もりあゆむさんの映画レビュー・感想・評価

もりあゆむ

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かくしごと(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

辛い過去の記憶から逃れ、お互いにあやふやな絆を拠り所に共同生活が営まれる。そのうちにその絆はしっかりと編み込まれ、先行きへの不安はありながらも、浮世離れした山村で束の間の平穏を得たかと思った矢先の残酷>>続きを読む

ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

3.8

途中まではイマイチのりが悪いな、と思いながら観ていたけど、怒涛の展開を見せる終盤におもわず感動。
サマラが好きで前作を観た経緯から、なかなか登場しない展開にヤキモキしたけど、最後に全部まとめて持ってっ
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.8

ガンズ・アキンポを観てサマラ・ウィービングに魅力を感じて鑑賞。
続編を観るまでにだいぶ時間が開いたので、復習の為に2回目も観たが、この映画やっぱ面白い&サマラはやっぱり魅力的。
B級ホラーカテゴリーと
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

なんせ前日譚なので、比べるな、というのは無理な話で、「怒りのデスロード」大好き人としては前作の衝撃には及ばなかった、というのが観終わった後の気持ち。すでにこの世界観に慣れてしまったからか。

それでも
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ほつれる(2023年製作の映画)

2.8

あまりにもリアルな演技・演出や台詞回しにうんざりする。
冷え切った夫婦の話し合いが辛すぎる。
なかなかの胸糞映画でした。
門脇麦さんの佇まい良いですね。

彼女はなぜ、猿を逃したか?(2022年製作の映画)

4.0

意外に複雑な入れ子構成で欺かれる。そもそもこの映画のタイトルに惹かれた時点で欺かれているとも解釈できりる。
映像表現も凝ってると思った。

メッセージ性は強いけど、一応最後に答え合わせもしてくれるので
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湖の女たち(2023年製作の映画)

2.5

キャスト:〇
演技:〇
カメラ・映像:〇
ストーリー:ちょっと複雑な多次元構成。原作を読んでみたいと思った
メッセージ性:伝わった

と、なんの文句も無いはずなのに、
何故映画としてこんなに面白く無か
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空気人形(2009年製作の映画)

4.0

あまりにもファンタジーな冒頭の展開にかなり引いたが、ペ・ドゥナの可愛さにつられて観ているうちに、何度もウルウルしてしまった。悲しくて切ないようで、でもどこかホッとするような不思議な感覚。素敵なファンタ>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

2.5

状況はわかったけど、何も解決していない?

身の置き場を失ったものどうしとは言え、立場や境遇のバランスが悪いと思った。

問題提起はたくさん詰め込まれていたが、どう向き合うのかをもう少しみせてほしかっ
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雨降って、ジ・エンド。(2020年製作の映画)

4.5

古川琴音さんがご贔屓で、出演作を探して行き当たった作品。
撮影は2019年とのことで、駆け出しの頃に声がかかったオーディションで選ばれたそう。独特の魅力と実力で人気上昇中なので、今となっては小規模な自
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ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

3.0

成功したギャングと落伍した物書きのコントラストが面白い。
淡々と語る成功ギャング 対 ジリジリと焦る落ちぶれライター。
FBIですら手に負えない程のやり手の、フトした人間味も垣間見える。
二人とも家族
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春画先生(2023年製作の映画)

4.5

面白かった!

ちょっとした長廻しとか、ちょっと間延びした雰囲気の構図やテンポもちょくちょくあり、リラックスして観れる感じが良い。
大昔に観た「北斎漫画」はエロスの描写にドキドキした(若かったので)が
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

ネトフリを立ち上げてトップに出てきたのを、そのまま何となく視聴。
ご都合主義な演出もありつつ、メインの逃避行アクションはなかなかの迫力で目が離せなくなった。さすがのマイケル・ベイ。

ジェイク・ギレン
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.3

わけのわからんストーリーだが、しっかり怖かった。
登場人物の人となりをそれなりに描いているのだが、話の進展との関連付けは弱いように思った。そのあたりは深く考えずとも、観てソンは無い。

ヴァンキッシュ(2021年製作の映画)

3.0

JW2のルビー・ローズが格好良かったので目当てに鑑賞。
俳優も演技も良いけど、演出は中途半端で内容も掘り下げ不足。
映像は綺麗なので、時間潰しにサラッと見るには良い。
電動ハーレー(?)がやたらかっこ
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「理念は死なない」という希望を具現化するアンチヒーローのV
それに煽動された大衆により腐敗した独裁政治を倒す革命が実現するのだが、冷静に考えると危なっかしい成り行きではある。Vに言わせれば作用に対する
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

面白いとの評判を聞いて鑑賞したが、さほど感じるものはなく、アラ還親父には不向きだったか。
観終えてクレジットで監督が山下敦弘と知る。
山下監督で観たのは苦役列車、味園ユニバース、オーバー・フェンス、な
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.5

監督の過去作を2作品ほど観て心の準備はできていたので面白く鑑賞できたが、一般的には退屈な映画ではなかろうか。これだけの内容であれば2時間はちょっと長い。それだけ時間をかけて彼女との心のつながりを見せら>>続きを読む

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

3.5

「自分の人生」を生きるのは難しい
母娘の愛憎が観ていて悲しい

途中でダルくなってやめようかと思ったけど、観ているうちに引き込まれる不思議な魅力の映画。
わけわからん、、、と思っていた断片たちもきちん
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

王道の筋書きやなぁ、と思いながらそれなりに感動しつつ鑑賞。
最後の最後に実話だった事に気づく。
そういえば最初にそう出てたな・・
そうか、実話なのか、それはスゴイ。
全員では無いが、役者さんの再現度も
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.0

けったいな印象の映画でした
若かりしデカプリオがとても魅力的
お相手の女優さんもいい味出してる
ティルダ・スウィントンの若い時を見れて良かった。綺麗

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.5

マンティコアの予習で観たけど、一度目は訳が分からず(これ誰?の連続)半分ぐらいで挫折。
マンティコアもやめとこうかな、、、などと思いつつ、もう一度始めから見直すと、2回目はグイグイ入って来て、最後まで
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(2018年製作の映画)

3.5

幼少期に傷つき、心に闇を抱えて育ったであろう青年だが、なんとか日々折り合いをつけて生きていたようだ。そんな彼が銃を拾った事で次第に理性が崩壊してゆく。それまでは受け身で成り行きの折り合いに過ぎなかった>>続きを読む

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.8

先日観た「インフィニティ・プール」がイマイチだったのであまり期待せずに観たが(と言いつつ、配信に無かったのでわざわざレンタルしてるのだが...)→→→→ ええやん!
フェティシズムとインモラルを圧倒的
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

とてもレベルの高い映画です。観る側にもそれなりの理解力というか、映画リテラシーが必要。大人向けの映画ですね。
かと言って、むやみに敷居が高いわけではなく、素直に受け止めればちゃんとストーリーは入ってく
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.3

導入でいきなり不自然な関西弁が気になったが、観ているうちに惹き込まれる魅力のある映画だった。
男性なので乳がんの事とか感受性に乏しいが、主人公の心の内やその変化などうまく見せていると思った。
問題が解
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.2

リリー・ジェームズがすごく良い。
美貌だけでなく、溌溂として凛々しくて、表情で見せる演技も上手い。
見とれてしまって、途中ストーリーを追い切れず巻き戻しながら観た。
女性の精神的自立や恋愛、読書愛、コ
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

なかなかのクセ玉。一筋縄では理解できない。
「愛」について思いを致すことはできたが、二人のシングルマザーの顛末とスペイン内戦に由来するお話の接点が伝わって来なかった。
でも、全部ひっくるめて「愛」に関
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

4.2

若かりし頃、バンドでギターを弾きながらも、ずっとドラムに憧れてた。
この映画に出てくる名ドラマー達はみな純粋にドラムを叩く事を心から愛していて、それを仕事にできて最高の人生だ!って言ってたけど、ほんと
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

2.5

もう一度観直そうとは思わないけど、皆さんのレビューを読んで少し理解が深まった。タイトルの意味もなんとなく分かった。お金さえ払えば無限に続く広い海で気持ちよく、且つ安全に泳ぐことが出来るんですね。
とは
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.0

ただただリリー・ジェームズを眺めたかった。
ただそれだけ。
堪能した。


ブルーレイのボーナストラックに舞踏会シーンの撮影裏話があって、一から全部作り上げたセットと知り驚いた。観ている時に、こういう
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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間(2013年製作の映画)

3.5

展開は予想できるものの、意外と見た事ないパターンのゾンビ映画。
身体が崩れていくに伴い、心も壊れていく過程の描写はなかなか良かった。
母親との関係に何やらわだかまりがありそうで、自立を目指して頑張って
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

凄かった。。観終えて4時間経つけど、まだ余韻に浸ってる。
Part1は、分かってはいたものの、途中で終わった感が強かったけど、そのモヤモヤを一気に吹っ飛ばしてくれる出来栄えで大満足。
しかも!、まだサ
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.5

これって3部作なんかな?3部作にありがちな2作目の中途半端感は否めないが、やり過ぎのアクションシーンはそこそこ楽しめた。ただ、「やり過ぎ」な割には印象は「そこそこ」。怒涛過ぎて各シーンについていけず、>>続きを読む

死を告げる女(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンススリラーと思って観たが、違った。
子供を見ごもらない男の身では解らないものがあるだろうが、観終えてとても重いものが残る。
種明かしとしての解離性同一障害とか、スリラー仕立てはあくまでも手法で
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

内戦により故郷を追われ、家族で唯一残った妹とも生き別れ、流れ流れてフィンランドで難民申請するも却下。審査官の同情は得てもどうにもならないお国事情。「自分の事は関係ない!」と必死で妹を探そうとする主人公>>続きを読む