観る前は戦争サスペンスと思っていたのですが、エニグマ解読のスリルよりも、悲劇の天才の内面にフォーカスした、ヒューマンドラマでしたね。
変わり者の天才を演じたら、世界一のベネディクト・カンバーバッチが>>続きを読む
敢えて、厳しめに。
それでも星3つ、ですが。
作り手側の観せたいもの、観客側が観たいもの、
それを「全部乗せ」しながらも、ギリギリの所で破綻無く、奇跡の完成度を誇った1作目は、文句の無い傑作であり、>>続きを読む
最近、元気の無い印象だったアダム・サンドラーの久し振りの快作。
冴えない靴職人が、自らの「技術」と周囲の人々との絆から、自らの人生を好転させていく姿は、昨今のサンドラーのキャリアも思わせます。
「>>続きを読む
音楽好きなら、一度は訪れたいハコ、大阪「味園ユニバース」を舞台にした音楽劇。
とにかく、渋谷すばる、二階堂ふみ、そして、クセものバンド「赤犬」という三つ巴の異様さw
所謂「ジャニタレ」の枠組みに収>>続きを読む
お馴染みのミュージカル「アニー」を現代風にアップデート改編。
どーせレミゼやアナ雪の、柳の下の何とやらでしょ、とスルーする気満々だったのですが、監督ウィル・グラックと言う事で一応チェック。
富豪が>>続きを読む
奇跡の傑作「セデック・バレ」のスタッフによる、もう一つの忘れられた「日本と台湾」の歴史の物語。
「セデック・バレ」もそうですが、こういう映画を日本ではなく、映画産業ではマイノリティとしか言いようのな>>続きを読む
観る前は、保守派アメリカ人が喜びそうな国威高揚映画なのかと思ってましたが、そこはイーストウッド、寄り過ぎず、かと言って批判する訳でもなく、適度な距離感で、「英雄」クリス・カイルを淡々と描いてます。>>続きを読む
「時代劇とアニメの相性はいい」という原恵一監督の言葉に納得。
現代には失われた風景を再現するのに持ってこいだし、今よりも深い夜の闇や、雲の隙間や何気の無い情景の中に潜んでいた「何か」が、現出する瞬間の>>続きを読む
傑作「once ダブリンの街角で」の監督による音楽ドラマ。
落ち目のプロデューサー、マーク・ラファロと、ミュージャンの恋人に裏切られた女性、キーラ・ナイトレイが、音楽を通じ再生していくという、ニュー>>続きを読む
モチロン、芸達者2人によるモノマネや、時に際どいイングリッシュジョークも最高に可笑しいのですが、それだけじゃないのが、この映画の魅力。
ほぼアドリブであろうと予想される主演コンビの会話の内容や、モノ>>続きを読む
「負け犬達のワンスアゲイン」ムービー。
僕の大好物ジャンルです。
今時、珍しい位の、王道スポ根。
熱すぎる一本。泣かす!!
今作が新しい所は、総合格闘MMAを題材にしている点。
リアル且つ迫力満点の>>続きを読む
久し振りに映画館で2時間を退屈と感じてしまいました。
基本どんなクソ映画でも、映画館で観る限り楽しみを見出せるのですが、今回はダメでした。こんな気分は久し振り。
あ、亀梨クンのアクションには関心し>>続きを読む
ティム・バートンの新作は、久し振りのドラマ回帰作にて、新境地。
好きな監督の1人であるバートンですが、個人的には最高傑作だと思ってる2003年の「ビッグフィッシュ」で「大人になった」以降の作品は、あ>>続きを読む
クローネンバーグ先生の新作。
ウーム、個人的には、消化不良です。
結構、映画好きの知り合いの中では、割と評判良かったので期待していたのですが、、。
名作「サンセット大通り」を想起させる、所謂ハリウッ>>続きを読む
ヤバい。
今、安藤サクラが、ヤバい。
映画好きを自認する日本人は全員、早く映画館に駆け付けて、安藤サクラを観なければならない、と提言したいです。
自堕落な生活をおくり、ブヨついたカラダを猫背に丸めて>>続きを読む
この映画、完全に売り方を間違えてる気がするんですがw
予告編を見る限り、典型的な家族向けディズニー映画。
家族を亡くして傷付いた少年がケアロボットとの交流で癒されていく、、という、オッサンの心の琴線>>続きを読む
アメコミ好きとして外せない一本ですが、予想通りと言うか、恐れていた通りと言うべきか、微妙な出来、、。
フランク・ミラーのグラフィックノベルを、モノトーンの世界観をまんま映像化するというアイデアの斬新>>続きを読む
映画「0.5ミリ」
今、日本で一番スゴい女優、安藤サクラさんの会心の一撃。
奇しくも、キネマ旬報主演女優賞受賞の発表当日に、柏のキネ旬シアターで鑑賞。
実姉、安藤桃子さんによる原作、監督作にて、思>>続きを読む
2015年劇場鑑賞はじめ、に選んだ一本。
懐かしい友達に久し振りに会って、明日からの元気を貰う様な作品でした。
フランス人留学生グザヴィエと仲間達の青春を描いた「スパニッシュアパートメント」
駆け>>続きを読む
名優ウィリアム・H・メイシーの初監督作。
バンドメンバーにベン・クウェラーがいたり、フレイミングリップスやデスキャブなんて名前も出てきたりして、インディロック好きは、とても楽しめると思えます。
吹き>>続きを読む
アナケン好きとして、一向に日本公開されない状況にシビレを切らし、
既に輸入BDで鑑賞済みでしたが、やはりスクリーンで観ると格別でした♪
アナケンのブロードウェイ仕込みのハイパーフォマンス、相変わらず>>続きを読む
初日初回、IMAX3Dで浴びる様に鑑賞。ココに、この作品の素晴らしさを書き留めようと何度もアプリを開きながら、何度も止めて、今ここに至ります、、。
結論、私にはこの作品の素晴らしさを語り得る言葉はあり>>続きを読む
結局、前作と本作、退屈な印象は拭えませんでした。
原作に忠実な、本当に丁寧な作りには、好感は持てます、が、ただそれだけ。
「原作に忠実」=映画としての面白さ、とは別モノでしょう。
ほぼ完璧な原作漫>>続きを読む
またもや実在の人物に挑んだチャドウィック・ボーズマン。
「また?」と、ちょっとうがったスタンスで観始めましたが、即土下座。
JBを単なるモノマネではない、本物のパフォーマンスで蘇らせてます。
伝説の>>続きを読む
若き天才グザヴィエ・ドランの才気溢れる傑作。
AHDH、吃音、シングルマザー、、社会的に阻害された孤独な人々への、あくまで優しい視点と、共感。束の間の幸福と、悲しい別れ。そして、僅かな希望。
大胆>>続きを読む
いつものテリー・ギリアム映画です。これで通じるでしょう。
好きな方は、どうぞ安心して映画館に足を運びましょう。
キテレツなビジュアルイメージは是非大きなスクリーンで体験すべきです。
シニカルで、知的>>続きを読む
少々、下世話な書き出しで始めるならば、ぺ・ドゥナ様、キム・セロンちゃんという韓国映画界、新旧実力派女優共演というだけで、映画ファンとして大注目でしたが。
しかし、この作品の肝は、長編初監督作とは思え>>続きを読む
相変わらず、静かに、しかし確かに、観る者の心に残る映画を撮るダルデンヌ兄弟。
前作の「少年と自転車」でもセシル・ドゥフランスをとっても素敵な女性に描いてましたが、今作のマリオン・コティヤールも素晴ら>>続きを読む
キャパ賞受賞の名カメラマンでもある、シャウル・シュワルツ監督による美しい撮影が、凄惨極まりない残酷な現実を、より効果的に浮き彫りにしている。
善良で素朴な市井の人々が搾取され、富める者の飽くなき欲望が>>続きを読む
ロボットやA.Iに魂は宿るのか?というテーマはSF的には使い古されたネタ。ロボットを人間に見立てた、神と創造物のメタファーも見慣れたお話。
題材や着眼点がフレッシュだった「第9地区」や「エリジウム」と>>続きを読む