ボギーパパさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ボギーパパ

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Red(2020年製作の映画)

2.5

原作未読。

夏帆さんの演技を観たくて鑑賞。
満足できるなぁ。なんとも言えない味がある!
海街ダイアリーで好きになったのだけど、今回の大人の演技も、ラブシーンも美しく感動的でありました。

作品として
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初恋(2020年製作の映画)

3.8

三池崇史監督・ミイケワールド全開バリバリ作品。

まったくもって荒唐無稽なシチュエーション、ストーリー、アクション、なのだが、不思議と渾然一体となり、リズム良くビートを感じる。すぅーっと引き込まれて時
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.8

静かな映画の中にアンソニー・ホプキンスの絶対的存在!

ラストが最高!

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

華やかなスターの影の部分を紡いで作り上げた作品。

四季を人生に例えるなら春の部分においても影はある。その陰の部分と、大スター・ジュディ・ガーランドの晩年・冬を直結し影の深さにより陰陽を際立たせる手法
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.4

ブラックウイドゥ VS カイロ・レン

普通の人役のスカヨハ❤️
今年は特に大活躍ですね。
ジョジョ・ラビットも良かったけど。

ローラ・ダーンはやはりカイロ・レンと戦う役(^^)

燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.3

劇場2021-73 TJ博多 

言わずと知れた司馬遼太郎作『燃えよ剣』、関ヶ原コンビ=原田組で満を持しての映画化。2020年2月に試写拝見いたしました。2年近く公開延期はかなり辛かった〜

詳細は控
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.7

アカデミー賞でもメイク部門で話題となり、昨今の世間でも絶えることないセクハラ、パワハラを主題に据えた話題作。

メインビジュアルはエレベーターの中に主演女優3人が揃うアレ。あのシーンだけ観ても眼福と言
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.6

メディアの雄・テレビ
「豊かな広告収入背景に情報や娯楽を提供する民間放送は、資本主義社会で最も成功したビジネスモデルの一つだった。」・・・とフライヤーにもあるように巨大メディアが置かれている環境はイン
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ワンが製作に携わっているのか〜(^。^)
ペレス神父の回想シーンであの『アナベル』登場(^。^)

悪霊レベルとしては相当大きなパワーを持つ悪霊。夫の浮気を苦に愛する子供を殺してしまう大罪
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

ほぼ全編涙が出っ放し、

佳山明さん、自身が障がいをお持ちの女優さん、100人のオーディションにより本編初主演というから驚き!監督も初長編作というから2度驚き‼️

主人公は脳性麻痺で、母子家庭、マン
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思ってたのと違う映画を観た時って、大概はがっかりするものだけど、はぁ〜こういう話だったのかぁ〜と寧ろ驚きと興奮を覚えた作品でありました。

最初はケイパーものかと思って鑑賞。
オーシャンズシリーズとか
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

試写行かせていただきました。

なんだ?この映画?と言うのが正直な感想。こりゃぁスウェーデン🇸🇪怒るわね・・・

アリ・アスター監督の長編2作目。前作『ヘレディタリー 継承』で度肝を抜かれたため、今度
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.2

だ〜い、どーんでーんがえし〜(^^)
ストーリーを承知の上でもう一度観たい。

撮り方が美しい。モノを、例えば机、屋敷、クルマなど並べる、その並べ方が計算され尽くしている。画面が整然としている。ラスト
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

タイカ・ワイティティ監督の丁寧な作品作りに脱帽。

はっとさせられる瞬間瞬間の積み重ねに魅入ってしまう。

まず、絵が美しい。

10歳の幼気な少年が盲信的にナチスを信奉するという異常性をお伽話という
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

Tジョイ博多にて試写鑑賞させていただきました。

日本映画界の今をときめく名優、渡辺謙、佐藤浩一をはじめ、緒方直人、吉岡秀隆、富田靖子、吉岡里帆、安田成美、火野正平、佐野史郎ら主役級から脇を固める人ま
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.2

Tジョイ博多にて試写鑑賞。

福岡在住のホラーファンの身とすればコレは観ないわけにはいかない。
にわかですが・・・

コレはネタバレしてはいけない映画なので詳しく申し上げませんが、夜中の隧道、病院や電
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.6

映画館での予告編って、お目当の映画を観に行く人の嗜好に合わせて当ててくるわけだから、「おおっこれも観たい。いや観なきゃダメだ」って思うケースが多々あるが本作もまさにソレ(^^)
監督がイ・ビョンホ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

伝説的実話を元にされたカーレース映画では初めてアカデミーにノミネートされた作品だそうな。改めてそうなのか〜って思うけれど、これ、単なるカーレース映画に非ず。

ル・マンは企業間戦争。このレースでの開発
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.6

本年年明けは注目作が多いが、本作もその一つ。全編ワンカット撮影といわれる点も注目度が上がる要因。

そのワンカット撮影という部分にどうしても目が行ってしまい、目が追ってしまうが、それ以上にやはり6ヶ月
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

1月10日夕刊各紙で映画評揃い踏み(^^)
それぞれ激賞!

ポン・ジュノ監督がネタバレしないで観てほしいと強く望んでいるとしか聞いていないので、半地下に住んでいる家族が、高台に住むセレブの家族と絡み
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.0

私、帝釈天の間近に住んでおりました。
2年ほどの事でしたが、毎朝境内、参道を通り、柴又駅まで向かいました。いい街でした。

本当に寅さんやサクラ、ひろしに満男、御前様に源ちゃん、おいちゃん、おばちゃん
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ロシア🇷🇺映画
昨年T-34レジェンドオブウォー観て以来なかなかのレベルとお見受けしましたが、本作もなかなかの作品。

舞台は発展から取り残された片田舎。住んでいるのは老人とアル中くらいの街。日本にも
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.0

フランス🇫🇷ベルギー🇧🇪ルクセンブルク🇱🇺イスラエル🇮🇱合作映画。

まずこのストーリーの背景にある中東情勢が頭にあるかがポイント。1967年第三次中東戦争当時を舞台にしたドラマを劇中劇として、イスラ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.1

Netflixで観ちゃおうかと思ったものの、3時間オーバーの作品は逃げ場のない勝負が必要と劇場鑑賞。

テーマは『家族』を想う事。ケン・ローチ監督の『家族を想うとき』同様に実の家族を想い、不器用にも「
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.0

試写拝見 Tジョイ博多にて

驚異のメイク、VFX。
アクターの身体能力、ダンススキル。
トム・フーパー監督の腕は確かなのを再認識。

ただし、役者が正直誰かよーわからんし、、、

私は舞台の方が好き
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

42年紡いだ一大サーガの完結。
この映画ほど公開が待ち遠しい作品はあまり無い。期待は自ずと高まりハードルも上がってしまう。しかも完結なので・・・

私は8にかなりガッカリしたのだが、それは9への繋ぎ、
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.8

新聞映画評、各紙で展開していた巨匠ケン・ローチが引退撤回して撮った作品。

各紙の評はそれなりに読み応えもあった。
それなりに想像もしていたが、全くもって想像の遥か上に行く作品だった。

「まだ描き切
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

普段あまりドキュメンタリー映画には触手が伸びないのですが、『新聞記者』が面白かったのでこちらも鑑賞。というか完全に引き込まれた。

まず素材である望月衣塑子記者の感覚、そして信念。パワフルな眼差し、鋭
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『シャイニングの40年後』
という触れ込み。誰も続編とはいっていないものの、あのダニーが主人公というのだし、あのホテルが目を覚ますと言っているのだから当然続編だと思って観る人が多いだろうし、私もそう思
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

10年ぶりですか・・・

正統派ホラー類・ゾンビ目・ロメロ科を愛する私としてはコメディ系ゾンビ映画にはあまり触手を伸ばさなかったのですが、この前作は別。ゾンビ自体は速い、シブとい、気色悪いと三拍子揃っ
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.5

周防監督作品好きです。

周防監督は女性主人公をホントに美しく撮りますねー。

映画好きの映画愛をこれでもか、と詰め込んだ快作だと思います。

劇中映画全て撮り下ろしとは恐れ入りました。

細部にまで
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

 色々傾向を見ると私は戦争映画、特に戦車の出る映画が特に好きなのだと改めて思う。
 各紙映画評が揃い踏みで掲載しており、かなりの高評価であったので、ワクワク。ようやく鑑賞できた。

 戦車戦は心理戦で
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影踏み(2019年製作の映画)

2.9

原作未読、何の予備知識も持たずに鑑賞したためか、私の理解力が低いからか話の構造を理解するのに時間がかなりかかる。

映像化不可能と言われた作品という触れ込みも確かにその通りで、構造を認識させるための演
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

母の愛は盲目
待ちに待って授かった子どもは目にいれても痛くない。

そりゃわかるけど、こりゃちょっとばっかり無理がないかい?おかしいでしょ?だって・・・宇宙船から拾ったんでしょ!
おかしいって思いなさ
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.5

討ち入り場面が無い忠臣蔵

お金という新しい視点で切り取ったのはたいへん面白い。殿、利息でござるや、武士のなんちゃらの系譜であるものの、豪華キャストや脚本で新しさを作っている。

岡村さんは時代劇初挑
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

4.0

久しぶりのサイコパス映画。それも快作。

こういったジャンルの映画は予告編の段階から、
①どんなタイプの罠を仕掛けるか
②どんなタイプの闇を持っているか
③どんなタイプのいたぶり方をするか
④どんなタ
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