Tiger1717さんの映画レビュー・感想・評価

Tiger1717

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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

近年の漫画原作モノの中でも、とりわけ原作へのリスペクトを感じる脚本。そのシーンもやっちゃうんだ?って思う位各所大事に描かれていて原作ファンとして嬉しい。特にアイヌ文化のパートに関する部分に丁寧に時間が>>続きを読む

サムワン・インサイド(2021年製作の映画)

3.6

スクリームみたいなスラッシャーかなと思ったら良い意味で青春多め。被害者の仮面を被る犯人像も、痛い残虐さも、襲われる恐怖感もしっかりあって高評価。
特に主人公グループのキャラがしっかり背景からあって、思
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

2.5

演出やアングルは典型的スラッシャーだが、圧倒的にテンポが悪い。殺し役が弱い、詰めが甘いで爽快感もなし。ネタもすぐバレる。
モール建設派の自治体職員って事で老人がギャーギャー襲われてるのは新鮮だったけど
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ボイス -深淵からの囁き-(2020年製作の映画)

3.7

みぞおちに重くのしかかる様な恐怖。
ドンッ!バンッ!でびっくりさせるのではなくて、常に嫌な気配と不穏な空気。
OPからして「あーこれは当たりかも」と思わせてくれるカメラワークとBGM。期待通りに陰鬱で
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エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.1

前作が続編ありきなラストだったのと、主演続投なので連続視聴したが…。ないわぁー。
チャンピオンシップという楽しげな設定が悪い方に作用してる。謎解きが早すぎてテンポが良くて逆に悪くなっちゃってる。ポンポ
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.4

「CUBE」と「ソウ」を足して2で割ってちょい薄口にしました。みたいな映画。
前半からの伏線とか、各人の過去のトラウマ体験ももっと伏線で引っ張って欲しかった。それにみんななんだかんだ良い人ばっか。人間
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

鈴木亮平が素晴らしい。
キャラクターの再現度が完璧。実際にキャラ設定と同身長らしいが、その佇まい、ベージュコートの着こなし、海外に練習に赴いたという銃の所作、肉体美、コミカルシーンに笑顔、モッコリ。彼
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

とにかくオシャレ。
スタイリッシュホラーってなんのこっちゃと思ったけど、観て納得。映像がとにかくスタイリッシュ。OPのライティングからしてもう期待大。カメラ割りも衣装も音楽もキャラクターも非の打ち所が
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

3.2

シックでダーク。忠実にゲームの世界観に従っている。建物や衣装はもちろんのこと、アクションシーンやカメラワークまでゲームでプレイしたあの感じのまま。ファンには嬉しいポイント。
アサシンシリーズはゲームで
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.7

1が想像より良かったので勢いで2も同時鑑賞。
1に比べて格段にアクションシーンがレベルアップしている。基本的にスタントは使わず岡田准一本人が体当たりらしいけど、冒頭の車のシーンと足場を組んだ団地シーン
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.6

久々に鑑賞に耐えうる邦画の実写化版。
想像以上の骨太アクションは岡田准一ならでは。コメディ要素もふざけ過ぎず、多過ぎずちょうどいい。直前にもっとシリアスキャラ演技の岡田くんも見たけど、背が小さい分どう
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.6

コールオブデューティーと地球防衛軍を足して割ったようなストーリー。
特に目新しさはないものの、軍隊モノをアツいチームスピリットに溢れている。ウーラー!って言いたい。それにしてもサントス活躍し過ぎだろ。
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

キレキレのアクション岡田准一。
爽やかイメージだったが意外にサイコパス演技がハマってた坂口健太郎。
ヤクザの娘にしては可愛らしすぎる松岡茉優。
存在感のあるオーラMIYAVI。
そして流石の大竹しのぶ
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BLEACH(2018年製作の映画)

2.6

MIYAVI見たさに観賞。
原作は全巻読破したファンだけど、うーん。
原作作者が好きな洋楽っぽさを出そうとしたのはOPだけで残念。もっと演出もBGMもバシバシ効かせればいいのに。一護の部屋だけじゃなく
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

ホテルに来る人はみな仮面を被っている。
ホテルマンはその中を見ようとしてはいけない。

「お客様は神様」なサービスを提供するホテルマン。
お客様はみな一癖二癖事情持ちの怪しい人達。みな疑わしい。ホテル
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檻の中(2022年製作の映画)

3.5

怖い人はいつも案外近くにいるのが怖い。
主人公の行動力。明らか問題アリな子を引き取るとか、警察から資料盗んで自ら捜査して1人で乗り込むとか。旦那を筆頭にもっと周囲と協調性持ってほしいとハラハラする。
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ロアー(1981年製作の映画)

3.6

“史上もっとも危険な映画”という触れ込みで有名な今作。
とにかくすごい数の猛獣達。画面を埋め尽くすライオンとトラ。1頭や2頭ではない。群れでいる。野生味溢れる大きな成獣のオスも。
安全担保などないであ
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ガール・イン・ザ・ボックス(2016年製作の映画)

3.2

有名な事件がベースなだけに内容を知ってしまっているせいか。実話だから観ていられるが、映画としての出来は悪い。
テンポや場面転換などイマイチ心地よくないので、観てるとダレてしまう。
抵抗したら殺されるが
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

3.4

分かりやすいハリポタ的ファンタジー。
善も悪も複雑だからこそ人間ってことか。

衣装がとにかく豪華なのが観ていて楽しいが、キャスト全体的にポリコレへの配慮を随所に感じざるを得ない。

クリープ(2014年製作の映画)

3.7

低予算のインディーズホラー。
ずっとハンディーカメラ撮影の映像で、登場人物も2人だけ。ながら脚本というか、アイデアというか、主演俳優がすごい。
山小屋だけでなく場面変わってからの展開は予想を超えてた。
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.6

人気作のナンバリング続編に当たりは少ないが、久しぶりのスクリーム良かったなー。
原点回帰をうたってるだけある。
初作へのオマージュてんこ盛りでスクリームの好きな所はしっかり踏襲&オリジナルメンバーやそ
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.5

難解なストーリー。
Netflixの潤沢な予算ならではの美しい映像。

細胞分裂がストーリーの肝。ストーリーが難しくて途中「ん?」ってなる。
CGも造形も美しい。ナタリーも素敵。でも難しい。気軽にバイ
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銀魂(2017年製作の映画)

3.3

福田組の魅力は「大人の学園祭」のようだ。
仲の良い大人が集まって楽しそうに自分達の面白いをつくる。
真面目にかじりついて観るようなものではないけれど、多彩な小ネタと贅沢な出演陣を見逃したくないからしっ
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さよならドビュッシー(2013年製作の映画)

2.4

久しぶりにひどい邦画。
棒読み役者がいっぱいいて萎える。
清塚さんの演技はともかく、演奏シーンだけが観るに値する。
ストーリーも序盤でオチまで読めちゃうし、ミステリー要素弱すぎ。
せめて遥とルシアは従
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ツーリスト・ガイド・トゥ・ラブ 恋のツアーガイド(2023年製作の映画)

3.5

定型パックのラブコメinベトナム。
肩肘張らずに観れて、ベトナムはホーチミンからハノイまで、中部のビーチやカントリーサイドまで巡るのでツアーとして楽しめる。
「ここはしてくれるよね!」と思う伏線2ヶ所
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

「好き」には色んな種類があって、全てが即物的ないわゆる恋愛には繋がらない。
好きになったこと、好きになってもらったことを後悔せずに済む。そんな素敵な恋だった。

全体の色調も良く、まさに雨上がりの様な
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アリソン(2016年製作の映画)

2.8

事件そのものは信じられないくらいに凄惨で、生き延びたアリソンは手放しで賞賛に値する。
が、ドキュメンタリーの構成としてフェアリーテイルの様に作られている演出がアンバランスで個人的に好きではなかった。
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.8

言葉を選ぶが、すごい映画。
サーカス団員を演じる様々な本物の障がい者。
その是非を問う色々な声がある中で、この映画がアマプラで観られるのはすごい事だと思う。
初めはその見た目にやはり驚いてしまうが、観
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湿地(2006年製作の映画)

3.6

アイスランド映画らしく、暗く青く冷たい映像。
その色調の様にストーリー展開も華々しいものではなく当然淡々と暗め。
ハッピーエンドなど期待してはいけない暗い映画なので観る人を選ぶと思う。私は嫌いじゃない
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ザ・ディープ(2012年製作の映画)

3.3

派手なアクションや演出はなく、静かに静かに事故から以後を描いている。
すごく寒かろうに、アイスランド人はみんな薄着だなあーとか、機関室でも病院でも始終タバコ吸ってるなあーとか。そういう生活面に目が行く
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.1

長い上にとにかくテンポが悪い。
各挑戦者のキャラクターの描きが弱い分、感情移入もしにくいから誰が助かっても死んでも「ふーん」となってしまう。
「バトルロワイヤル」がやりたかったB級ゲームって感じでがっ
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ELI/イーライ(2019年製作の映画)

3.3

自己免疫疾患も重度になるとこーなってしまうのか…と序盤スタートしてから、薬の副作用か幻覚を見始める。本当に幽霊を見てるのか、副作用なのか分からず恐怖の中盤。
そしてラスト。とんでもない真相が。

途中
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.4

「シャイニング」の続編というか能力者バトル。
むしろ「シャイニング」の雰囲気が好きな人にはオススメ出来ない全くの別物。
一応、主人公は息子のダニーだし、ホテルも出て来て舞台設定としては前作を観ておいた
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.5

役者陣の好演に乾杯。
二宮和也自身も祖父だったか身内に抑留経験者がいたと聞いた。思い一入の演技はいつも以上に見応えがあった。
松坂桃李と桐谷健太は相変わらず抜群の安定感で、虚無や絶望がきちんと瞳に宿っ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.6

誰が嘘を吐き、誰が真実を述べているのか。
冒頭から主人公の弁護士は言う「弁護に真実も被告人への理解も共感も必要ない」と。
だが色んな嘘の向こうに真実らしき物が見え隠れしてきて、誰よりも真実を知りたがる
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.6

“狂人”になるのも、それを創るのも、存外簡単なことなのかもしれない。
夢と幻覚の境目はどこか。
自分は正気だと決めるのは自分か他者か。
大多数がそうだと言えばそれが真実になり得る。

エンディングを観
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