eddさんの映画レビュー・感想・評価

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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.8

現世とあの世。生と死。存在と不在。これらのテーマがあらゆる映像、音楽、人物で示されており興味深くかなり引き込まれた。度々映る切り通しや潜戸のシーンも印象的で陰影が入れ替わるシーンも存在不在の対象を表し>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.6

映像と音が特殊で違和感が多い。その違和感に潜む不気味さ。関心の内側と外側の境界。

いつも心に太陽を(1967年製作の映画)

4.3

シドニーポワチエのかっこよさ。紳士的で知的で力強さもある。知と力を兼ね備えた人間になりたい。そんな真の男に率られ生徒たちに変化が生じるのも見ていて良い気持ちになった。教育者という立場の影響の強さを感じ>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

かなり好きな作風。独特の世界観に引き込まれた。フランス語?なのもいい味を出している。この映像には他の作品では見られない良さがあった。

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.8

互いに譲歩を見せる人類とエイプだがそれが上手くいかないはがゆさ。シーザーの貫禄が素晴らしい。ジェイソンクラークの演技もよかったしゲイリーオールドマンを見れたのもよし。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.8

キャストも馴染みのある方で良かったしリブートではあるけどオリジンを描く1作目としては良かった。ストーリーも掴めたし人類とエイプの構図は面白い

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

やっと見れた。ノーランもキリアンマーフィーも大好きなのでずっと見たかったし今年のアカデミーを席巻した作品なので期待は大きい。IMAXのドデカスクリーンで見てよかった。ストーリーとしてはオッペンハイマー>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.9

展開は穏やかだったけど学びは得た。
死にたくなる時は正直何にも気力がわかず何を言われても影響されず自分の考えが固定化してしまい思わぬ方向へ突っ走ってしまいがちだ。その時の自分にとってはそれが正解でも後
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

最高の映画体験。IMAXの大迫力で見てよかった。
前作もかなりお気に入りだったのだが今作はさらに迫力を増し魅力的なキャラも多く終始画面に釘付けであった。
退屈なシーンは一切なくどのシーンも目が離せない
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.1

言葉の持つ美しさ。詩人が日常や思想を言葉に乗せて唄うとき、その言葉の表現の巧みさに思わず美しいと言葉が漏れる。自分も詩人のように美しい言葉で世界を表現できる人間になりたいと思ったりもする。自分の世界観>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.9

キャストも少なくストーリーも目立った展開があるわけではない。ただ見ていて心地よいし現実的で面白い。意志の強いエヴァとエヴァに媚びない男、一方でエヴァの顔色を窺い他人に同調して弱く見えてしまう男。自分は>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

4.2

好きな雰囲気。モノクロなのも良い。アリスが可愛い。写真を撮ることは耐えられない瞬間を撮ることだと言う言葉も気に入りセリフのドイツ語を探し当てた。
のんびりした雰囲気ではあるがところどころ心が揺さぶられ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

ストーリーはやや単調でよく言われているようにソーとロキのよう。とはいえ今作はストーリーより水中アクションという希少性を楽しむべき。前作に引き続き迫力は満点であるしキャスト陣も皆続投してくれて良かった。>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

特攻には興味があり1人で知覧へ旅をしたこともある。今作は恋愛ものとしても若者からも注目を集めているので多くの人に特攻を知ってもらう機会にはなったのでは。

とはいえ今に生きる女子高生がタイムスリップし
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.6

迫力は素晴らしくジェイソンモモアも適役、アンバーハードやニコールキッドマンなど美しい女優たちもいてキャストは好き。
内容はやや単調ではあるものの戦闘シーンも見どころがあって面白い。
ただブラックマンタ
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アメリカの影(1959年製作の映画)

4.0

見ていてなにかドキュメンタリーぽさがあるなと思っていたら最後にこの映画がほぼ即興で作られたことを知り納得。それを踏まえた上で再度見てみたい。
人種は恋愛の障壁になってしまうのは辛いしそれを受け入れなけ
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

これまで見た中でベスト作品と言ってもよい。素晴らしい映画でした。

言語は英語ではないがストーリーも演技も構成も音楽もテンポも構図もどれを取っても素晴らしく170分という長尺にもかかわらずどのシーンに
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.8

back street boysのwhat makes you
different makes you beautifulという劇中歌を目的に見たが内容もとても楽しくて幸せになれた。
皇族や貴族たちの
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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

4.4

感情の起伏を多く感じた映画であった。

将来への希望を持つことがいかに気持ちを前向きにさせるか。自分たちの農場を持ち何を飼い何を作るかなど将来の話をするジョージやレニーの顔はいつにも増して明るく希望に
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.8

ケリー・ライカート作品を見るのは3作目。やはりその落ち着いたストーリーラインやはっきり描かない点が評価の分かれ目になるのだろうかと思うが個人的にはこのプロットは嫌いではない。
一頭のみの牛、そこから絞
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波止場(1954年製作の映画)

4.0

若かりしマーロンブランドがカッコ良すぎる今作。ストーリーも権力に臆することなく立ち向かうという熱い話。いじめを集団で見て見ぬ振りをする現代の様子にも通ずるものがある気がする。変えたいと思っても自分が標>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.4

すごくステキな話でした!
かっこいいティモシーはいつも前向きで明るく周りの人をも巻き込み幸せにする力を持つ。チョコをみんなに広めて幸せを与えたいというブレない夢を持ちその夢の目標に向かって邁進する。自
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.9

ほっこりする話だった。ファンタジー色も強くて想像の世界に入り込むのは好きだったので懐かしい感じがした。解釈によって人の善悪が決まるという非常に相対的である世の中であるのでその解釈の幅を増やす意識を持ち>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

4.0

個人的にはすごく好みの作品でした!ブリーラーソンはかっこよさと美しさを兼ね備えていて画面に映るたびに惚れ惚れしましたしカマラもモニカもすごくいいキャラで3人は相性がすごく良かった。
ストーリーも分かり
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.3

ポールニューマンの爽やかな笑顔には男でも惚れる。不思議な魅力が終始溢れていて徐々に結束していく囚人仲間が優しかった。ゆで卵50個を食べるシーンなどは思わず笑ってしまったし楽しい気持ちになれる。一方で看>>続きを読む

天国の日々(1978年製作の映画)

3.7

自然や音楽が美しかった。若きリチャード・ギアもさわやかでかっこよかった。

ストーリーは思い通りにならない辛さがあった。天国の日々とはいつを指すのか。貧困と裕福の違いか、愛をとるのか裕福を取るのか。一
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.9

レジスタンスを描いた映画を見るのは実は初めてだった。ドイツ占領下の地での活動は非常に恐ろしくいつ見つかるかすごく恐ろしかった。パントマイムがメインだと思っていたが思いの外レジスタンスとしての活動やナチ>>続きを読む

ゴールド・ディガース(1933年製作の映画)

4.8

キャスト陣も良かったしストーリーも面白かった!堅物そうな貴族の彼らが見事に誘惑されているのも面白かったし強気なショーガールたちも愛おしい。
不況時代とはいえ当時の社交の雰囲気はやはり好きだし90年前と
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四十二番街(1933年製作の映画)

3.9

恋愛関係複雑すぎるし平気で浮気しすぎで少し驚いたけどスーツを着こなし余裕を持ってクールに接する男がかっこいい。
タップダンスやコーラスは見事だしバスビー・バークレーが考案したとされる万華鏡のような美し
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

やっと見れた!
ウェスアンダーソンの世界と豪華なキャストはもちろん素晴らしかったが今作はメタ的に作られていて非常に興味深かった。

映画の中のテレビの中の演劇とでも言おうか、かなり重層構造になってて難
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.9

cozyな映画だった。自然の中の温泉の音、森の中のキャンプ。その景色が良いのはもちろんのこと、自分はその音を気に入った。また旧友との出会いについても以前ほどの距離感で接することができないという難しさ。>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

今作もジョンがひたすらかっこいい。主席側の日本人らしき殺し屋も意外と愛嬌があってなんだか好きになれた。

バイクでの戦闘シーンもすごくカッコよかったしストーリーも捻りがあってよかった。
満を持して今公
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.9

1人ずつ確実に殺していくジョンはカッコ良くもあり不気味でもある。ストーリーはともかくアクションはやはり素晴らしいし裏世界の絶対秩序のようなものもなんだかカッコ良い。
次作はどんなアクションが見れるのか
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

キアヌがめちゃくちゃかっこよい。最強の殺し屋感が出ているけどリタイアした設定で適度にやられて顔に血がついているのもたくましい。ガンアクションも素晴らしいし車との相性も良く衣装も黒で揃えられているのがス>>続きを読む

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

4.1

ちょっと評価低めだけど個人的には好きな作品だった!

幼き頃の親友というのはやっぱり特別なものがあるしそれゆえに過去の親友が敵となって向かってくるのは辛かった。デイムにももちろん問題があるのだろうけど
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

バンブルビーの前日譚らしきエピソード。ヘイリーが可愛すぎるのとビーも可愛い。またレトロな曲たちもセンスがよくて素晴らしい。トランスフォーマー シリーズといえば長い上映時間が特徴だが今作は良い意味でコン>>続きを読む