む。
マルコムがブラームスかも、という伏線といかにも仕掛けのありそうなお城、両親の不可解な言動(ネズミ捕りとか)とかを考えながら観て、まぁまぁ予想の範疇におさまって、こういう定番も悪くないな
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.5

「終末期の人のために、道徳から外れても喜ばせる」みたいな展開は割と好き。「終末期の人と周りの人らとの愛情表現」みたいなシーンも好き。

クライマックスは「そういうトリック使うなら本物モネ盗む必要なかっ
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21グラム(2003年製作の映画)

3.5

複雑。物語が、ではなくて、「誰に共感するか」「誰を善しとするか」「どう悲しんだらいいのか」などで複雑な気持ちにさせられる。『バベル』と近い感じ。僕はタイミングが合わなくて楽しめませんでした。

ラウンダーズ(1998年製作の映画)

5.0

リアルで見応えのある人間の関わり合い。特に大学教授とマット・デイモンの絡みが好み(2人の会話の流れから察するに、教授の天職の話は婉曲的な誘導だったのでは)。テキサスホールデムも好き。

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

4.5

20年前、元カノの誰かが自分の子を妊娠・出産してたらしい、ということで当時の元カノたちを訪ね歩く話。設定最高。これは死ぬまでにやってみたい。

デスティニー 未来を知ってしまった男(2006年製作の映画)

4.0

面白かった。心理を掴み易いようにだいぶ意識的に作ってあるなぁという感じ。ミスリードに快く翻弄された。良かった。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.4

「まあいいかと思って…」辺りが一番印象的。ケイシーアフレックに目が奪われっぱなし。良かった。

でも「自分の悲劇に甘えて自暴自棄になる感じは好きやないんよな」という感想が割と大きく作用してしまった。別
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